今朝は、着物をなんとか着て(姉にあちこちひっぱってもらって)、
帯板まで完了し、
帯はいつもお世話になる臼井さまに綺麗に締めていただき、
今年初の月釜に参加。
趣向は”十日えびす”。
西宮神社の今年の福男が、ニュースになってましたね。
前庭には、びっしり敷松葉が引かれて、
素敵です。
待合には、”寿翔(じゅしょう)”。
相国寺 有馬頼底(らいてい)筆。
もちばなと共に、お正月らしいしつらえです。
あちこちに、新年の息吹が。
中待合には、
松をモチーフにした扇。
先月のしつらえ。
毎月変わる趣向が、何よりのご馳走です。
2018年は、干支の組み合わせの35番目で、戊戌(つちのえいぬ、ぼじゅつ)
というのだとか。
まだまだ知らないことがいっぱいです。
初春のブーケを持参しました。
目にもあったかい火鉢。
少し体を温めてから、いよいよ席入り。
雨か雪の予報もありましたが、まだ太陽が出ていて、
嬉しい空模様。
先月よりも、枝の芽吹きが一層進み、
何とも言えない上品な椿がちょうど開きかけで、綺麗です。
床の花は、うぐいす神楽(かぐら)に曙椿(あけぼのつばき)。
目にも鮮やかなブルーの花器は、永楽則全造の青こうち耳付。
お軸は、お正月にふさわしい朝日が描かれた ”海浜朝日” 多門筆。
今日の主菓子は、”福花びら”。
初釜では、花びら餅を頂くのが、習わしだとか。
ごぼうが入っていて、ちょっとびっくりですが、
なんだかクセになる美味しいお菓子です。
最初に濃茶をいただきます。
濃茶は、まわし飲みなので、薄茶と違う作法もありで
学びもいろいろ。
とにかく、最後に飲む方のために、
均等に飲むのが大事だわ〜。
濃茶は、ちょっとねっとりな味わいですが、
健康には良さげ。
金と銀の茶碗の中に、濃茶の緑が加わって
琳派の絵のような景色です。
干菓子は、庭にあった敷松葉をかたどった”こぼれ松葉”。
そばぼうろのような食感でした。
濃茶の後は、お正月らしいお茶碗で
薄茶もいただきました。
ぽっこりした松にほっこり。
紅白梅の茶碗は、六代清水六兵衛によるもの。
昨年大雨警報が出る中行った、五条坂の陶器市の時買ったものだわ〜。
藤平伸さんのお茶碗も、渋い色合いを楽しみました。
香合は、清閑寺造の”戌”。
ちょっと犬に見えない絵付けに、妙にほっこり。
濃茶の茶入れは、瀬戸のもので、銘は”槍のさや”。
蓋は、象牙です。
とても珍しいべっこうの茶杓、銘は”遊亀”。
茶杓といえば、竹が主流。
お正月ならではの華やかさがありますね。
薄茶が入っていた棗は、初代久宝造(ぞう)で、
よーく見ると、ツルがくちばしに松葉をくわえていて、
銘は、”松喰い鶴”。
お道具拝見の後、亭主に返すお役目の”御詰(おつめ)”は、
今回は特に大変です。
四つをうまーく手に持って、返しに行きます。
お道具の並びにも意味があり、
いろいろ深いです。
いろいろ質問も飛び交い、和やかな席。
お正月に飾る柑橘といえば、こちらの”仏手柑(ぶっしゅかん)”
堂々の存在感です。
ちょっとお相撲さんを彷彿させるわー。
ご一緒いただいた皆様、今年もよろしくお願いいたします。
着物は、置き着物をしている二枚のうち、
お正月らしい菊の模様の方で。
帯は、姉から借りました。
そろそろ家にある和ダンスの中を物色して
今年は、もっといろんな着物にも挑戦したいわ〜。
そして、戌年はなかなか絵になるモチーフ。
いろいろほっこりでした。
来月は、どんなしつらえになるか、楽しみです。
今年も茶道の世界の学びは続きます。
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