2014年11月20日木曜日

京(みやこ)へのいざない♪

週末のイベントから三日目、再び京都へ。

 今回のお目当ては、”めっちゃ混んでるから無理”という回りの声に

敢えてチャレンジする”国宝鳥獣戯画と高山寺”を見ること。

確実に見るために、姉が作戦を練って、夕方に京博へ向かう事に。

まず、京の一日は北山にある”表千家北山会館”から。




茶道には全く無知な私ですが、本帰国してから、

あちこちで名品を見ております。

無知だからこそ、色々好きな感想を述べる自由さも

楽しいかも。

こちらは、一年前にも訪れ、利休やその子孫ゆかりの数々のお宝を見た場所。

美味なお薄とお菓子もいただけます。

 今回のテーマの”棚と水指”。

先日の和バラと紅茶のイベントで、大変お世話になった茶道のお道具たち。

その美のレベルは、計り知れず。

美しいもの、貴重なもの満載。

特に書のお軸は、もし我が家に飾ったら、、という

勝手な妄想を楽しみました。




紅葉進む北山から、さらに北へ。










紅葉絶好調な大原へ。




大好物の志ば漬を始め、千枚漬け、、、などなど

極上の漬け物が楽しめるレストランへ。




お漬け物バイキング、釜炊きのご飯、ゆずのゼリー付きで

1,550円なり。

日本人って、地球イチ恵まれている、、と確信。




電車オタクあこがれの叡電に乗って、出町柳へ。

一両のレトロな電車。

バズーカ砲並みの望遠レンズで、電車写すファンの姿も。







鴨川の北に目をやると、”法”の字の山。

紅葉も今まさに。





次なるお目当ては、三年前に亡くなられた故 全日根さんの茶碗展へ

川口美術へ。

韓国の骨董や焼き物を取り扱うギャラリー。

お茶碗を愛でたあと、実際のお庭の一角で

好みの茶碗で、お薄とお菓子がいただけます。








人柄が忍ばれる、穏やかなテーストのお道具が並びます。




雲を連想するような、ほっこりするお菓子をいただき、







炭で沸かすお湯も格別。













お庭の一角で、こんな素敵なおもてなし。




アジアの文化的な深いつながりをしっかり感じた

素敵な時間でした。

 さて、最後に最終目的地へ。




鳥獣戯画を見るための列が延々と。




夕方の光とロダンのコラボ、しっとりと美しい。

 列に並ぶ前に、リニューアルした平成知新館へ。




ズラリ国宝、ずらり重文のキャッチコピー通り、

ものすごい見応え。

又、訪れたい展示です。




夕暮れもせまり、

いよいよ列に参加。




荷物もロッカーに預け、ブランドのバーゲン以来、

数十年ぶりに並びました。




結果は、、、。

本当に行って良かった。

補修も完了しているせいか、平安から鎌倉に書かれた、、とは思えない

生き生きとした筆致。

発想の豊かさ。

ほっこりとした内容。

全てが素晴らしかった。

 日本人ってすごい、、と再認識。

一つ文句を言えば、、、”どんどんお進みください、、”とせかされ、

ゆっくり見られなかったこと。

 もう一回じっくり見たい、、と禁断症状が出そうなくらい。




”京(みやこ)へのいざない”というキャッチーなコピーに

これからもまんまとはまりそうな、さすがな京都。

素敵の宝庫です。

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