2023年10月14日土曜日

10月の月釜〜槇立つ山の秋の夕暮れ。

 朝起きると、

ふと金木犀の香りを感じ、

やっと、

本物の、

秋到来。

夏、

長かったなあーーーー。

 さて、

今月のダリア会の月釜。

しつらえは、

”名残”。

過ぎ行く”風炉”の時節に、

思いを馳せて、

詫びた感じで。

 伊達邸に、足を踏み入れて、

待合のウエルカムボーイ、

”まさるくん”が、

なぜか、神々しく見える。

なぜ?



これです。

先日の伊達邸でのイベントで、

作者のキャプションが添えられて、

より、

存在感が際立ちます。

文章を読んで、

”マサル”の意味が、

やっと理解できました。

そして、

秀吉と利休をフューチャーした大河ドラマが、

みたいなーと。

俳優が誰がいいかなあと、

思いつつ、

もう一度ガラス絵を拝見。




わー。

めちゃくちゃ、好き。


 さて、庭はまだまだ紅葉とはいきませんが、

もうクーラーはいらず、

吹いてくる風の心地よいこと。

今年ぐらい、秋を待ち望んだ年は、

ないかも。





今日の、お軸は。



寂蓮法師、

”寂しさは その色としも なかりけり

       槇立つ山の  秋の夕暮れ”。

しみるわ〜。

飛鳥井雅章 筆。

江戸期前期の公家で歌人。

後水尾天皇から古典伝授を受けて、

歌壇の中心的歌人として、

活躍。







お軸から、

上品な詫びた雰囲気が

伝わりますね。














お軸に合わせた花は、

桜たで、柳たで、祇園花笠木槿、曙草、犬たで。

たで 尽くし。

花入は、

今の時節にぴったりの、

”鶴首草花”

河井寛次郎 造。





いいねえ。




”かりろく”も、

場に馴染んできました。




今日のしつらえは、

棚は、

玄々斎 好みの

五行棚。

組み立て方式で、

フラットになります。

水指は、

涼しくなるこの時期、

細水指となり、

客から遠い場所に置かれます。

唐津焼の”砧”。









日差しも柔らかくなり、

(蚊取り線香は、まだ現役、この時期の蚊は、やばい)

みなさん、席入り。

名残にふさわしい、

でもどこか華がある、

着物も、

毎月の楽しみです。


さて、

今日の主菓子は?




この

存在感。

”小松屋”の

栗餅。

ご一緒くださるOさまが、

なんと、

1月から、

予約のために並んでくださいました。

大変

貴重な

栗餅。








まず、

亭主が入ってきて、

いつもの、

静寂の時間から、

始まります。







この日も、

めちゃくちゃ

良き

静寂の時を経て、





ついに、

栗餅が。



























私は、

大きさから、

四等分したのですが、

実は、

二等分して、

パクッと食べるのが、

正解のようです。

ささっと食べるのが、

スマートです。

美味しかったー。

口の中が、

秋満載。




栗とあんこは、

魔法。

みーんな、

笑顔。









秋の風情の薄茶をいただき、

よりいっそう、

まったりと。







お茶碗も、

拝見。








今回も、

半東のTさま。

席の流れは、

よりスムーズに。

いつも、

ありがとうございます。



今回は、少しお久しぶりの方も来られ、

より賑やかな、

会に。


着物を見れば、

どの季節の会か、

わかるくらい、

10月の装い。























着物の

裾模様が、

素敵なので、

撮影。


Uさまのお着物と、

茶碗が、

バッチリと

シンクロ。

素敵。




嬉しい、

ツーショット。


義理妹のKちゃんも、

久しぶりに京都へ。

また、

お越しくださいませ。



お茶の席を見守る、

床の景色が、

良き良き。




伊達邸の天井画と、

らんまも、

しかり。


なにやら、

談笑中。



お干菓子は、

鶴屋吉信の”鶴宿”、

末富の、”ふのやき”。














二服目も、

楽しみ、


お茶碗も、

愛でて、













何かの、

話題で、

盛り上がり、
















秋の風情の茶碗、

続々と。






良いわ〜。




















ひょうたん柄は、

本当、

好き。

ほっこり。














こちらの茶碗、

初使い?

柄も、

ぽったりの白い釉薬も、

好き。




こちらは、

今日の主菓子を

予約して、

買いに行ってくださった

Oさまの、

手描きの絵と筆、

なんて、素敵。














最後に、

薄器と茶杓を拝見。








薄器は、

”老松”、

一燈好。



半開きになり、

便利なようで、

お点前は、

きっと、

大変だろうなあと、

(やったこともないのに)、

推測。





最後は、

お詰めの方が、

道具を返して、

総礼にて、

お開き。




集合写真前に、今日の装い。




帯留めに注目。

なーんて、

素敵。




色合いも、

10月にピッタリ。


こちらは、

先日の伊達邸でのイベントで、

サリータッセルさんのタッセルを購入されて、

帯飾りに。

抹茶色のお着物とも、

バッチリ。





さすがです。




集合写真

どこに立つか、

譲り合い中。


さて、

来月は、

炉開き。

華やかな

会になりそうですね。



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