今月の月釜。
まずは、お庭を見てみると、
どんどん春めいているわー。
年を重ねて、年々好きになる梅の花。
白いのも可愛いし、
さてさて、タイトルの青い牛のくだりは、、。
出展は、李白集からのようですが、
茶席の禅語だそうです。
詳しくは、よくわからないけれど、
想像すると、、、
ポカポカと暖かい日差し、
のんびりと牛が寝そべる様が、なんか牧歌的で
ほのぼの。
気に入りました!
そして、こちらにも。
鶴の香合の横に、”花暖青牛臥 松高白鶴眠”。
春の暖な日差しで、牛も寝そべり、松の上では、白鶴も眠っている??
こちらも、のんびり。
のんびりした空気感がなかなか味わえない、緊張感が抜けない昨今。
脳内だけでも、春のポカポカ&のんびりとしたいわ〜。
さてさて、今日の月釜は
姉の友人であり、いつもご一緒させていただく彫金作家の
守家羊子さんの作品の数々のしつらえで、
茶席を楽しむ企画となっております。
今日は立礼で椅子席での月釜。
立礼とは??
明治5年春に、京都博覧会が開催されるのに際し、
海外の方々にも是非茶道に親しんでいただきたいと、
裏千家11代玄々斎が考案されたしつらえで、
80日間で、800人近くの方々に楽しんでいただいたとのこと。
明治維新から5年での試み。
改めて、当時の方々の意気込みに敬意を表します。
水を掬うと、月は手の中にある。
なーんて、おしゃれな描写。
年々、月という存在にも惹かれます。
きりりと入った水仙。
花器は、姉がロンドンの我が家に来た際に行った
ポートベローズのマーケットで買った李朝の桶に、
羊子さんが、銀細工でリメイク。
なんとも、素敵に仕上がってます。
そこに、蓋とツマミを羊子さんがプロデュース。
シルバーの茶杓、カットガラスの器の茶入れの蓋も。
金箔もちょこっと。
2月は、バレンタイン。
銘は、”ときめき”。
きゃっ。
こちらも、もちろん羊子さんのプロデュース。
ピンクの方は、中が赤白混合のつぶあん。
美味で、かつ素敵。
こちらの蓋の金の飾りも、豪華で洒落てます。
楽しい時間でしたね。
横須賀の”いずみや”のもの。
懐紙の上は、賑やか三昧。
立礼のお点前も、机の高さが高過ぎ、、とか、
なかなか大変なようですが、
正座が苦しい我々には、ありがたい席です。
しつらえの話もたくさん聞いて、
二服目も楽しみ、
楽しく、時間が過ぎ。
なんて、素敵。
免疫上がりますね。
最後は、鶴亀のなんともめでたいペアの御香合を拝見。
ご一緒できた皆さん、ありがとうございました。
来月も、元気にお会いしましょう!
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