2020年1月8日水曜日

嵐のち晴れの、今年の初釜。

昨晩から荒れ模様の天気。

朝方もかなりな雨。

着物で来られる方々を心配した今年の初釜。




じっとりと雨に濡れた木々も美しく。










雲がどんどん切れてきて、

ついには青空。




裏の川には、ペアの鴨がふた組。




待合の力強いお軸は、

”寿老人”。

相国寺管長の梶谷宗忍老師の書。




お正月ならではのおめでたい花も豪華に。




30年以上の年月を経た翁と嫗。

年々、笑顔が溢れんばかりな感じがします。

こういう風に年を重ねたいわ〜。




スタンバイの茶碗たち。

子年にちなんだものもいろいろ。

個人的には、諏訪蘇山さんのが、気になる。




床では、花入とお花のみスタンバイ。

青磁の花入に、鶯神楽(うぐいすかぐら)とピュアなピンクの椿は、

太郎庵椿。




先月に続き、M様のお軸到着。




白梅の前で、笛を左手にちょっと空を仰ぐ乙女の姿。

初々しさにうっとり。

鏑木清方の”梅に振袖乙女”。



Mさまとご一緒に撮影。

新春にぴったりな床のしつらえ。










棚は、高麗卓。

華やかな水指は、鳴滝窯の城岳造。

上品な色にもうっとり。




お香合は、萩焼の岡田裕さんの”子”。

ちょっとリアルです。




見事な折り紙のネズミさんは、Uさま作。

毎年、干支の折り紙をお持ち下さいます。

可愛いー。

 席入りして、まずはお楽しみの花びら餅。

中の餡をこぼさぬよう、一心不乱に

一気にいただきます。

中のごぼうが良いアクセント。

たまりません。








大きいです。

着物を汚さぬよう、結構毎回緊張。




濃茶は、茶入れから螺旋状に抹茶が出てきて

なかなかの量が入り、練って仕上げる感じです。







何人で飲むか考えて、

しっかり自分の分を全う。







皆様、時々床の美人画を見て、

談笑。







個性的な茶碗*2。

皮のはぎ合わせのようなお茶碗は、中田篤さんによるもの。

筒茶碗の方は、藤平伸さん作。

色も形も魅力的です。







おめでたいお干菓子も楽しみました。




打ち出の小槌にネズミさん。

ほっこり。




こちらもネズミさんが。




いろんな梅の茶碗も。



諏訪蘇山さんの平茶碗。

飲み終わったら、菊の模様。

ちなみ、私の今日も着物も菊模様。

年々、好きになる菊。




拝見も四品。

茶入、茶杓、仕服、棗。

と続きます。










お詰めの方は、四つを一度に持って、

正客に返します。







総礼で、お開き。




もう一度、鏑木ワールドを堪能。

新年から、素敵なお軸を見ることができて、

幸せ気分いっぱい。







今年一年、季節に寄り添う茶道の世界、

楽しませていただきます。

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