2025年7月9日水曜日

ガラスの器で涼を楽しむ、七月の月釜。

 つい、

口から出る”暑い”ーーー。

 でも、

しばらくはこの暑さは続く模様。

そうなれば、

なんとか、

そこを逆手にとって、

楽しむしかない。

 そこで、

今月の月釜。

器で、

涼しさをいただきましょう。

 今日の主役は、

こちらの皆様。











ご一緒いただく、

M様コレクション。

長年、

ご自分の目に適ったガラス器を、

コツコツと

集められたもの。

菓子器も、

ふり出しも、

薄器も。

 後ほど、

総勢十七名で、

楽しみましょう。



待合には、

こちら。

そろそろ、

市中では、

鉾建てが始まりました。




連日の暑さでも、

お庭の木々は元気。

さすがです。





力強い字体の扇子。

”祇園御祭”

綾村 担園 筆。




トンボの香合。

 ちなみに、

トンボは、

勝ち虫と呼ばれ、

戦国〜江戸時代の大名に、

好まれた模様だとか。

 床のお軸は、






力強い字体は、

大徳寺 如意庵主 

立花大亀老師 筆。

”清泉踊石上”。

想像するだけで、

”涼”。







かわいいピンク色がキャッチーな、

祇園花笠槿。

花入れは、

竹製の、

ちまき。

素敵です。

 今日の天井画は、




小ぶりな茄子が三個。





朝顔も。

 みなさん集まり始め、




元気一杯の、

太陽を浴びた夏野菜たち、

ズッキーニ、

茄子、

ご一緒いただくY様が、

畑からおもちいただきました。

ラタトイユかなあ、

さっと炒めても、

パスタにしても。

ありがたやー。

 手を清めて、

席入り。





今日の点前は、

蓮の葉っぱを使った、

葉蓋水指を使ったもの。
















蓋に見立てた蓮の葉っぱに乗る水の塊。

うつくしー。




透き通った質感の主菓子が運ばれ、

自然に、

笑みが溢れます。















聚洸 ご製の

”巻き水”。























つるんとした質感。

取る際には、

ちょっと気をつけて。




















葉蓋のお点前の、

一部。

















































この後、

葉っぱは、

畳んで、

という感じです。



菓子器の上が、

スマイリーフェイス。












一つずつ、

個性がある、

涼しげなガラスの器に、

薄茶が、

点てられていきます。






















美しく、

美味しく、

いただきました。













飲んだ後の、

模様も、

楽しみの一つ。




これは?

ゴーヤっぽい。











菓子器は、

黒と白の二種類。

どちらも、

涼しげで、

上の載せたものを、

引き立てますね。

















何やら、

談義中。






こちらは、

そら豆?

黒だけで、

涼しげで、

キラキラもあり。







黒いガラスに、

青い光。

蛍を思い出しました。








こちらは、

形も美しい器。

白玉ぜんざいとか、

プリンアラモードとかも、

合う筈。

















飲んだ後も、

眺めて、

楽しく。






























薄茶が入ると、

より、

器が引き立つ、

という楽しみ。





透き通って見える、

楽しみ。













ガラスに映る、

部屋の様子も、

よき。




優しい桜色。














美しいグリーンの、

ふり出し。

金平糖を、

大人として、

あるべき

数だけ取り出すのが、

難しい。

出てきた瞬間、

わーって、

声が出ます。




こちらも、

寄りで見ると、

かわいい模様が。










東京カラマリゼが載った菓子器も、

チラ見えで、

美し。













メジロちゃんがかわいい、

色も爽やかな、

ふり出し。

こちらも、

金平糖が。

今度は、

うまく

数粒、

ふり出せましたー。













今回も、

半東のT様のおかげで、

スムーズに、

進みます。

ありがとうございます。





















韓国のお菓子、

あんドーナツに似た、

懐かしいお味。


T様のお着物と、

祇園花笠槿が、

いい感じで、

撮影の一枚。

 ガラス円筒の薄器を拝見。


































美しく。

金も鮮やか。













薄器と茶杓を

お詰めから、

正客へ。













総礼にて、

お開き。





夏を軽やかに過ごして、

次回は、

少し、

秋の気配がありますように。








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