2021年10月14日木曜日

来月のお茶会に向けて、いろいろ満載な月釜。

 昨日の月釜。

着物を久しぶりに着たけれど、汗、汗、汗。

ほんと、まだまだ暑し。

 来月に開催の仁和寺での茶会に向けて、

昨日はいつもと違い、

いろいろ忙しく。

まずは、こちら。



ずらりと並んだ茶碗。

プロ、アマ、セミプロ。

織部風、粉引風、伊羅保、北欧、ファンシー、

大きく、小さく、可愛く、かっこよく、

渋く、賑やかに、、、。

まあ、いろんなテーストが揃いました。

来月の茶会でご自身で味わうべく、

準備されてきた作陶プロジェクト。

素敵に出来上がり、箱書きを待つものや、

箱書き済みのもの。

 箱書きも、それぞれの熟慮を重ねて、

ほっこりや、シュッっとしたもの、

ちょっとダジャレ的なもの、

いろいろ。

眺めても、本当に飽きないわー。







人形や花瓶もあり。

 箱書きが終わったものは、ペアで撮影。















これは、楽しい!





仁和寺茶会の予約やチケット等々、

Kさまが担当。

 普段のダリア会以外の方もお越しで、

より賑やかに。

お茶も、三部に分けて。








箱書きも、先に下絵を描いて、

デザインを決めて、

いざ箱に。







仁和寺茶会は、2席あり、

尾形光琳の屋敷から移築された、遼廓亭と、

光格天皇の遺愛の席、飛濤亭で、

どちらも、重要文化財(ど緊張、、)。

尾形光琳といえば、本阿弥光悦*俵屋宗達に始まる、

琳派の中心であり、

琳派は、

私の大好きな世界。

その尾形光琳を尊敬し、

光琳の”風神雷神図屏風”の裏に、

代表作”夏秋草図屏風”を書き、

江戸琳派を代表する絵師、

酒井抱一。

どこか艶やかで、優美なテーストが素敵な絵師。




な、なんと、

今日のお軸は、毎度毎度楽しませてくださる

Mさまコレクションの

抱一。




箱書きには、なんと?

抱一といえば、季節の花鳥図が有名ですが、




こちらは??

二幅とも、虹が。

雨が。

人物をよーく見ると、




もみ藁が見えるので、

時期的には、ちょうど刈り取りが終わった

今頃。

おばあさんが、リード的な紐の先に、

ね、ネズミ??

ひえー。

そして、右側には行灯持った、

狐?




そうそう。

きつねの嫁入りの行列のようです。

晴れてるのに、雨が降るのを

そう呼びますね。





みんなで、知恵を絞り、

グーグルして、

調べるけど、

お軸の意図するもの、

正解はわからず。




素敵な木の桶に、ススキ*高砂芙蓉*ほとどぎす*秋明菊*野路菊、

季節のお花を添えて。




少しひんやりの主菓子をいただき、

頭をクリアにして、

さて、このお軸をさらに謎解き。







来月は、炉開なので、

今月は、最後の風炉。








みなさん、ご自分の茶碗で

薄茶一服。

笑みがこぼれますねー。










いただいた後は、

清めて、

拝見。
















なんの柄かなあ?とか、




釉薬の種類やかけ方。

持った感じの重さや、いろいろ。

みなさん、超詳しくなられて。

作陶談義も。





ぞうさんが、ちらり。

可愛いさマックス。



ご夫婦で作陶されて、

お越しの方々も。






そして、

お軸の謎解きも続き、




ご自分の茶碗で、

美味しくいただき、











途中からは、姉の社中のTさまが

お点前。




侘びた感じの10月のしつらえも、

いいですね。

贅沢言えば、

もう少し涼しくなったら、

もっと雰囲気出たかなあ。





”きつねの嫁入り”談義は、

まだまだ続きます。

妄想が妄想を呼び、

そこが又、醍醐味ですね。










栗がゴロゴロ入った主菓子も登場。

こういうお菓子は、かじった方がいいかも。

楊枝ではうまく切れないね。





美味しく、

楽しく、



心も、お腹も

満たされました。



















茶碗の中の模様は、飲んだ後に現れる

お楽しみですね。




手に収まる感じも、

大事ですねー。




ずらっと並んださまもいいけれど、

やっぱり飲んでみて、使ってみると、

より楽し。





















芸術の秋だわー。

もうそろそろ寒くなってもいいかも。

 来月の茶会、ちょっと緊張だけど、

やっぱり、楽しみ*楽しみ。


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