2011年5月8日日曜日

お茶会前日 お庭の和花  (京都にて)

 もう三週間以上経ってしまいましたが、忘れないうちに

記事を書きます。

京都の姉宅で、5日ほどお泊りし、

お茶会にも参加しました。

 その前日の準備のひとつとして、

お庭のあちこちにあるお花を使い、

ウエルカムフラワーを、僭越ながら、

私が用意。

 はるか昔に小原流をちょっとかじって以来、

和花には縁がありません。

去年の夏、京都の”谷中”さんで、一日講習を受け、

それが今回のアレンジに、とても役立ちました。

 昨年の写真から、、



こんな投げ入れや、




かわいい亀さんの花止めを使い、

野菜かごに、アレンジ。



三帰来や鉄線、、、まさに季節のお花を活けていきました。

和花のブーケは、


和紙でくるりと巻いて、水引でぎゅっとしばって。

おしゃれですね。

 基本の活け方は、これ。


何流だったか思い出せないのですが、ひとつのお花は向こう側に活け、

仏様に向けるようです。

 この日の記憶を元に、お花を用意します。


使ったお庭の花の名前は、

 *紅蘇芳(べにすおう)



 *白蘇芳(しろすおう)

 *アブラチャン(楠木科の低木)

   名前にはまってしまいました。 ”油ちゃん??” とか思ったりして。

 *辛夷( コブシ )

    花は木蓮より小さめで、健気でかわいい花です。

 *諸葛采 ( ショカツサイ )  むらさき花大根

   諸葛孔明が出陣の際、この種を蒔いたとか。

   お庭にたくさん咲いていて、今回のアレンジの色を添えるのに

   貢献してくれました。

 *貝母 ( バイモ ) あみがさゆり

   今回の一番のお気に入りがこのバイモ。

   形も清楚で、色も素敵。

   中国原産ですが、万葉集にも詠まれ、

   日本には薬草として、入ってきたようです。

   水揚げもよく、以外に丈夫です。



和花は、名前にも、なんだか story を感じますね。

姉の花の知識は、茶花中心、

私は、洋花ばかり。

姉妹でも興味の違いに、笑えます。

青磁の花入れに投げ入れ。

 最初に丈夫な枝ものをいれ、それを支えにして、

次々にお花を重ねていきます。

同じ種類のお花を重ね、グルーピングで活けます。

くるっと回って、どうしても良い方向に向いてくれないときは、

下の方の枝をちょっと折って、方向を定めております。



前日にお庭に行って、いただいたお花を大切に水揚げ。

とったお花の全てを使いました。

お庭からのお花をアレンジ、、まさに理想ですね。


待合(まちあい)の作品は、

”都おどりの舞子の絵”。

これは、茶会の趣向を暗示する、大切なものだそうです。



これは、姉のこだわり。

お茶会を催すときに登場するウエルカム天使さん!

お友達のジュエリーデザイナーの方の作だそうです。

 こうして、明日客人をお迎えする支度が、整いました。




お茶会当日は、次の記事へ。

私のワンダーランドの旅(笑)は、続きます。


 

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