今年は気候が爽やかだなーって、
思ってたのに。
いやいやいや、
ついにやって来ました。
蒸し暑さと気温上昇。
まだ、体が慣れてないので、
結構身体にきますね。
さて、昨日は月一回の月釜。
梅雨はまだだけど、
先に蒸し暑さがやって来て、
着物も,
もちろん単衣で。
お花は、
水を打った石が、
涼しげ。
緑がどんどんと大きく濃く。
戸が、すこーし開けられて、
どうぞ!の合図。
涼しげな青磁の香合や、
ホタルブクロも、
皆様をお出迎え。
そして、
この方もデビュー。
頑張って、
燻してねー。
さあ、席入り。
皆様のお着物も、
単衣になり、
色合いも涼しげ。
床には、
トンボの香合。
夏ですね。
この時期貴重な”沙羅双樹”。
一日花と言われ、
余計に愛おしく。
一緒に入っているのは、
かのシーボルトの”日本植物誌”にも載った、
ヤマアジサイの変種の”シチダンカ(七段花)”。
花入れは、
涼しげな色が魅力の、
紫交趾。
お軸は、
”福寿海無量”。
東福寺管長 毎宗恵鏡(まいじょうえきょう) 筆。
仏語で、
いろんな解釈があるようですが、
一番わかりやすいのが、
”幸せはあなたの周りに、海のごとく満ち溢れてますよ_”。
まあ、日々色々ありますが、
これは、勇気が出るお言葉ですね。
さて、
きょうはいよいよ”濃茶”デビュー。
お茶を習ったことない
私なりの、
解釈で、
書きますね。
なにやら、
段重ねの菓子器に、
黒文字と主菓子が。
説明を聞き、
正客から、
どんどん
主菓子を懐紙に。
来ました。
この時期嬉しいお花、
”鉄線”の形の主菓子は、
鶴屋吉信のご製。
花びらの形、
しべの色も魅力的。
パクパクっと。
美味しくいただきました。
さて、濃茶のお点前。
濃茶が出来上がるプロセスは、
さながらお料理。
茶器から、
お抹茶を、
最後、
ダバダバと振り出すのが、
なかなか。
薄茶の時と違う、
いろんな所作を聞きつつ、
三人のチームで、
味わいます。
濃茶は、
次の方に手渡しで、
冷めないように、
手早く。
撮影の余裕、
ないない。
飲み終わった後、
こんな感じ。
意外なことに、
なかなか甘くて、
味わい深く、
美味しかったです。
飲んだ後、
ささっと、
小茶巾で、
拭く。
小茶巾は、
横長を三等分して、
二等分*2。
次回は、
小茶巾入れを持参しよう!
濃茶の茶碗は、
柄のない、
シンプルな茶碗で。
楽焼や、高麗、唐津、瀬戸、美濃、萩。
などだとか。
格が高い、
ということでしょうか。
ふむふむ。
お干菓子が、
運ばれてきました。
モンロワールの、
チョコレートと、
新潟の銘菓、
雪国庵あめ友 ”うす氷”。
美味しく、いただき、
口の中が、
甘さで満杯。
薄茶が待たれます。
薄茶の茶碗は、
打って変わって、
カラフル。
少しのカジュアル感が、
嬉しい。
いいですねー。
再び、
”福寿海無量”。
幸せは、
海のごと、
あなたの周りに。
そう思って、
日々、
生きたいですね。
デルフト焼独特の、
濃い紺色も、
嬉しく。
私の茶碗も、
露草の柄で、
この時期、
ぴったり。
そして、
JRの遅延で、
長らく電車の中に、
閉じ込められた、
我らが”女将”、
ついに到着。
本当、
お疲れ様でした。
無事、間に合って、
よかった〜。
コース料理を、
一気にいただく感じで、
主菓子、濃茶、干菓子、薄茶。
拝見の時間。
可愛い雲の模様。
大燈金襴。
総礼で、
お開き。
来月は、
いよいよ、
とびっきりの
夏が来そうだわー。
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