2019年12月12日木曜日

今年最後の月釜〜趣向は”除夜釜”。

今年も最後の月釜となりました。

毎月季節を感じるしつらえが楽しみ。

そして今月は、Mさま宅のお軸もお目見え。

今月にぴったりなお軸だとか。

楽しみ*楽しみ。







あちこちで、椿が開花。

初冬から初春にかけて、いろんな種類の椿が

寒い空気の中、目を楽しませてくれます。




ストローのようなトクサが、整列。

 さてさて、今日のお菓子のメインは、、、、。







お干菓子が今日のセンター。

ゆずと敷き松葉。

敷き松葉を丁寧に敷いたお庭を見かけますが、

大変手間がかかる下準備が要るようです。

松ほど、手入れの有無で見た目が違う樹も

なかなかないかも。

菓子器は、食籠(じきろう)。

二段になっていて、開けた時の驚きも嬉しい。




今日のお干菓子は、こちらから。

お干菓子だけで創業400年の亀屋伊織さん。

頂くのが楽しみです。

 主菓子は、幸楽屋さんの初雪きんとん。

きんとんは、女子には特にたまらない〜。

初雪っていう名前にもきゅんとします。




香合は、オランダのデルフト製。

名は、”富貴草”。

ヨーロッパのキーンとした冷たい冬の空気を感じます。




Mさま宅のお軸の箱がこちら。

作者は、岡山出身で大阪で活躍した美人画で名高い”上島鳳山”。

45歳で他界したため、あまり一般に知られなかったかと。

円山四条派に学んだということも、今回知りました。

題材は、”大根図”。

京都の寺院で師走の風物詩となっている大根焚き。

除災招福を願って、行われるとか。

ということで、今日のお軸がこの”大根図”。




めちゃめちゃ好きかも。




表装の色ともぴったり。

合わせたお花は、




竹の花入に、蝋梅と紅妙蓮寺椿。

咲き始めの紅色にドキッ。








皆様、食籠を開けて歓声!。




初雪きんとん、もっちりと美味しくいただきました。




師走の雰囲気をくむ茶碗が次々に登場。



















目でも楽しむお干菓子。

美味しくいただきました。




多摩川沿いに現れて、ニュースになってましたねー。

こんな感じで、逃げたようです。




私が二服目に選んだお茶碗。

この頃、柄のある茶碗が好きです。




白くて首のあたりのフリルが可愛い水指は、

赤膚焼だとか。

スッとした姿も素敵です。




いつもご一緒いただくモザイク作家の藤平三穂さんの薄茶器。

銘は、”木漏れ日”。

繊細で上品な佇まいが作家の雰囲気とぴったりですね。







着物は、帯の柄も楽しいですねー。







今年もいろいろの趣向で、心豊かな時間をご一緒いただきました。

来る年も、楽しみがいっぱいですね。

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