2018年7月11日水曜日

今月の月釜 趣向は”神輿洗(みこしあらい)”。

 先月は欠席した月釜。

今月は、なんとか滑り込みで参加。

京都は、今まさに祇園祭真っ最中。

17日の山鉾巡行に向けて、昨晩は八坂神社の神輿を鴨川の水で清める

神輿洗いが行われたとか。

ということで、今月の趣向は、”神輿洗い”。




”長”とありますが、

”あやかれや 長刀鉾のくじとらず” (表千家 即中斎筆)。

とのことです。

とびっきり蒸し暑い京都の夏の始まりですね。




お庭のオニユリ。

たくましさを感じます。




ありえない量の雨が降ったおかげで、

緑は、ピカピカです。















香合は、祇園祭にちなんで”笛(表完造)”。




爽やかな水色の表装も素敵なお軸は、

”畑開翠扇清風暁(大徳寺了庵和尚)”




夏らしい籠は、”清涼籠”。

花は、夏の象徴のような”宗旦木槿(むくげ)”と水引草。




今日のお点前は、夏ならではの”洗い茶巾”。

点前の途中で、茶巾の水をしぼる音が、

耳に涼しい夏ならではのお点前です。



煙草盆をよーく見ると、




ちょっと写真がボケましたが、”鵜飼い”です。




雨ですっかり洗われたお庭を見ながら、

手を清めて、席入り。




桃太郎のような、ぷっくりな主菓子は、

平安殿さんの”水ぼたん”。

まわりの葛が爽やかで優しい夏の味。















お土産のくるみ餅や豆も楽しみました。





茶碗は、この時期綺麗な”青紅葉”や、




様々なテーストの平茶碗がずらり。




お道具拝見も、楽しみな時間。




水指の蓋が、こんなシェイプで素敵。

染付唐草は、華中亭道八によるもの。

涼しげです。













皆様、真剣な眼差し。










棗は、”松喰い鶴”で初代久宝造。







お詰めの方の拝見が終わり、

最後は正客にお道具を返して、




亭主に戻して、




総礼で、終了。




夏の着物をあれこれお互い褒めあって、

先日の豪雨の話も出て、

無事今日来れたことを喜んで、

楽しい時間に感謝。




夏は夏の楽しみがあるお茶の世界を堪能しました。


 

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