2023年6月15日木曜日

6月の月釜〜梅雨と蛍。

 今年の梅雨は、なんだか久しぶりに、

ザ・梅雨って感じ。

平均ど真ん中の梅雨。

 昨日の月釜は、

午前中は、なんとか天気がもって、

着物で来られる方々にも、

よかったです。

 梅雨が来て、

湿り気と温度がいい感じなると、

例の、

耳元で、”ジーーーっ”ってやってくる方々も、

登場。

先月から、

築150年の京町屋に稽古場が移ったので、

暑気払いの対策も、

まだまだビギナー。

 とりあえず、

ふすまや障子をある程度外し、

外気を思いっきり取り入れて。

 となると、

やっぱり、対策が要りますね。

そこで、

登場。





両方向から、

思いっきり、

燻す作戦。

体全体を、

燻す感じ。




水が溜まる場所は、

要注意。





先月より、緑が濃くなり、

ギボウシも、

元気。










外で作業する際に使われる、

こちらのパワーを信じて。





ドウダンツツジも、

新芽がずらりと。










夏椿、あるいは沙羅双樹の花。

一日花の儚げさが、

一層、愛おしく。

コロンとした花びらも、

魅力。






松の新芽も、凛々しく。



お正月には大活躍の、

千両。

花は、この時期でしたかー。

雨に濡れて、さらにきれい。















どんどん増えるドクダミさん。

寄りで見ると、

なかなかチャーミング。

朝ドラの牧野先生の影響か?






シダの新芽も、

可愛い。


さて、

今日の床。

紫交趾の花入れに、

沙羅双樹。

上品で涼しげ。






お軸は、

” 鳥 鳴 山 更 幽 ”。

鳥が鳴いて、山は更に 幽なり。

大徳寺 黄梅院 小林太玄 和尚 筆。

まさに、今の季節にピッタリ。















そして、伊達邸の魅力は、

天井の扇面画と、

西陣ならではの、

飾りが、

あちこちに。


















さて、席入りです。





詞梨勒(かりろく)に見守られて、

始まりました。









今回から、

きりりと、

ずらり揃った、

机と椅子。

正座が難しくても、

気兼ねなく参加できる、

亭主の計らい。

ありがたい。















今日の主菓子は、

テッセンをかたどった、

なんとも、

上品でキュートなお菓子。

鶴屋吉信さんが、

徒歩でお届け。

新鮮さが、

やばいです。





トルコブルーが目をひく、

薄器は、

”宝相華蒔絵”、

バリ島のもの。

水指は、

安南、

今のベトナムの焼き物ですね。

縦長のすらりとした姿も、

涼しげ。

”細水指”というらしいです。

 今日は総勢17名なので、

主菓子は、

三箇所から。





手付きで、なんともいい具合の色合いの菓子器は、

藤平伸 造。










疑問があれば、即質問。

なかなか賑やかで、

笑顔あふれる、

席です。

緊張感は?

ないのが、

良いね。





















まずは、

お待ちかねの主菓子から。




シベの紫色が、

本当に、

素晴らしい。



みなさんの着物も、

素晴らしく。





大阪からお越しのMさま。

きりりと、

浴衣姿。


























”鉄線”が、

やってきました。







美しく、

そして、

美味しく、

いただきました。






初夏らしい茶碗で、

薄茶が、

運ばれてきて、

喉を潤してくれます。














茶碗を愛でて、

談笑。






こちらは、

初使いかなあ?





この机に載せると、

茶碗が、映えますね。

へうたん、

ひょうたん柄は、

ロンドンの娘も、

大好き。

なんか、福を呼ぶ

図柄ですね。




T様、

今回も、半東で、

スムーズに会が進みました。

感謝*感謝。

















藤平 伸 先生のブルーの茶碗は、

いつも、大人気。



























茶碗で、談笑も

醍醐味の一つですね。








こちらでも、

談笑中。







殿方も。








さーて、

何がありましたっけ??





ご夫婦で。










何かを、

説明中。



お次は、

お干菓子。

可愛いのが、

いろいろと。






左のは、

もしやの??

蛍??

五郎丸屋さんの、

蛍せんべい。

なんと。



やばいくらい、

可愛い。





左のは、

亀屋良永さんの、

大原路 花あやめ。

美し。





蓋の模様がわかるように、

Mさまに持ってもらって、

撮影。

光の加減で、

Mさまがメインに。
























暗めですが、

こんな模様。

波かなあ?






お干菓子も美味しく

いただいて、




時々、

天井も愛でて、





二服目も、

美味しくいただき、


















楽しく、





初夏らしい、

平茶碗もやってきて、






























帯も、

美しく、






























伸先生の、辰砂の平茶碗を愛でて、





今回も、着付けを全部お任せした

Nさまも、

半東で大活躍。

いつも、本当に、

ありがとうございます。












辰砂の色って、

なんて、

魅力的。































細身で、

清々しい、

棚(じょく)は、

裏千家四世の、

仙叟(せんそう) 好みの、

桑小棚(くわこじょく)。

端正な姿が、素敵。




カニの形の蓋置きは、

唐銅(からかね)蟹。

一番下の、

ちょっとしたスペースに、

サクッと収まったのは、

建水は、

楽緑釉。

  最後は、机や座る配置をどうするか、

いろいろとみなさんで、

やいのやいのと話し合って、

集合写真。








来月は、いよいよ

七月。

暑さと、蚊さん、

どうぞ、

お手柔らかに。



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