先月の月釜が、仁和寺での特別なイベントとなり、
今回は、
お家に帰ってまったりと、、な月釜に。
向こう側に見える山の紅葉も終盤。
最近は雨が頻繁に降り、
庭の木々もしっとりと。
蝋梅は、紅葉して散りゆく葉っぱの下には、
ぷっくりの花芽が。
お正月の頃には、
少しずつ黄色い花が
目を楽しませてくれます。
この時期のお庭の女王は、
やはり椿。
いろんな色や咲き方があり、
見ていてなかなか楽しいです。
こちらの艶っぽい色の椿も素敵だわ〜。
お正月花の代表の一である、
千両も紅い実をつけてます。
炭が暖かく準備中。
クリスマスっぽいしつらえも
スタンバイ。
床を拝見。
花入れは、紫こうちに”加賀八朔椿”と”蝋梅”。
椿の名前もなんかゴージャスだわ。
お軸は、大徳寺徳禅寺の了庵和尚の筆。
”白牛雪山飽美味”。
その心は、、、。
さて、、。
白い牛がおいしいもの食べ過ぎて、
雪山でまったり。
では、ないかなあ。
何れにしても、もうすぐ虎さんにバトンを渡すので、
名残の牛さんですね。
先月の炉開きが仁和寺茶会となり、
”炉開きおめでとうございます”と、
”師走のしっぽりとした佇まい”がミックスして、
まず最初に善哉をいただく順番に。
大粒の立派なあずきは、
一個一個箸で運べるくらいな大きさ。
お餅もおいしいわー。
そして、席入り。
少しキラキラしたしつらえ。
棚は、”雪輪棚”。
丸くて茶杓が置きにくそうな
アジアンな棗は、
ジャワの漆器で、
銘は”宝相花”。
シルバーでキラキラな建水は、
タイ製だったかなあ。
どっしりした、
中がキラキラゴールドな茶碗は、
金沢より。
さすが、金箔の土地柄ですね。
飲んだ後、茶碗を拝見するのも
楽しみですね。
まだまだマスクが手放せないけれど、
つけたり、外したり、
みなさん慣れてますわー。
可愛い苺ちゃんの茶碗で。
苺はいつしか、12月のものになりましたね。
水指に見立てて、
蓋に華やかな飾りをつけたのは、
ご一緒いただくYさま作。
みなさん、
多才です。
帯が、
すごい。
クリスマスな柄が、めちゃくちゃ可愛い。
毎年この時期にいただくこのお干菓子。
亀屋伊織さんのものですが、
少し、調べてみました。
創業は、約400年前。
その間、ずーっとお干菓子だけを作って来られました。
お干菓子には、
木型に材料を押し込んで作る”押しもの”、
豆の粉と砂糖を練った”州浜”、
砂糖を煮詰めた”有平糖”、
などがあるようです。
多分、柚子のは州浜、
松葉は有平糖でしょうか。
この有平糖は、特に作るのが難しいようです。
出来栄えが、天候に左右されやすく、
ほんの少しの塩梅の違いで水気が出てしまい、
タイミングよく煮詰めて、手早く美しく細工を施すのに、
日々真剣勝負だとか。
そう思っていただくと、
主菓子の陰で、ちょこっと地味目なお干菓子にも、
よりレスペクトして、
いただこうと思いますわー。
さて、タイミングよく撮れた
みなさんの素敵な帯のいろいろ。
可愛いわー。
慣れた手つきの所作も、
いいですね。
キラキラのお茶碗。
豪華。
Tさまの帯も、素敵です。
繊細でチャーミングなお香号は、
Mさま作。
ビーズがぎっしりと。
細かい作業に敬意を表します。
このマークを合わせると、
蓋が閉まります。
なるほど。
まあるい棗に、
バランスよく茶杓乗せてみました。
集合写真。
口角上げて、
いきましょう!
最後に、Yさまの帯と帯締め撮影。
帯締めは、お義母様のもの。
クリスマス色で、ぴったりです。
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