2018年12月13日木曜日

娘と楽しんだ今月の月釜

昨日は、ロンドンから一時帰国中の娘と京都へ。

姉宅での月釜に一緒に参加。

 娘は、茶席も正座も初。



お庭には、千両の横の馬酔木に花芽が。




お隣の窓辺の干し柿が、冬の寒さを素敵に見せます。




鮮やかな緋色の椿の蕾が可愛い。




さてさて、手や口を清めて席入り。




床のお軸は、”日々無事”。

近頃は、特にそうありたいと思う言葉。

力強い筆つかいに引き込まれます。

相国寺の大津櫪堂(おおつれきどう)の筆。

この時期らしい花は、蝋梅、椿は覆輪蜀江(ふくりんしょっこう)椿。

竹の花入れにぴったり。




STAR WARS に出てきそうなキャラのこちらの香合は、

信楽の高橋楽斎による”白蔵王”。

キツネだそうです。




素敵なしつらえを拝見して、席に。




美味しそうな主菓子は、鶴屋吉信の”冬野”。




水仙の香りがしそうな菓子器。







こちらの菓子器も、この時期らしいシックな色。




美味しくいただきました。



湯気も暖か。

娘ちゃんも正座頑張ってました。




お干菓子は、目にも鮮やかな黄色とグリーン。

柚子と松葉、亀屋伊織製。




お気に入りの鳥獣戯画のお懐紙で。

柚子の方は、意外にやわらかくて、ほくほくといただきました。







娘ちゃんは、姉のお点前をしっかり見るのも初めてかも。

所作の一つ一つを楽しんでました。




いろんな茶碗を見れるのも、楽しみの一つ。







自然に笑みがこぼれる、師走の幸せなひととき。




こちらも、ひょっこりはんみたいな大黒さん?。




最後は、ハリネズミの水つぎも登場。




娘ちゃんも、ほっこり。




こちらのひょうたんの薄器の銘は、”瓢(ひさご)”。




最後は、お詰めから正客にお道具を返して、

ひとまずお開き。




皆様に色々教えていただいて、楽しく終了。







今日は、この後点心を楽しみました。

お料理は、いつもご一緒くださる料理家の大塚さまによるもの。

今回のテーマは、”一陽来復”。










真上から撮ればよかったー。

目にも鮮やか、味は繊細で優しく。

”ん”のつくものが、たくさん。

キンカン、ナンキン、レンコン、ニンジン、ギンナン、インゲン、紅芯大根 、、。

9種類盛り込んだとのこと。

体にも良さそう。







梅サワーやお酒も。




椀物は、目にも鮮やかなしんじょ。

ふわふわで、なめらか。

お出汁も極上。







煮物もほくほくと。




子持ち昆布と銀杏。

プチプチと美味しく。




香のものも、鮮やかに。




炊きたてのご飯も美味しく。




大塚様、美味しくて目にも楽しいお料理の数々、

ご馳走さまでした。

娘ちゃんも、とっても楽しく美味しく、

素敵な時間を過ごせました。

ご一緒いただいた皆様、今年一年ありがとうございました。

来る年も、よろしくお願いいたします。

 娘は今朝、ロンドンに戻りましたが、

日本の文化を十二分に楽しんだようです。



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