今年もあと二週間あまり。
師走らしい、冬将軍もやってきて、
いよいよ冬も本番です。
さて、今日のお題は、
”便宜”???
この言葉は、なんだか最近はネガティブなイメージ。
”便宜を図る”といえば、賄賂の匂いがします。
時代を江戸中期に戻し、
二人の文人画の大家が合作で仕上げた、
”十便十宜図”という、国宝の作品があることを、
今日の月釜の席で、知りました。
清の時代の文人”李漁”が、
別荘のある”伊園”の生活について、
”不便でしょう?と問われて、
”いえいえ、
便利でいいですーっ”
と書いた詩”十便十二宜詩”。
その詩を絵にしたものが、
”十便十宜図”。
十便は、池大雅が、
十宜を、与謝蕪村が描いたとのこと。
自然の中での生活は、実に素晴らしくて、
春夏秋冬、朝も昼も夕方も夜も、
どの時節も、
実に素晴らしい、、という
なんとも明るくて、
ポジティブに溢れた画風です。
というながーい前説から、
今日のお軸へ。
いつも、素敵なお軸を見せていただく、
Mさまコレクション。
与謝蕪村の、”十便十宜図”。
川の横で、まったりの夫婦。
川を見つめる主人の横には、酒瓶。