今年の初釜は、まず雪から。
止んで欲しいなあと願いつつ、
結構な降りかた。
また一つ歳をとりました。
”松寿千年寿”。
淡々斎の力強い筆、
松の部分がイラストなのが、
素敵です。
おめでたい気分がいっぱいに。
そして、根来塗りの桶に入った、
水仙。
初釜に合わせたかのような咲きっぷり。
すっと伸びた花姿、素敵です。
水屋では、準備がいろいろと。
うす茶はもちろん、濃茶も
今のご時世は、全て各服点てなので、
茶碗の数も、たくさん。
安田辰雄氏作の、黄伊羅保。
使ううちに、色がどんどん風格を増してます。
新年らしいおめでたい柄の茶碗も、
たくさんスタンバイ。
今日の設えは、
棚は、”高麗卓”。
卓は、”じょく”と読みます。
おめでたい物尽くしの水指は、
阿吽さんの”砂金袋宝尽くし”。
棗は、
唐松中棗。
茶入れは、
唐津の八仙造。
そして、釜は、
初釜で、初使い。
万代屋 浄味造。
では、濃茶のお点前を拝見。
ふわっと上がる湯気が
やはり寒い時期の醍醐味ですね。
今年のは、千本玉壽軒さんのもの。
花びら餅は、味噌餡が柔らかいものもあり、
食べる際には、コツがいります。
原宿のクレープのごとく、
紙で下を折りあげて、
万が一味噌がトロッと落ちても粗相がないよう、
餅を横にして、
ささっと食べます。
(あくまで、私個人の意見ですが)。
今年のは、あんが漏れ出すことなく、
安全に美味しくいただきました。
酢のきいたゴボウも美味しかったわ〜。
そして、次々と各服点ての濃茶を頂いていきます。
結構な量お茶が入ります。
楽しみの一つ。
羽子板。
めでたい尽くしです。
新年早々、気持ちが上がりますね。
お詰めの方から正客へ。
ご一緒するのを楽しみにしております。
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