師走に入り、
ぱきっと
寒い。
いいね。
やっぱり、
冬が寒くないとね。
庭も、
晩秋から初冬への準備。
今日のお気にり天井画は、
これ。
朝顔ですが、、。
床の軸は、
”本来無一物”。
深い。
そうね。
そういうこと。
何も持たずこの世に生まれ、
何も持たず亡くなる。
勝手に、
”生きてるだけで丸儲け”
と脳内転換。
味のある字体は、
大徳寺
徳禅寺了庵和尚 筆。
枝のカーブも美しい花は、
雪柳に、
浜菊。
年を重ね、
年々、
菊の香りと様が、
好きになるなあ。
棚は、
玄々斎 好み
杉棚。
素朴な感じが、
好きです。
ひときわ目を引く、
水指の黄色。
黄交趾。
この時期の帯が、
目のご馳走。
水仙の柄が、
早春を待つワクワク感。
さて、
よくわからないまま、
もう、
何年も
月釜に参加。
そこで、
今日は、
客としての
立ち居振る舞いを、
教えて欲しいと、
頼んで、
いろいろ学ぶことに。
まずは、
懐中物から。
古帛紗や懐紙、
楊枝袋に楊枝、
そして、
扇子。
襟元に入れると、
だんだん、
襟が開いてきたり、
なんか、
だらしなく。
そして、
扇子も、
使い方、
実は、
よく、
わからない。
扇子は、
この向きに置く。
紙の部分を上に向けるのは、
お寺さんで、
らしい。
懐紙や、
古帛紗、
"わ"が、
右?
あれ?
私のは、
折り方が、
違う。
”わ”を上に、
下からパタンと、
二つ折り。
懐紙も”わ”を下に。
お茶会には、
一帖分を持っていくらしい。
順番は、
自分に近い方から、
懐紙、古帛紗、帛紗。
扇子は、
帯の左側、
帯の間や一番内側。
ごあいさつの際は、
扇子の先が、
左側。
席入りしたら、
正客と次客以降で、
置き方が違うとのこと。
正客は、扇子の先を次客に向けて、
次客以降は、
正客に向けて。
文にすると、
長い〜。
そして、
お茶の席では、
この隙間が
めちゃくちゃ大事。
少し空いてると、
お入りください
の合図。
待合には、
お軸と同じ、
了庵和尚 筆
”雪松柏操”。
こちらは、
本来、
客が歩く
露地。
煙草盆があり、
露地草履を履いて、
つくばいに向かう道。
後で、
その説明もあり。
さて、
そろそろ
席入り。
席入りは、
順々に、
スムーズに。
席入りで、
どこで、
礼をして、
どこを見るか。
畳の入り方、
出方。
ちゃんと、
ルールあり。
詰めの方の、
役目。
左手、
右手を
順々にスムーズに、
最後、
閉める際は、
ピシャリ!と。
音で、
席入り完了の合図。
正しい、
席入りの、
お見本。
席中に入ったら、
床の正面に座り、
扇子を膝前に置く。
床に向かって、
一礼、
お軸拝見、
一礼。
続いて、
花と花入れに体の向きを変えて、
扇子を膝前において、
拝見。
次は、
釜を拝見。
釜の正面に座り、
膝前に扇子。
次に、
棚、風炉先屏風、水指、
も拝見。
お道具の前では、
お辞儀はなし。
ふーーー。
座れない時の拝見の仕方は、
次回以降にしましょう。
露地からの席入りの際の、
一部を紹介。
こんな感じで、
手や口を清めます。
なかなか、
ハードル、
たかし。
素敵な帯があちこちに。
こちらも。
姉が正客に座り、
いつも半東をやってくださるTさまが、
今日は亭主で、
薄茶を点ててくださいます。
菓子器がやってきて、
まずそのあたりからの、
所作の説明。
主菓子は、
鶴屋吉信 ご製
銘”冬木立”。
美しく。
菓子器を持って、
感謝して、
”お先に”で、
懐紙を出して、
取りやすい場所のお菓子を
ささっと取って、
使ったお箸を懐子の端で拭いて清め、
次の方へ。
京焼の美しい菓子鉢。
乾山っぽい。
お菓子は、
大きめに楊枝で割って、
ささっと食べるのが、
良いとか。
薄茶を運ばれてきました。
正客は、
茶碗を次客との間において、
”お先に”とお辞儀。
茶碗を縁内 膝前において、
亭主に、
”お点前ちょうだいします”。
茶碗を左手にのせ、
右手を添えて、
感謝の気持ちで、
おしいただき、
茶碗の正面を避けて、
右手で手前に二度回して、
いただきます。
飲み終わると、
人差し指と親指で飲み口を清め、
その指を懐紙でそっと清め、
茶碗を手前から向こうに二度回して、
元に戻します。
茶碗は、縁外において、
両手をついて、
全体を拝見します。
次客からは、
右隣の方に、
”お相伴します”、
から始まります。
あとは、
正客も同じように。
主菓子は、
こなし で、
味わい深く、
あんこも、
美味しかったー。
薄茶が次々と。
いろいろと、
所作を確認しながら。
途中、
何か、
爆笑もあり。
初お目見えのお茶碗。
小ぶりで、
赤い色が
かわいいね。
ひょうたんも素敵。
クリスマスらしいのや、
お猿さんもね。
湯気も
この時期のご馳走。
お干菓子は、
なんと、
娘がロンドンから持ってきた、
ショートブレッド。
もともと、
スコットランド発祥の伝統的お菓子。
バターの風味と、
サクサク感が、
魅力。
ですが、
茶室に、
サクサクは。
ちょっと、
ややこしい。
そして、
いつもの、
棒状のではなく、
巨大な円状。
ピザのごとく、
上手に、
割れるかなあ??
キャーキャー言いながら、
割っていって、
サクサクなので、
ポロポロ
落ちます。
口の中の、
水分、
全部、
持ってく感じ。
二服目が、
欲しい感じ。
蓋が拝見に。
ロビンも、
恐縮。
ダリア会のツートップが揃い、
嬉しい月釜になりましたー。
私は、
自分の干支のネズミ柄。
拝見のお時間。
正しい、
拝見の指南。
美しい柄の棗。
利休型 中棗 印金(いんきん) 法相花。
茶杓は、
守屋羊子 ご製
シルバーレース 銘(西湖) 。
最後は、
レジェンドお詰めのK様、
道具を
出会いで、
返します。
総礼にて、
無事今年も終わりました。
ご一緒いただいた皆さん、
一年間、
ありがとうございました。
来る年も、
元気に集いましょう。
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