2011年5月31日火曜日

すばらしかったMACBETH

 昨晩無事マドリッドから帰国。

いっぱい浴びた太陽でほてった体も、

肌寒いイギリスの天気に、一気に冷えました。

マドリッドのブログは後日じっくり書くとして、

今日の夜見に行ったマクベスのオペラの感想を少々。

 連日の過密お遊びスケジュール故、途中で寝るかしら?と

思いましたが、いやいや今日の演目はすばらしかった。

例のごとくオペラの知識のうすーい私。

一応行く前にあらすじをさらっと見て、シェークスピアものなので、

血なまぐさい、しかもおもーいかなあと思っておりました。

 実際は、まず歌がすばらしい。

マクベス役のSIMON KEELYSIDE.

歌もさることながら、演技もすばらしい。

そして、何よりも”ブラボー”の声が

歌舞伎の掛け声のようにこだましたのが、

マクベス婦人を演じたLIDMYLA MONASTYRSKA.

力強い歌声も魅力ですが、小さな声でささやくように歌うとき、

圧巻でした。

演技力、、、すばらしい。

今まで5演目オペラを見ましたが、ダントツに感動しました。

大勢で歌う際の迫力、舞台の美しさ。

感情移入もしやすい劇でした。

 私のようなオペラビギナーにもお勧めです。

連日のハードスケジュールをこなす日本から遊びに来ている姉も、

超絶賛でした。







オーケストラもすばらしかった。

 明日は、ケンプトンアンテイークマーケット、花の仕入れ。

では、おやすみなさい。

2011年5月27日金曜日

RHS CHELSEA FLOWER SHOW 2011

 今日は昨日までの風もぴたっとやみ、

気持ちのよい晴天です。

昨年は初日に参戦したCHELSEA FLOWER SHOWですが、

あまりに混んでいたので、今年は二日目にしました。

朝も、開門の8時ではなく、10時過ぎに到着。


入り口に近づき、わくわくします。


このずらっと並ぶ木々が、すでに素敵。

 とここまで書いて、昨日はGIVE UP.

残りは今日書きました。




これは、メインスポンサーの M&G の GARDEN.

野菜をメインに植えた、大きめでお洒落なかごのプランターを並べ、

奥には空中リビングのようなスペースを確保。

デザイナーは、私の愛読するSUNDAY TELEGRAPHの、GARDENINGのコラムを

担当する人気のデザイナー BUNNY GUINNESS.

なかなかかわいいお庭でしたが、評価はSILVER-GILD.

GOLDには届かず。




こちらは、MONACO GARDEN.

正面に小ぶりながら豪華なPOOLがあり、奥には素敵なリビングスペース。

空中庭園には、一面ラベンダー。

壁面にきれいに植えられた植栽も、超魅力的。



空中庭園の手前にあるオレンジの木が、地中海の気候を彷彿させて、

わくわくします。



こちらにも。

今回の流行は、空中庭園や空中デッキ。

あちこちで、見られました。

前評判で、群を抜いていたのが、IRISH SKY GARDEN.

なんと、お庭の中に、小さなGARDENを巨大クレーンで吊り上げたものを配置。

人をのせて、あがったりさがったり、、、

映画のアバターからINSPIREされたとか。

でも、そのクレーンが妙に目障りで、私としては、あんまり、、、でした。

写真も撮り忘れ。

 11時半ごろから、TALKING FLOWERSのブースの中で、じっと待ちます。


SIMON LYCETTのデモです。

超満員で、立ち見もでました。

昨年見てから、ファンになりました。

お花選びのセンスのよさ、手際のよさ、話のテンポのよさ、

そして、必ずお花のアレンジのための大事なポイントを

余すことなく、トークに取り入れております。

おばちゃん扱いも抜群!

 一つ目のアレンジは、黒いハランを使って、

ベースを作ります。



斑入りのHOSTA、そしてカラー、アジサイと続きます。



GREENのカーネーション、モルセラ。



シャムロック(菊)、そしてバラ。 さらにアンスリウム。



背の高い黒いVASEにのせて



なんと、それをガラスの器に入れ、下からキャンドルでてらし、

周りにトピアリーのアレンジをおいて、完了。

 もうひとつは、全く違う色合い。



まずは、かわいいピンクのあじさい。



その間に、アルケミラモリス、ビバーナムスノーボール、ピンクにグリーンが混ざった

アジサイ、、と入れていきます。



芍薬、ダリア、バラ。 豪華!



アマンランサス、ラン、そしてゆりも。

ちょっと多すぎ?

 でも、そのパフォーマンスに圧倒されました。

みなさんの質問にも、丁寧に答えて、好感度抜群!

来年も是非見たい。

もし、ショーに来られる方は、必見です。

SYMONは毎日12時からデモをやります。

 さて、庭に戻ります。

植栽は圧倒的に、旬の野花のようなものが人気です。



 


BBCの中継にも遭遇。

笑顔の素敵なNICKY CHAPMAN.





こちらは、去年から参加のマレーシアガーデン。

ほとんど花を使わず、水と緑のコントラストが秀逸。

蓮池も素敵でした。

 GREAT PAVILIONの中は、苗屋さんが丹精こめて育てた

お花がずらり、、、圧巻です。

















紹介しきれず、残念ですが、圧倒的なレベルと量。



こちらは、タイからお越し。

その手作業の緻密さ、、、素敵です。



このお魚ちゃん、、CUTE過ぎ。



隣接するTHE ROYAL HOSPITAL.

そのきりりとした佇まい。

で、その退役軍人の方たちのキャラクターグッズが、



ショーの中にもお店があり、エプロン、なべつかみ、TEA TOWEL,,,

かわいくて、はまります。

 そして、帰る前に必ず立ち寄るここ。



大好きなGARDEN TWINE のNUTSCENE.



今年は、パープルの紐を買いました。

 帰りにピムリコロードのウイリアムカーリーで、お茶を飲み

ほてった頭と体を鎮めます。

きれいな花や緑、、、癒された素敵な一日でした。

2011年5月25日水曜日

蜂蜜色に光る町へ THE COTSWOLDS

 今日は、コッツウォルズへドライブ。

まず町の中を川が流れる BOURTON-ON THE-WATER へ。


駐車場に行って、びっくり。

イギリス人の観光客がいっぱい。

観光バスもたくさんとまっておりました。





ダックさんが競争です。

一緒に連れて行ったtakuchann が、威嚇しようとねらっておりました。






絵になる風景がいっぱい。

やはりなんといっても、はちみつ色の石でできたおうちが魅力。

 お昼は近くの村にある、daylesfordorganic のレストランへ。

今や青山にもお店を出す人気店。

普段はピムリコかノッテイングヒルのお店に行きますが、

今日はこちらへ。



dog parking のサインがお出迎え。



絵になります。







どれもほしくなる、雑貨やお花が並びます。



抑え目の色目が、購買欲をそそります。



野菜もおいしい。

ジャムは特にお勧め。



お昼には、バーガーとステーキサンドをみんなでシェア。

石釜で焼かれて、香ばしくて美味。

付け合せの野菜も、うまっ。

(写真撮り忘れ)



エルダーフラワーのジュースと、レモネード。

素材の味が生きた爽やかなお味。

食後のケーキは、チョコレートケーキとアーモンドタルト。



イギリスの食のレベルも、ここまで来たか、と感動(涙)。




SPA もあります。

平日のこんな田舎なのに、なぜか人がいっぱい。

しかも、裕福な感じの方が、、、

お店の方に聞くと、ほぼロコの方だとか。

イギリスには、豊かで洒落た田舎が多い。

 帰りにSTOW-ON-THE WOLD に寄ります。







ここはANTIQUEのお店がとても多く、

その中の一軒をひやかします。

質の高い家具や小物が、並びます。



町並みは昔のまま。



お天気もよく、帰りのドライブも快適。

 明日は、いよいよチェルシーフラワーショー。

BBCでの予習もばっちりです。