新年明けて、
もう11日目。
5日に、
ロンドンの娘夫婦を送り出して、
一ヶ月近くの滞在も終わり、
ホッとして、
家を整え、
水曜日は、
ダリア会の初釜。
その後、
京都にて、
上賀茂神社で初詣、
その後、
会期終わり間近に、
福田美術館で、
若冲ワールドを堪能。
そして、
伊勢神宮参拝。
昨年の同じ時期、
”本店の赤福が食べたい”の実家の父のため、
伊勢に行き、
意識がなくなる前に、
病室に持って行けたのが、
思い出されます。
年末年始は、
女性にとっては、
家族のために動く、
超繁忙期。
それを無事終えて、
集ったせいか、
140枚ほどの
今回のダリア会の写真を見ていると、
とにかく、
笑顔がはじけてます。
ホッとして、
やっと、
自分のためのご褒美時間。
そんな、
気がします。
山茶花の赤が尊い、
冬の庭。
おめでたい俵が、
皆さんをお出迎え。
尊い。
今日のしつらえ。
お軸は、
”千年寿”。
淡々斎 筆。
ささっと描かれた、
松の枝が、
好きです。
棚は、
高麗卓
宗旦 好。
菱形が嬉しい、
水指は、
菱馬 水指。
ぐるりには、
稲穂で編んだ、
今年の干支、
蛇を模して、
ゆづり葉も。
薄器は、
銀彩 向鶴。
久世 久宝 造。
開けると、
中も素敵。
後の拝見にて。
花は、
白鶴椿
紅梅。
花入れは、
柑子(こうじ)口 胡銅
大西清右衞門 造。
今日の天井画。
ひょうたん。
年々好きになる菊。
迎春のアレンジにも、
欠かせない。
花もちが良いのも、
忙しい時期に、
ありがたい。
皆さんの装いも、
とにかく、
華やか*艶やか。
獅子と鞠。
可愛すぎやん。
新年最初の挨拶でも、
もうすでに、
笑顔が満開。
正客と次客のお二人。
友禅が、
素敵。
初釜といえば、
これこれ。
花びら餅。
さて、
その由来は。
一年の始まりに、
押し鮎やお餅といった、
硬いものを噛んで、
長寿を祈った”歯固め”は、
かの”源氏物語”にも見られる
宮中の年中行事だとか。
この儀式が、
時代とともに簡略されて、
押し鮎に見立てた
牛蒡を、
お餅で包む、
菱葩(ひしはなびら)
となったようです。
なるほど。
お菓子というより、
雑煮など、
食事な感じですね。
年初の楽しみであることには、
間違い無く。
茶席では、
上品にと思うあまり、
事故ることもあります。
この花びら餅、
良かれと思って、
楊枝で切っては、
中の餡が飛び出し、
粗相になることも。
原宿のクレープのごと、
懐紙で、
お餅をくるりと巻いて、
パクパクと
いただくのが、
正解のようです。
濃茶が念入りに、
錬られて、
点てられて、
まず正客から。
五人分だなあと、
思いながら、
良き塩梅の量をいただき、
次の方へ。
茶碗の中が、
おめでたい、
金色。
金色と濃茶のグリーンが、
美し。
ささっと飲んで、
ささっと手渡し。
続き薄茶へ。
お干菓子は、
大阪”粟玄”さんの、
”和洋”。
アーモンドを
コーヒーと生クリームでまろやかに包み込んだ、
銘菓。
みんな、
大好きな味。
新年らしお茶碗が、
ずらり。
正客は、
まず薄茶を次客に譲り、
亭主に
お道具を問うお役目が。
今年も、
茶会が実にスムーズに進むために、
尽力いただく、
半東のTさま。
今年もよろしくお願いします。
新年らしい帯も、
素敵。
巳年にちなんだ、
山本阿吽さんの新作の茶碗、
模様は、
蛇の鱗をモチーフに。
クリスマスにも使いそうな、
キリッとした
素敵な茶碗。
まっさらな感じも、
新年らしく。
総礼で、
梅の模様など、
おめでたい茶碗が
次々と。
Mさまのお茶碗が、
着物とシンクロ。
ほらね。
と思ったら、
こちらも、
シンクロ。
ほらほら。
あら、
こちらも。
ねー。
楽しく、
ご歓談。
華やかな菊の模様。
あれ、
こちらに、
シンクロ。
美穂ちゃんの可愛い梅の茶碗は、
Jちゃんに、
ぴったり。
私のところにも、
華やか模様も、
茶碗。
こちらは、
めでたい鶴に、
晴海波。
ブルーが、
鮮やか。
お道具を拝見。
茶杓は、
大徳寺 竜源院 細合喝堂和尚
銘”若水”。
薄器を開けると、
模様が。
棗は、
利休型中棗 真塗。
レジェンドお詰めの
K様が、
スムーズに道具を出会いで、
返して、
正客が、
亭主に。
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