2021年10月7日木曜日

鷹ヶ峰の光悦寺へ。

 10月になっても、まだまだ高温な毎日。

緊急事態も解除となり、ちょっと堂々と京都へ。

 11月の終盤にある、とあるイベントの装花のイメージを膨らませるため、

大好きな琳派の祖の一人である、本阿弥光悦ゆかりの地へ。

光悦は、家業である刀の鑑定、磨ぎ、ぬぐいを行いつつも、

書にも優れ、諸工芸にも通じ、

1615年には、家康より鷹ヶ峰の地に光悦村と呼ばれる芸術村を作りました。

もう一人の琳派の祖と言われる俵屋宗達とともに、

多くのコラボ作品を作り、

楽家を訪ねては、お茶碗も多数焼いたり。

とにかく、多才なアートディレクターのような存在だとか。

 その琳派の香りを体感すべく、光悦寺へ。









この日は、ハンパないほど青い空。



椿の実が赤くて、綺麗。





敷地内には、茶室が多数。

茶道においても、古田織部、織田有楽斎、そして千宗旦とも交流があり、

奥義を極めた模様。

光悦の茶碗は、どこかほっこりで、

魅力的。

 そういえば、琳派の特徴の一つに、円形を駆使した、、とあります。

琳派には、どこかふっくら、コロコロ、可愛いさ、

見るものをリラックスさせる力があるなあと感じながら、

敷地内を散策。





竹を駆使した光悦垣。

緩やかなカーブも、素敵。






待合の席から見える山も、ほっこり丸い。







京の街を見下ろす、絶好のロケーション。








茶室があちこちに。











ススキが生えてるけど、秋の風景としては、

ちょっと暑すぎ。






こちらにも。


もう一度光悦垣を見て、












光悦寺を後にして、

今度は、相国寺へ。





屋根の上も、可愛い。




こちらでは、相国寺ゆかりの若冲をはじめ、

江戸期の絵画を堪能。

特に気に入ったのが、

天明の大火で大半の絵を失った1年後に書かれた

若冲の”中鶏左右梅図”。

ほっこりの鳥の絵に、どこか訴えるものがあり、

感動しました。

応挙の”牡丹孔雀図”も、圧巻の美しさ。





気になる方は、是非是非。

0 件のコメント:

コメントを投稿