2011年3月26日土曜日

花を愛する心

 今日は昨日よりもさらに気温も上がり、

ちょっと暑いくらいでした。

2007年の秋から通いはじめ、今もずっと続けている

お花のお教室に、Piccadilly Circus へ。

今日はタームの最後で、マスタークラスです。

Constance Spry Flower School の校長である

Mr. Wilkinson が教えてくださいました。

私が通いはじめたころは、 London 校として

Kazumi 先生が教えていらしたのですが、

Level 3 の次のProficiency Course の途中で

残念なことに英国本校が閉校となり、

私達のグループが最後の生徒となりました。

その後も、Kazumi 先生が続けてレッスンされて、

タームの終わりには、Wilkinson 先生 のレッスンがあります。

 植物学者でもある先生は、お花に対する愛情が

レッスンの際にも、随所に深く感じられます。

最初に習ったのは、2007年のクリスマス、キャンドルアレンです。




ふわっとした空気が入ったようなアレンジが

素敵です。

 私の中で、一番印象に残っているアレンジは、

Proficiency Course の際に習ったTop Table のアレンジです。







その流れるようなアレンジは見事でした。



こちらは、Long & Low のアレンジですね。 

 今までのレッスンの中で、何度となく繰り返し教えていただいたことで、

特に印象に残っているのが



  *常に作業する机をきれいにしておく、、、

      そうする事で、頭がクリアになり、集中できる

  *花材を無駄にすることなく、使う、、、

      一本の枝から、鮮やかな手つきではさみをいれて、

      無駄なくアレンジをされる様子は、見事です。

  *お花を入れるたびに、より綺麗になっていくように、、、、

      使ったお花のコストの分だけ、見栄えもよくなるはず



 細かいところでは、オアシステープの使い終わりは、

必ず少し横にずらして、とめておく。

そうする事で、次使う方あるいは、自分が次に使う時に、テープの端を見つけやすい。

(結構これは、役にたちます!)

先生が、アレンジされた後のテーブルのきれいなこと。

床にも何も落ちていないし、、、

ゴミ箱の中も、きれい、、、

レッスンの間も、こまめに、床に落ちたものを拾っておられます。

(我が家にも来て欲しい!)

 今日は、チキンワイヤーを使ったアレンジ!

オアシスを使わないので、ごみもでないし、

繰り返し使えて、エコ、、、ですが、、、

思ったところに、お花がとまってくれず

なかなか大変です。






このワイヤーの中にお花をアレンジします。



Tree Ivy を最初にいれます。

これは、あちこちに根っこをつけて這って育つ Ivy の

大人ヴァージョンだそうです。

這うのを卒業して、木になり、実をつけるのだとか。

これは、Kazumi 先生から教わったこと。

(私は、ずっと違う種類かと思っておりました。)

イギリスでは、あちこちで見られ、普段は庭の嫌われ者ですが、

クリスマス時期となると、このIvyの黒い実の枝は、

フローリストに大人気で、この実が大好きな鳥と

取り合い? です。

(実は人間には、毒ですので、気をつけて)



こんな風に、アイビーでフレームをつくります。

”今年は、アイビーの実がたくさん残っていますね。

あんまり、鳥が食べなかったようです。”

と言われ、私もお庭のアイビーの実を見て、同じことを思っていたので、

ちょっとうれしい!

アレンジの合間の、お花やお庭のちょこっとした話が

とても為になります。

 今日は一種類だけのアレンジということで、

旬のヒヤシンス、、、

まさに、イギリスのお庭にある、お花と緑で作ったアレンジですね。



クラシカルのアレンジは、私にとってピアノのレッスンの時の

ハノンのようなものです。

普段は好きなお花を買って、雑貨を使ってアレンジ!と

好き勝手にやるのですが、やはり基礎は大事!

襟を正す意味でも、しつこくまだまだ通うつもりです。

 家に戻り、夕方散歩に行くと、あちらこちらのお庭から

バーベキューのにおいが、、、

この陽気だったら、ありえます、、、まだ3月ですが。

 明日も晴れそうなので、ガレージの”断捨離”でもやろうかな。

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