昨日の京都、蒸し暑さが満タン、
午後は雷雨の予報ですが、
午前中は、なんとか
持ちそう。
庭の緑が、
一層濃く。
夏はもうそこ。
みなさんをお迎えする待合に、
この扁額。
その心は、
”大きな幸せがきて、
天子の徳が遠くまで及び、
奥深い教化があまねく行われて、
治世が長く続く”。
みなさんをお迎えするのに、
平和なパワーが
天から、
ふり注がれている、
そんな気がします。
四条あたりでは、
鉾がたち始めましたね。
3年ぶりの、
フルサイズの祇園祭が
戻ってきました。
利休様も、
スタンバイ。
ウエルカムフラワーは、
夏の暑さの中、
フルパワーで咲き誇る、
”ノウゼンカズラ”。
この葉っぱと、
花が、
いわゆる今風の
”匂わせ”です。
ちょうど三年前のコロナ真っ只中で、
なんとか少人数で、
集った月釜で、
拝見した、
酒井抱一の三幅。
これです。
箱には、
”昼顔”とありますが、
絵を見れば、
”ノウゼンカズラ”。
お供を連れて、
あちらのお家に向かうのは、
いろんな方の解釈によると、
光源氏と、
お付きの者だとか。
今回は、二度目の拝見で、
しかも伊達邸のお床が、
自然光が入るので、
より鮮明に見えるおかげか、
前回よりも、
仔細まで、
目がいく。
衣の美しさ。
絵の具のみずみずしさ。
こちらは、
かりろく。
魔除け、邪気払いで、
茶室に飾られるもので、
社中の方々からの贈り物。
色も姉好みの、ターコイズ。
仏師のKちゃんのオリジナル。
普通は組紐の部分は、
サリータッセルさんのオリジナル。
ふさふさで、美しく。
光源氏とお供が向かうのは、
体調を崩した乳母の家へお見舞いに。
その手前にある家が、
なんと”夕顔”のお家。
ここで、夕顔が光源氏に声をかけた、、、
という艶っぽい解釈も。
松の木の描写に、
琳派の特徴である”たらしこみ”。
この朝顔と硯箱、
朝顔の葉脈には、
金の線。
朝顔の群青色の美しいこと。
硯箱の模様が、
千鳥と、波。
ここにも、琳派の特徴。
ワクワクするわ〜。
合わせた花が、
清涼籠に、
”祇園花笠木槿”と水引草。
今回は、玄々斎好みの、
立礼式点茶盤（りゅうれいしきてんちゃばん）。
みなさん椅子に座って、
席入りから、
立ったままで。
煙草盆を置いて。
主菓子は、
こちら。
和久傳 の
”西湖（せいこ）”。
レンコンの粉で練り上げて、
笹で丁寧に巻かれた
贅沢な、
夏のお菓子。
亭主の横には、
半東さんが、横でスタンバイ。
初めて見る景色が、
新鮮です。
床の三福のお軸が、
眼福ですわ〜。
黒蜜のような風味と、もちっとした食感が、
最高でした。
暑い時期は、
涼しげな
平茶碗が
活躍。
こちらは、
藤平 伸 ご製の
辰砂の平茶碗。
つくづくと、
いい色と形。
桔梗の柄も、
可愛く。
織部や、
ガラスのも
涼しげ。
絽の着物、
素敵ですね。
お軸の解釈も、
あーでもない、
こーでもない、
この時間が、
楽し。
ましてや、
大好きな”琳派”の絵師。
気持ち入りますわ〜。
日本画を学ばれたMさまの、
いろんなお話。
”岩絵の具”や、
”にかわ”や、
”たらしこみ”や。
楽しかったなー。
馬の柄が可愛い水指は、
”菱水指 左馬”。
菱形の水指は、
初めて見ました。
杓立ては、
赤楽。
薄器は、
モロッコから。
キラキラの建水は、
タイ製の、
聖水器。
お道具が、
インターナショナルで、
楽しい。
なんとも魅力的なお干菓子。
伊勢播田屋 絲印煎餅。
何 何？
この可愛いのは、
富山のNちゃんが、
可愛いのをまたまた持ってきてくれました。
”五郎丸屋”の ”浴衣”。
可愛くて、食べるのがもったいない、、、
でも、パクッといただきました。
ごちそうさま。
ふた口で、
美味しく。
二服目も楽しみ、
さらに、ご歓談。
お道具拝見。
モロッコの風が吹く、
そんな感じがしますね。
最後は、
目の前で、
もう一度、
楽しんで、
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