2011年3月31日木曜日

Arrangement with 春の球根花 ♪

 今日は、冷たい雨のロンドン。

でも、お庭がちょっと干上がっていたので、うれしいかも。

 昨日仕入れたお花を使って、今日はアレンジ会!

お子様の受験やら、お引越しやらでなかなか来れなかった方も

今日は、ほぼ参加。

Siu というアメリカ人の方が参加のため、一応英語でやります。

でも、時々ごっちゃになり、英語で始まり、語尾は日本語だったり。

彼女は、もともと香港出身で、しかもビジネス英語の先生だったこともあり

我々日本人も、なんとなく英語を話しやすいので、助かります。

 British 独特の英語の話や、今時(いまどき)若者英語の話、、、

で、ちょっとした英会話教室もかねております。

コーヒーとお菓子で、Warm Up し、アレンジにとりかかります。

今回のテーマは、”雑貨にたよらないアレンジ”。

といっても、私が雑貨好きで、ついついいろんなContainer を使って

アレンジするので、自然とContainer がたまります。

これはいかん! と今日は、簡単なプラスティックのトレーに

オアシスをSET して、アレンジします。

 ラスカスとユーカリで、はじめにフレームを作り、

チューリップ、アネモネ、と柔らかい茎のものからいれ、

ブヴァルディア、最後にムスカリで仕上げます。



ムスカリはもうすぐシーズンが終わり、来年まで見れません。

この水色は、今日のピンク&レッドにあわせると、

途端に”春”が来ます。

 集合写真をカメラの上手なSIUの提案で、

アーチに並べてみました。



違うアングルから



お天気が悪いのと、私のカメラが未熟なのと、、で今一歩色がでない。



明るい玄関で撮ってみました。

 アレンジのあとは、サンドイッチや紅茶で、おしゃべりTime!

今日は、英語なので、そちらの勉強にもなり、よろしいかと。

N子様のお嬢様が、大学の始まりが5月になったので、

こちらに遊びに来られています。

得意のお菓子を焼いてくれました。

写真もとらず、ぱくぱく食べましたが、

食べ物大好きSIUが、クリームが三層になっている!と感動しておりました。

最後の一個を撮影。



ほんと! とっても美味でした。

作りすぎたら、いつでもお手伝いに行きます。


 3時に解散して、皆様母親業に戻っていかれました。

つかの間、家事と育児を忘れて、ほっとした時間を提供できれば

うれしいです。

2011年3月30日水曜日

好きな時間

 今朝はどんよりとした曇り空から始まり、

冷たい雨、、、そして今は晴れ。

イギリスらしい空模様です。

 明日のお花を仕入れに、いつものガーデンセンターへ。

サマータイムが始まり、5時起きはつらい、のと、

やはり花市場は、本数を調節できないのがネック。

なので、10本買いができる方に向かいました。

雨模様ながら、超混雑。

本格的な Gardening Season 到来ですね。

この時期にしかない、春のお花をなるべくセレクト。

レジにお花を全部並べた時点で、

ピンクの淡い色が気に入って買ったラナンキュラスの葉っぱが

一部変色したのを発見!

いそいで、レジのベルト(?)に並べたお花を撤収し、

もう一度お花売り場に向かいます。

お花の鮮度は、花粉や花びらも大事ですが、

やはり葉っぱのチェックが欠かせません。

 再び、並んだところ、なぜかお金持ち風のイギリスのGentleman に

横入りされ、むっとしました。

この国は、列に関しては、とても節度があるのに、、、

余計いらっとします。

 気をとりなおし、すぐ帰路に着き、そっさく水揚げ。

セロファンのラッピングが、少し水蒸気でくもっています。

少しの移動でも、酸欠気味です。

 急いで、作業にかかりますが、

中には、残念なものの。


10本ずつくくられたアネモネの何本かが、つぼみのまま

蒸れてしまっています。

一応短く切って、レスキューします。



               フリンジ咲きのチューリップ



               アネモネ



               ブバルディア


 
               もうすぐシーズンが終わるムスカリ

これに、ユーカリとラスカスも使います。

きれいにバケツに並ぶと、達成感!

お花もちゃんと呼吸できている気がして、うれしいです。

 今朝、庭を見ると、プラムの木に、白いかわいいお花が。

東京の桜も開花宣言しましたね。

でも早速たくさんのはとが、花芽を食べております。



”梅とうぐいす” と違い、”プラムに鳩”、、、

なんだか風流とは ほど遠いですね。

2011年3月29日火曜日

ほぐれた心♪

 今日もロンドンは、春の陽気に包まれております。

うちのわんこさんも、お庭で鼻をくんくんさせて、

春の香りを楽しんでいるようです。

 久しぶりに日本のお友達に、電話をすることに。

メールのやりとりは何回かして、無事もわかり

元気でやっているのはわかったけれど、

停電などの事情もあり、電話は遠慮しておりました。

でも、なんだか声が聞きたくなり、電話してしまいました。

 最初は、今回の震災の話題だったものの、

しだいにいつもの調子となり、

大学時代にかっこよかった先輩が、白髪が増えたけれど、

今も相変わらず ”おもろかっこいい!” とか、

肌のつやには、どのドリンクがいい? とか

靴はどこで買う? と

ミーハーな話になり、

ずっと縮こまっていた心が、次第にほぐれていきます。

大学卒業してから、もう二十数年経ち、

みんなそれぞれいろんな人生をたどってきたけれど、

あの時の仲間と話すと、いつのまにか大学時代にワープして、、、

気持ちが華やいでいきます。

 一時帰国で会うときに、”何着ていこう?”と一番悩むのも、

このメンバー。

いつのまにか、元気をなくしていたのは、

私の方でした。

 電話を切って、なんだか心がほんわりしました。

KG LAWN のみんな、これからも末永くよろしく!!

2011年3月28日月曜日

いのち

 今朝、一時帰国中の主人から、メールが。

その中に以前から気にかけていた、主人の元同僚のかたの

メールが添付されておりました。

彼女はロンドンでの事務所立ち上げから一緒に仕事をしてきた

メンバーで、のちに東京に帰られて、

数年前に結婚もされ、出産。

幸せいっぱいのはずなのに、昨年癌の余命宣告を受けられていたのです。

まだ、お子様は2歳にもならないはず。

私が知る彼女は、言いたいことをはっきりと言う、どちらかといえば

気の強いタイプ。

 でも、その文面には、そんな攻撃的なところは微塵もなく、

3月のはじめにリタイアした主人に対する慰労と、

なつかしい思い出、そして感謝の言葉が

やさしく綴られておりました。

そして、”あともって一週間か二週間” という文面で、

あふれ出す涙が止まりませんでした。

おいていく家族、とりわけお子様に対して、どんなに無念だろうと。

 この時期、命の大切さ、生かされていることに感謝する瞬間は

多々あったけれど、

あらためて、普通に家族と一緒に住んで、トイレにまでついて来る

甘えん坊の犬がいて、、、

かけがえがない、、という思いを強くしました。


Summer Time

 今日から、こちらは Summer Time  が始まりました。

夜中の2時に時計が一時間すすむ、、、とかで、

コンピューターや携帯やら、、は、かしこく

自分で Summer Time に移行。

その変わる瞬間を見届けてやろう、、と思いながら、

いつも爆睡中なので、いまだかなわず。

 アナログ時計にいたっては、自動的に、、とはいかず、

あちこち上っては、時間を進めます。

炊飯器、パン焼き器、、と続きます。

 明日の朝からは、一時間早起き!ですが、すぐ慣れるもので

老若男女、みなさんちゃんと順応しております。

 なんといってもいいのは、日が長くなり、うれしい!

お父さん達は、お仕事終わって帰っても、

まだお子様たちと、こってり遊べて

ながーい冬の後のご褒美です。

夏の夕暮れの風は、それはそれは心地いい。

節電にも観光にもプラス間違いなし。

日本もいかがでしょうか。 菅 直人さま!



今年初のてんとう虫発見! (小さいですが)

てんとう虫がいると、お庭はヘルシーなのだとか。

あぶらむしさんを食べてくれる、ありがたい存在、、

お友達いっぱい連れてきてね!



ムスカリも満開!



ユーフォルビアもいっぱい! 新芽のグリーンがさわやか。

お友達が引越しの際に、少しくれたものが、今やこんなに。

雑草の封じ込めにも最適ですが、実は地下茎でどんどん増えるので、

植える場所に注意!です。

 が、そんな春爛漫のロンドンですが、



昨日は大変なことになっておりました。

今の連立内閣の緊縮財政に不満をもつ人々のデモが、一部暴徒化!

なんと、おなじみの Fortnum & Mason もこんな状態に。

昨日は、田舎でおとなしくしていて、正解でした。

一番人が集まる場所でしかも、土曜日に。

悲しい限りです。

 普通にまじめに毎日送っていても、突然すべてがずたずたになり、

自然の前には、本当に無力です。

デモの騒ぎに乗じて、破壊行為に参加する人たち、、、

こちらでは見慣れた風景ですが、今はさらに、怒りを超えて、悲しいです。

 その一方で、British  Red  Cross のサイトで募金をした際に、

多分地震の3日後だったと思うのですが、

すでに英国の方が日本の赤十字より、たくさんの寄付が集まっている

とありました。

助け合いの精神が浸透している国でもあります。

 先ほど日が落ちる前に、、と、TAKUちゃんをつれて散歩にいくと、

まだまだ鳥さんたちの賑やかなこと。

様々な歌が聞こえてきます。

もう8時前でしたが、自然界では、急に Summer Time  といわれても、、、

でしょうね!


 
 

2011年3月27日日曜日

ありがとう&よろしく♪

 今日3月26日は、二度目の渡英からちょうど七年、

一度目のイギリスの田舎生活があまりに、さびしくて

つらかったので、二度と来ることもない、、、とさえ思ったけれど

なぜかご縁があって、またまた英国へ。

今度はZONE6だけど、一応ロンドンの地下鉄の範囲内。

 でもでも、思い起こせばあの最初の4年間が

私を思いっきり、鍛えてくれて、

そして、食べ物もまずくて、おばちゃまも強面でこわかったけれど、、、

悪いことばかりでは、なかったかと。

 KENT の田舎に突然やってきた英語もよくわからない私を

本当に何から何まで支えてくれた人たち。




小学校の先生だったJUCKIEは、何にもわからない私に

子供の学校、病院、生活全般にいたるまで、

本当に親切に支えてくれた。

主人が仕事で留守だったとき、赤ちゃんだった下の娘が泣きやまず、

何か誤飲したかも、、と、とてもあせって、かけこんだら

一緒に救急病院に連れて行ってくれた。

不安に待っている間、きっと大丈夫!とやさしく言ってくれた。





SCOTISHのDUNCAN と MARY-ANN !

いつもJOKEを忘れず、落ち込みそうな私を支えてくれた。

笑いの中に、いつもやさしさが溢れていた。

一緒に Golf をまわった時、夏場だったので、半パンのDuncanさん。

本当は長い靴下がルールなので、注意されたら

ラウンド中、いっつも必死で短い靴下を上げて

”ハイソックスはいてますよ!” とお茶目に

アピールする姿、、、今も笑えます。

 友達を作ろうと、メンバーになったGOLF CLUB.

Handy Cap をとるのに、Ladies Member と三回ラウンドしてください!

と言われ、英語もままならず、Golf も下手クソで、

おまけに、こわそうなメンバーばかりで、

どうしようと思っていたとき、一緒にまわろう!

と声をかけてくれた Evelyn!



地獄で天使に会ったようでした。

意地悪な方も多く、大変だったけれど、4時間のラウンドで、

私は、ここで英語を学びました。

 夫婦そろって親切で、いつも私達のことを気にかけてくれた

Kay & Mike 夫婦。



残念ながら、Mikeは癌のため、数年前に他界されたけど、

あのとびっきりのやさしい笑顔は忘れません。









これは、2年前に古巣を訪れ、一緒にラウンドした時のもの。

事情があって、ゴルフは封印したけれど、

得たものは、とても大きかった。

Handy Cap 36*で始めたGolf も、運命の女神が味方し、

Major な大会で優勝することも。

一応ボードにまだ名前があるか、確認しました。



 悲しい涙、、、くやしい涙、、、いっぱい流したけれど、

いっぱいの笑顔もいただきました。

少々の事ではくじけないたくましさと、

人の痛みもわかるようになったのも、この国に住んだおかげ、

 もうしばらく、よろしく ♪

2011年3月26日土曜日

花を愛する心

 今日は昨日よりもさらに気温も上がり、

ちょっと暑いくらいでした。

2007年の秋から通いはじめ、今もずっと続けている

お花のお教室に、Piccadilly Circus へ。

今日はタームの最後で、マスタークラスです。

Constance Spry Flower School の校長である

Mr. Wilkinson が教えてくださいました。

私が通いはじめたころは、 London 校として

Kazumi 先生が教えていらしたのですが、

Level 3 の次のProficiency Course の途中で

残念なことに英国本校が閉校となり、

私達のグループが最後の生徒となりました。

その後も、Kazumi 先生が続けてレッスンされて、

タームの終わりには、Wilkinson 先生 のレッスンがあります。

 植物学者でもある先生は、お花に対する愛情が

レッスンの際にも、随所に深く感じられます。

最初に習ったのは、2007年のクリスマス、キャンドルアレンです。




ふわっとした空気が入ったようなアレンジが

素敵です。

 私の中で、一番印象に残っているアレンジは、

Proficiency Course の際に習ったTop Table のアレンジです。







その流れるようなアレンジは見事でした。



こちらは、Long & Low のアレンジですね。 

 今までのレッスンの中で、何度となく繰り返し教えていただいたことで、

特に印象に残っているのが



  *常に作業する机をきれいにしておく、、、

      そうする事で、頭がクリアになり、集中できる

  *花材を無駄にすることなく、使う、、、

      一本の枝から、鮮やかな手つきではさみをいれて、

      無駄なくアレンジをされる様子は、見事です。

  *お花を入れるたびに、より綺麗になっていくように、、、、

      使ったお花のコストの分だけ、見栄えもよくなるはず



 細かいところでは、オアシステープの使い終わりは、

必ず少し横にずらして、とめておく。

そうする事で、次使う方あるいは、自分が次に使う時に、テープの端を見つけやすい。

(結構これは、役にたちます!)

先生が、アレンジされた後のテーブルのきれいなこと。

床にも何も落ちていないし、、、

ゴミ箱の中も、きれい、、、

レッスンの間も、こまめに、床に落ちたものを拾っておられます。

(我が家にも来て欲しい!)

 今日は、チキンワイヤーを使ったアレンジ!

オアシスを使わないので、ごみもでないし、

繰り返し使えて、エコ、、、ですが、、、

思ったところに、お花がとまってくれず

なかなか大変です。






このワイヤーの中にお花をアレンジします。



Tree Ivy を最初にいれます。

これは、あちこちに根っこをつけて這って育つ Ivy の

大人ヴァージョンだそうです。

這うのを卒業して、木になり、実をつけるのだとか。

これは、Kazumi 先生から教わったこと。

(私は、ずっと違う種類かと思っておりました。)

イギリスでは、あちこちで見られ、普段は庭の嫌われ者ですが、

クリスマス時期となると、このIvyの黒い実の枝は、

フローリストに大人気で、この実が大好きな鳥と

取り合い? です。

(実は人間には、毒ですので、気をつけて)



こんな風に、アイビーでフレームをつくります。

”今年は、アイビーの実がたくさん残っていますね。

あんまり、鳥が食べなかったようです。”

と言われ、私もお庭のアイビーの実を見て、同じことを思っていたので、

ちょっとうれしい!

アレンジの合間の、お花やお庭のちょこっとした話が

とても為になります。

 今日は一種類だけのアレンジということで、

旬のヒヤシンス、、、

まさに、イギリスのお庭にある、お花と緑で作ったアレンジですね。



クラシカルのアレンジは、私にとってピアノのレッスンの時の

ハノンのようなものです。

普段は好きなお花を買って、雑貨を使ってアレンジ!と

好き勝手にやるのですが、やはり基礎は大事!

襟を正す意味でも、しつこくまだまだ通うつもりです。

 家に戻り、夕方散歩に行くと、あちらこちらのお庭から

バーベキューのにおいが、、、

この陽気だったら、ありえます、、、まだ3月ですが。

 明日も晴れそうなので、ガレージの”断捨離”でもやろうかな。

2011年3月25日金曜日

早い春の訪れ

 今日もお昼近くになると、17度を越して

汗ばむほどの陽気でした。




つい3ヶ月前は、どか雪で空港が閉鎖となり

大騒ぎだったのに、

今年の春は例年にない猛スピードで、

春が来ているらしい、、、

でもそうなると、なんだか落ち着かない。

どんより、、とか しとしと、、、とか  さむーい、とか

いつもぱっとしない天気に慣れているUK住民は

こう晴れが続くと、

”今年はもしかして、夏はない??”

とか、”来週はずっと雨??”

どんどん、ネガティブなアイデアが浮かびます。

 今日のような日は、近所から芝刈りの音と、

ぷーんと青いにおいがしてきて、

うきうきします。

そして、工事場のお兄さんたちは、

いっせいにタトゥーだらけの上半身を出して、

作業しております。

いつもの見慣れた光景です。

そしてこの国には、衣替えという風習がないのでは??

といつも思います。

何年住んでも、長年染み付いた習慣は抜けず、

暖かくなると、一斉に衣服を入れ替えて、

翌週に寒さが戻り、”しまった!” ということに、、、。

以前住んでいたケント州でのこと。

多分10月後半くらいだったでしょうか

突然インディアンサマーと呼ぶ暖かい日がやってくると、

なぜかおばちゃま達は、一斉に花柄プリントのワンピースに

生足、、、というよそおいに、、、

あのころは、まったく理解できず、、

まあ今もですが。

ワードロープの中には、いつもいろんなお洋服がスタンバイ

しているのでしょうね。

 今日は、久々にお布団まで干してしまいました。

息子の使わなくなったサッカーゴールが

いまや布団干しに大活躍。

この国で、お布団を干す光景は

見たことがないけど、

日本では、恒例の景色ですね。

 でも、今は原発の影響で、

むつかしいかも。

もうすぐ二週間が過ぎ、原発は長期戦が予想されます。

じわじわとその影響が各方面に、広がっております。

 一日も早く、安心してお布団が干せる日が来ます様に。



先ほど公園をのぞいたら、西の空が茜色、、、

明日ももしかして、晴れ??

2011年3月24日木曜日

おしゃべりはビタミン♪

 今日は、地震後はじめてのお花のアレンジ会!

いよいよ春だ!って思うような、天気でした。

今の時期は、お引越しやお子様を日本へ、、、など

なかなかお顔が揃いませんが、

新しい方も交え、いつものながらの賑やかな会となりました。

 被災地に息子さんがおられて、ずいぶん心配された方も

居られたのですが、無事がわかり、

いつもの笑顔で、おしゃべりが弾みました。

 今日のお花は、

フリンジ咲きのチューリップやラナンキュラスに加え、


クラスぺディアというキク科の植物、、、

小さい黄色いお花がいっぱい、子沢山のお母さんのようです。



そして、今日のアレンジのように、たくさんの頭数がいる場合は、

こういうスプレーのバラがいいです。



万重咲きともいわれるラナンキュラス、、、

おどろくほどたくさんの花びらでできております。

そして、最初にフレームをつくるのにかかせない、グリーンは



ハードラスカス、、、

いつまでもつの??というくらい、丈夫で、主婦に人気!!

葉っぱに見えるのは、実は枝が退化したものだとか、、、


 今日は、かわいい雑貨の入れ物に頼らず、黒いプラスチックのトレーに

オアシスを置き、まず緑でフレームつくりです。





あれ?? チューリップが二本仲良く並んでいる! と一応ダメだし!!



初めての方も、手際よく、、、、



集合写真です!

 今日は、オールラウンドで作りました。

我が家は、玄関がお花の定位置なので、フロントフェースにしてみました。


後ろに入れない分だけ、前にぎゅっとお花が集まりました。



ズームすると、こんな感じ!

今日は、フォーカルフラワーを限定せず、みんなが主役です。

”みんな違って、みんないい” ですね。

 ずっと不安な日々が続き、元気でいるつもりでも、やっぱりどこかで

みんな傷ついている気がします。

直接被災してなくても、家族も友人も大丈夫だったのに、、、

それでも、なんだかやっぱり、悲しい、、、

そんな時、お花をアレンジしながら、なにげないおしゃべりが

とっても心を元気にしてくれます。

 おしゃべりとお花の両方に癒された、いい日でした。

2011年3月23日水曜日

水揚げ conditioning

 今日も、なんだか生暖かい天気で、春の陽気です。

明日のお花の仕入れに、今日はGarden center に行きました。

ここは、マーケットよりも高めでですが、少ない単位で

買えるのが便利!

色分けして売っているので、品定めがしやすい。

そして、なんといっても、夜まで開いている!

マーケットは、大量買いにはいいのですが、なにせ朝が早く

脳が働かず、、、です。

 今日は、この陽気のせいか駐車場も満杯、、

いよいよGardening シーズン到来です。

平日の午前中にもかかわらず、なんでこんなに人が居るの??

と不思議です。

働き盛りの世代も多く、やはり豊かな田舎は、余裕がありますね。

 今回のテーマは、春色、、そしてこの状況なので、

元気の出る色、、、

黄色*オレンジ、、を中心に選びました。

普段あまり使わない色なので、チョイスに結構手間取りでした。

そんな中、大量の花購入される方が、多数、、、

さすがアレンジが盛んな国ですね。

 おうちに帰って、早速水揚げに、、、

この水揚げ、、、とっても大切です。

かの有名な Jane Packer 女史も、著書に書いておりました。

お花屋を始めたころ、仕入れたお花をセロファンのラップのまま、

地下においておき、翌日見たら、お花がほぼ全滅だったとか。





セロファンの包装は、あくまで効率よく、運送するためのもので、

お花は中で呼吸ができず、悲鳴です。

中には、管理する温度によっては、葉がくさってたり、かびたり、、、

 ですので、この包装をいち早くとって、茎の先を45度に切るのが、

大事です。



もちろん、余分な葉っぱやとげもとるのが、

スムーズな水揚げには、かかせません。

 私は、レッスンの際には、前日に購入し、水揚げの処理をし、

一晩おきます。

こうして、お花に機嫌よくしてもらい、いいアレンジにつなげます。

せっかく貴重なお金を出して買ったお花、

一日でも長くもたせたいですし、、、

お水の好きなお花には、軽く霧吹きをします。

ただし、ガーべラや蘭など、暖かいことろで育つお花には、

禁物です。



今日は、少ないですが、バラが多いときは、廃棄するのはこの倍以上

切ったバラの茎は、元気そうなものを選び、

土に挿し木します。

何本かは、根がつくこともあります。

水揚げには、1時間ほどかかることもありますが、

この時間も好きです。



フリンジ咲きのチューリップがかわいい!





この季節には絶対使いたいラナンキュラス、、、

繊細そうに見えますが、実はとっても花持ちがいいのもうれしい!



明日の出番待ちです。