2024年10月9日水曜日

栗餅を口いっぱい頬張る喜び〜10月の月釜。

昨夜の激しい雨で、

本当に

本当に

長かった暑さが、

ようやく、

薄まり、

秋を感じる空気に

なってきました。

日の入りは、

どんどん早く、

雲も秋仕様になり、

夕焼けが

オレンジと黄金、

濃い色合いに。

 そんな10月の月釜。

テーマは、

”名残”。

しつらいには、

侘びた感じのもの、

が用いられるようです。

今の時流の

サスティナブル的な、

再利用や、

金継ぎのもの等。

そして、

火を近くに感じる工夫や、

水、

水指は、

細く、

控えめな、

そんな感じでしょうか。

 さて、

久しぶりに、

天井、

探訪。

 


ススキ?

蕪?




栗かなあ?




準備段階で、

チラ見。



今日の床は、

お軸と花入れ*花と、

かりろくが、

すっきりと、

マッチング。

好きだわ。

お軸には、

梅の木と湖面に映った月。

”掬水月在手”。

鄧恵伯 筆。

湖面の水をすくうと、

手の中に月が、、、。

美しい。




中置きの点前の長板に、

可愛い三日月発見。




品のある美人な白磁六角の花入れに、

桜蓼、白色ぎぼし、高砂芙蓉。

秋の風情ですね。













蓋の金継ぎが見事な、

シュッとした細水指、

岡山の虫明焼、

銘は、

”月に雁”。




さてさて、

天井の続き。






色で、

桔梗だーって思ったけれど、

葉っぱの先がくるくると。

ということは、

桔梗ではないなあ。





秋の花、

菊。


紅葉したもみじ。

今年は、

いつ頃かなあ。



わー、

ひょうたん、

発見。

こんな葉っぱなんだね。




待合には、

お初にお目にかかる、

亀さん。





利休さんも、

こんにちわ。

 さて、

手を清めて、

席入り。

始まりました。





今年の初めに予約いただき、

手配してくださった、

”栗餅”。

小松屋さん ご製。

Oさま。

ありがとうございます。





なんと、

大きい栗が、

一個半。

4等分で、

美味しく、

美味しく、

いただきました。

 さあ、

濃茶、

やってきます。

 濃茶のお点前を、

数枚撮りました。










と、

JRの遅延で、

Mさま到着。

本当、

お疲れ様でした。











茶入れから、

くるくると、

回して、

結構な量のお茶が入る様子、

好きです。























濃茶のお茶碗は、

柄のない、

コンサバなもの。

今日は、

黒楽、

今高麗、

大徳寺呉器。

 人数を頭に入れ、

なるだけ、

均等になるよういただいて、

冷めぬよう、

次の方に、

スムーズに、

渡していきます。




































濃茶、

すごく美味しくて、

癖になります。

茶碗に、

残るのも、

惜しいほど。











横から見た、

花の姿も、

美し。














続き薄茶で、

干菓子が運ばれてきました。




石田老舗の”京つまみ”。

いろんな味と色が、

楽しいね。


濃茶とは違い、

カラフルな柄の茶碗が、

楽しく。












秋ならではの、

もみじや、




キュートなうさぎさんも。

金色の持ち物は、

”はて?”。







素敵な帯。











うさ子と、

トクサと、

満面の笑みと。




デルフトの藍色の茶碗も、

良き良き。




お道具を拝見して、



























茶入れは、

瀬戸の肩衝。



茶杓は、

黒い色がポイントで、

銘は、

”黄昏”。




お仕覆は、

十色間道。

品あるストライプですね。








棗は、

秋色のこっくりした色合いの

津軽塗。

どこか懐かしい模様でもあり。








お詰めの方が、

四つを上手に持って、

それぞれの真ん中が、

一直線になるよう、

180度くるりと。

なるほど。








最後は、

集合写真。








来月は、

炉開き。

頑張って、

着物を着よう!

きっと、

気温も、

ぐっと、

下がってるはず。


0 件のコメント:

コメントを投稿