2025年4月10日木曜日

桜の満開と共に楽しむ4月の月釜。

 桜の満開が、

卒業式シーズンと重なるのにすっかり慣れた頃に、

久々にやって来た、

入学式シーズンと桜満開が同時の、

今年。

なーんか、

幸せ。

 今月のダリア会も、

バッチリと間に合いました。

 皆様の装いも、

そんな季節を感じるものが、

たくさん。

16名の参加で、

始まりました。


お雛様の次は、

僕の出番だわー。




お庭も、

日差しが日に日に力強く、

少しずつ、

初夏へ。




お庭の春を代表する水仙も、

終盤。




木々の新芽も続々。



今日の床は、

おめでたい紅白の

しつらえ。

還暦を迎えた年女の、

Fさまを正客にお迎えしての会。




椿?

いや、

山茶花を発見。





こちらは、

牡丹の花かなあ。



お花は、

今桜と共に咲き誇る、

ユキヤナギ。

そして、

椿のバトンの終盤を飾る、

渋い色の、

黒侘助。

花入れは、

立鼓

奏蔵六 造。



お軸は?

吉井勇 筆

”たまきはる 命いやさく なかかれど

君か 華甲 の

めでたさを

祝ぐ”

とあります。

還暦の祝いの席にて、

羽織ってきた

黒羽織の裏地に、

ささっと、

その場で、

書かれたものを、

お軸に

仕立てたもの。

なんとも、

粋ですね。

”華甲(かこう)”は、

還暦の別の言い方、

だとか。





茶室のなかには、

ツバメの絵が。

この時期、

一斉にやってきて、

あちこちで巣を作って、

子育てする光景が、

ほのぼのと。

 待合に行く順路に、




デルフトや、


着物の帯。




待合には、

都おどり 磯田 又一郎 筆。









今日の棚は、



玄々斎 好み 

更好棚

水指は、

祥瑞 一重口。

後のお道具は、

のちの拝見にて。




気温が上がってくるこの時期、

客から火があんまり見えないようにとの、

亭主の心使いの、

”透木釜”。

平たくて、

羽がある釜。

来月から、

いよいよ”風炉”ですねー。

 さて、

席入りして、

始まりました。



みなさんの装いも、

楽しみ。




大瀧詠一のジャケットのような、

初夏を感じる帯。



着物と帯と帯締め、

全て、

色味が統一感半端ない、

さすがなコーデ。

素敵です。





主菓子が、

運ばれてきました。







満開の桜と、

バッチリのコラボ。

さくら餅です。

ご一緒いただくO様のご製。

早朝に(夜中?)お作りいただき、

フレッシュさも、

ピカイチ。

さくらの葉っぱと花びらの香りと塩味、

一緒に楽しみました。



































































サクッと食べ終わり、

お濃茶の時間。

みなさん、

所作の流れを、

脳内で、

再生中。


逆勝手の点前。

左右、

反転ということ

ですね。

















濃茶を、

茶入れから、

回し入れする、

ここ、

好きです。






みなさん、

もう一度、

段取りを

確認中。








































こちらにも、

さくらの花びら。




こちらの、

華やかな生地も、

実は、

着物。







正客に、

運ばれてきました。







冷めない様に、

順々に、

手渡しで。

茶巾で飲み口を拭って、

懐紙の端で、

素早く、

手も清めて。








濃茶の味にもすっかり慣れて、

おいしいねーって、

味わって。



笑顔もこぼれますね。



お軸の、

説明中。


お詰めの方にも、

濃茶が行き渡り、

茶巾でささっと。







アスパラガスの柄。

ところどころ、

刺繍も。

可愛いわー。









カンペも、

読んで。





茶碗、

拝見。

藤平 伸 造。


掻き落とし。

掻き落としとは、

陶芸で、

成形した素地の表面を削り落として、

模様を描く技法、

とあります。






濃茶の茶碗、

他のも、

拝見。












干菓子として、

高級なポテトスティック、





























こちらは、

ウズベキスタンより。

"TOLIO"

とありました。

見た目ほど甘くなくて、

ミルキーな味。

おいしゅうございました。

続き薄茶。

こちらの茶碗は、

カラフルに。




















着物の色に寄り添ったテーストの、

茶碗が、

運ばれて、

楽しみました。

お湯の温度もいい感じで、

キリッと美味しかったですよ。






















リラックスした雰囲気が、

ダリア会の最大の良さかも。














お花の横顔も、

良き。

















談笑中。


















春の可愛い風景が描かれた棗、

”春の野蒔絵”

筑城筑良 造。





レジェンドお詰めのKさま、

四つ持ちにて、

お道具を正客へ。























正客が亭主に返して、


総礼にて、

お開き。




次回は、

五月。

風薫る時期、

風炉が始まります。

それもまた、楽しみ。

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