偶然見たかった展示が二つとも開催中。
ワクワクしながら、まず森アーツセンターギャラリーのある
六本木界隈へ。
ちらりと見える東京タワー。
今回の展示の監修者であった永田氏は、昨年逝去され
2000件に及ぶ永田コレクションは、故郷の島根県に寄贈され
故人の遺志により、今回の展示以降は島根のみでの公開となるとのこと。
そういう意味でも、とても貴重な機会となりました。
今回特に気に入ったのは、アメリカシンシナテイ美術館所蔵の
”向日葵図”で、北斎88歳の作品だとか。
茶道家の姉に見せたかった”茶筅売り図”も
コミカルで、とても気に入りました。
また、個人蔵の”六歌仙図”もその洒落た構図と
色あざやかな色彩、すべてが素敵でした。
海外で北斎展があると、入場不可能なほどの盛況ぶりだとか。
割とスムーズに入れて、うまく回れば間近で作品も鑑賞できて、
最高に幸せでした。
さて、お次は上野へ。
正岡子規たちが、ここで野球に興じたのかなと思うと、
感慨深いグラウンドを横目に、
シャンシャンでパンダ人気の上野動物園も過ぎて、
尊敬する辻惟雄先生の”奇想の系譜展”。
あまり評価されてこなかった絵師達を取り上げて、
再評価を促した功労者です。
キャッチコピーがすごい。
幻想の博物誌 伊藤若冲
醒めたグロテスク 曾我蕭白
京(みやこ)のエンターテイナー 長沢芦雪
執念のドラマ 岩佐又兵衛
狩野派きっての知性派 狩野山雪
奇想の起爆剤 白隠
江戸琳派の鬼才 鈴木其一
幕末浮世絵七変化 歌川国芳
これだけでも、すごい迫力。
見たかった絵がたくさん。
本物の持つエネルギーが満ち満ちてました。
上野公園のカフェで、ちょっとクールダウンして、
西郷どんに会いに。
敬天愛人、なんて素敵な言葉。
最後はラグビーワールドカップを盛り上げるためのトークセッションへ
霞ヶ関界隈へ。
ほっこりのポスターにも遭遇。
久しぶりの五郎丸さん。
やっぱりオーラがありました。
今年開催のラグビーワールドカップ。
盛り上がりますように。
昨日の午後自宅に戻りました。
もう一度この本に目を通そうと思います。
江戸期の絵師達、ますます興味が湧きました。
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