2024年3月14日木曜日

三月の月釜〜”ひちぎり”。

  昨日のダリア会。

前日は、結構な雨が降りました。

そんな雨模様の中、

週明けのイベントのいけこみ用に、

渡辺邸に、

椿をいただきに伺った際は、

奇跡的に雨がやみ、

無事立派な大木の藪椿を

いただくことが出来ました。

そのイベントのことは、

次のブログにて。

 さて、その際にミモザもありますよーって、

言っていただき、

ミモザを分けていただきました。

 花市場では、もう終盤。

毎年、ミモザ人気が高まり、

値段も高騰。

ふわふわに花をつけた枝も良いのですが、

やっぱり、

自然に、

木がしっかり根っこをはった状態のミモザは、

美しく。

 葉っぱと蕾と花が絶妙。



こちらは、

茶席とは別の場所に、

飾ることに。





さて、伊達邸のお庭も、

春の気配。





梅がそろそろ終盤に差し掛かった頃に、

黄色の水仙が、

可愛く。




ミモザは、

デルフトの花瓶に。





自然に咲いてきたミモザは、

春の訪れの喜びを

感じさせてくれますねー。







日本の三月は、

こちら。

富山の土人形のお雛様。

可愛く。




お床は、

”春風吹又生”。

徳禅寺 了庵和尚 筆。

白楽天の五言律詩の”古言の草”より。

”野火焼不尽

       春風吹又生”。


ヤカ ヤキツクサズ

    シュンプウ フイテ マタ ショウズ


若草山の野焼き、土手の野焼き、

ちょうど今頃の田舎での風景を思い起こしますね。

そして、

春風の訪れとともに、

大地の恵みに、

改めて、

感謝。

そんな感じでしょうか。

 ドイツにいた頃、

冬が長く暗くて、

春の訪れはひとしおでした。

今、あちらは、

ちょうどイースターの頃。

庭の木々に、

カラフルなタマゴの飾りをつけて、

イースターエッグハントをしたり、

ひよこのオブジェを飾り、

やっときた春を、

嬉しく感じたものです。

ところ違えど、

春の訪れは、やっぱり嬉しいですね。




根来塗りの桶には、

渡辺邸から、

西海波の椿と、

ぐみの木。

椿の葉っぱが、少しシャープで、

凛々しく、

木々の芽吹きも嬉しいですね。








棚は、

利休好みの、

旅箪笥。





さあ、

始まりました。













お楽しみの、

主菓子は、

京都のひな祭りでは、

欠かすことができない、

”引千切” (ひちぎり)。

千本玉寿軒 造。

よもぎ餅に、

カラフルなきんとんが乗せられて、

本当に引きちぎったような形が、

キュート。


















薄茶も、

点てられて、

喉も潤います。







なんと、

切り分ける楊枝を、

忘れて、

手にとって、

パクッといただきました。

美味しかったー。







日本文化、とりわけ茶道に興味が有る

ホームステイ中の

大学生のマギーちゃんが、

参加。

日本語も上手で、

いろいろ質問も、

なかなか深くて。

もっと日本の文化も、

ちゃんと学ばないとなあと、

改めて、感じた次第。
















半東をスムーズにこなさせるTさまの、

帯が、

素敵です。











楽しんでる様子。

笑顔が嬉しいですね。



こちらも、

笑顔。

良いわー。



うまく映らなかったけれど、

こちらのお茶碗には、

お雛様の遠足の柄。

可愛いです。












暖かくなってきたけれど、

まだまだ

湯気が嬉しい三月。







こちらにも、

笑顔の花が咲いてますよ。



















天井の数々ある扇面画。

梅や桜があるかなあと、

探したけれど、

無いようです。




上ばかり見上げると、

めまいしそう。

注意*注意。



可愛い、

可愛いお干菓子は、

お雛様尽くし。

高野屋貞弘 造。



これは、

土筆かなあ。

1月にお空に昇った実家の父と、

春になると、

土筆採りに行ったなあ、

と思い出して、

私は、

こちらをいただきました。




蝶々。

なんて、可愛い。



お雛様の飾りの、

ぼんぼりですね。


こちらも、

お雛様の灯り??






田丸弥さんの、

ごませんべいも。




こちらも、

笑顔*笑。


こちらもね笑顔。

可愛いイチゴ柄の茶碗が、

ぴったりね。







個性的な茶碗も、

嬉しく。


さて、

こちらは、

先のイチゴ柄に続き、

椿の茶碗。

繊細なフォルムと、







飲んだ後の、

お楽しみ。





中に、

可愛いシベが。

素敵。



なんの話でしたっけ?

ハンドパワーではないね。






















棗と茶杓を拝見。





桜の皮の棗。

使うごとに、

ツヤが増して、

ピカピカに。

秋田の角館樺細工 中次(なかつぎ)。

茶杓は、

奈良の東大寺にお水取りで使われた

松明より、

模様がある場所を使って、

作られたもの。

まさに、

この時期にぴったり。

松明は、

全て、

再利用されるとか。

いわゆる、

サステナブル。





お詰めの方から、

正客へ。









総礼で、

お開き。




旅箪笥にぴったり収まった様子が、

なんか、

粋ですね。



楽しんでもらえたかなあ。

またのお越し、

お待ちしてますね。




次回は、

春が進んでるでしょうね。

元気に、

集いましょう!

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