2023年4月13日木曜日

生きとし生けるものへの愛に溢れた”藤平伸記念館”にて、4月の月釜。

  昨日は、京都の五条坂界隈へ。

今月のダリア会の月釜は、

藤平伸記念館へお出かけ。

伸先生のお茶盌で、薄茶をいただく贅沢な時間。

春季展のオープンより数日前に、

いつものメンバーを、

ふたグループに分けて

訪れました。



伸先生のほっこりな字体に、

暖かくお出迎えされて、

前庭の植栽やオブジェには、

娘であり、

同じく陶芸家である

三穂さんのテーストが

本当に素敵。



この時期、

ベル形の小さな花をつけるドウダンツツジ

涼やかな葉っぱと、

枝振りが三穂さんっぽい。



八角蓮は、

葉っぱだけでも、存在感あり。
















庭のあちこちにあるオブジェ探しも、

楽し。











さて、

中へ。



今回は、

4月15日から5月末まで開催の

”スケッチ集出版記念展”の会期前に、

お邪魔しました。

最初に目に飛び込んだこちらのお軸は、

1997年の作で、染色家の三浦景生氏との合作。

”慧眼視衆生 福寿海無量”。

さて、

その心は?

難しいことはわかりません。

優しい心、思いやりの心が、

大切ですよー、

と、理解しました。



添えられたお花は、

突抜忍冬(つきぬきにんどう)と、

白山吹。

冬の寒さを乗り切った、

力強さを感じました。



箱の中の、

この字にも、

癒されました。









こちらには、

名もないような小さき草花への思いが。

すべての作品に流れる、

コンセプトのように感じます。




作品の一部をささっと撮影。

ぜひ、会期中に

じっくりとご覧になるのを

お勧めします。




今回は、作品とともに

アイデアの源泉となった

スケッチが、

展示されてます。

スケッチの筆致の優しさにも、

ほっこりさせられます。





























こんなこところに、

ニャンコさん。



見上げれば、

フクロウさん。







今日の主菓子は、

”やまもと”ご製の

花筏。

美し。

菓子鉢に盛ると、

一層映えます。

(後ほど、写真多数)。








たくさん出される茶盌の中でも、

辰砂のは、

きっと人気が高そう。

辰砂とは、

水銀と硫黄からなる深紅色の鉱物で、

釉薬としても、

使われてきたもの。




なんとも、魅力的な色。








こちらが、スケッチ集の画集。

数千枚あるスケッチからの、

選りすぐりが詰まってます。































主菓子が、

運ばれてきました。



お干菓子も。

器も、

素晴らしく。


蓋付きの方は、

三穂さん作。

どこかイタリアの風が吹く、

テースト。

寄りで見ると、

細かさが、

すごい。












最初のグループの方が、

お越し。








伸先生が、

背後で見守り。















花筏と、

菓子器で、

まずうっとり。



三穂さんの、

説明を聞きます。














和やかに。




























続 あたたかく ”見守り”。



お菓子を五感で味わい、











お軸を拝見。











一服目を味わい、






























茶盌を愛でて、






















ご歓談。



愛でて、





















三穂さんの器で、

お干菓子を楽しみ、











こちらも。














外は、雨かなあ。




中は、

賑やかに。






上から、

お二人がにんまりと。







富山からお越しのNちゃん。

お点前。




























二服目は、

自らの”推し”の茶碗で。












こちらからは、

だるまさん。











次は、Tさまのお点前。




作品群とスケッチを眺めて、

談笑。








次のグループの方々もジョイン。








私も参加。

爽やかな淡いブルーと、

桜ピンクが、

きゅんとします。











パクッといただき、


薄茶を楽しみ、


















眺めて、楽しみ、














みんなで、

茶盌談義。







なんて、

素敵。





ごま味やら、

抹茶味、

美味しく。











































薄茶が入った姿と、

いただいた後の姿も、

堪能。























こちらが、

詳しいご案内。



生けとし生けるものへの、

愛に溢れた、

ほっこりに満ちた空気感でした。

 ご一緒いただいた皆さん、

来月は、

また新たな、幕開けですね。

風薫る五月の月釜、

楽しみにしております。

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