10月になっても、まだまだ高温な毎日。
緊急事態も解除となり、ちょっと堂々と京都へ。
11月の終盤にある、とあるイベントの装花のイメージを膨らませるため、
大好きな琳派の祖の一人である、本阿弥光悦ゆかりの地へ。
光悦は、家業である刀の鑑定、磨ぎ、ぬぐいを行いつつも、
書にも優れ、諸工芸にも通じ、
1615年には、家康より鷹ヶ峰の地に光悦村と呼ばれる芸術村を作りました。
もう一人の琳派の祖と言われる俵屋宗達とともに、
多くのコラボ作品を作り、
楽家を訪ねては、お茶碗も多数焼いたり。
とにかく、多才なアートディレクターのような存在だとか。
その琳派の香りを体感すべく、光悦寺へ。
椿の実が赤くて、綺麗。
敷地内には、茶室が多数。
茶道においても、古田織部、織田有楽斎、そして千宗旦とも交流があり、
奥義を極めた模様。
光悦の茶碗は、どこかほっこりで、
魅力的。
そういえば、琳派の特徴の一つに、円形を駆使した、、とあります。
琳派には、どこかふっくら、コロコロ、可愛いさ、
見るものをリラックスさせる力があるなあと感じながら、
敷地内を散策。
竹を駆使した光悦垣。
緩やかなカーブも、素敵。
待合の席から見える山も、ほっこり丸い。
京の街を見下ろす、絶好のロケーション。
茶室があちこちに。
ススキが生えてるけど、秋の風景としては、
ちょっと暑すぎ。
こちらにも。
もう一度光悦垣を見て、
光悦寺を後にして、
今度は、相国寺へ。
屋根の上も、可愛い。
江戸期の絵画を堪能。
特に気に入ったのが、
天明の大火で大半の絵を失った1年後に書かれた
若冲の”中鶏左右梅図”。
ほっこりの鳥の絵に、どこか訴えるものがあり、
感動しました。
応挙の”牡丹孔雀図”も、圧巻の美しさ。
気になる方は、是非是非。
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