2019年10月30日水曜日

ダリアの名前は、桜貝。

今朝の仕入れ。

事前に入れてたオーダーで、第一希望は”オズの魔法使い”。

結構欠品が多いので、一応第三希望まで書いてました。

 で、取りに行ったら第二希望の”桜貝”。

一度も使ったことがないのですが、色合いがオズに似てるということで、

他の花材とともに持ち帰って水揚げ。

 色はめちゃめちゃ可愛い。

が、茎が細い。

花も小ぶり。

そこで、一応買っておいた似た色合いのダリアと混合で

使うことに。




大きさの違いは、歴然。

でも、色は果てしなく可愛い。

 Fちゃんが用事があるということで、

早めに仕上げ。













可愛く仕上がりました。

チョコ色のラッピングも、バッチリと合うわー。










Fちゃんが帰ったので三人で撮影。

クリスマス&お正月。

今年もあと二ヶ月あまり。

 皆様が帰ったあと、片付けを済ませて

自分のブーケで撮影タイム。




秋に桜色ですが、他の花材が秋っぽいので、

なかなかお気に入りの組み合わせ。




上にカメラを掲げて、

被写体見えずに撮影。






ずれたり。




バチッと合ったり。




やっぱりお花選びが楽しくて、

まだまだ花遊びは、続く。

2019年10月27日日曜日

小川通から五条坂界隈へ。

やっと晴れ間の見えた週末、昨日は京都へ出かけました。

姉と待ち合わせて、まずはこちらから。




江戸の茶道具の数々が、”三冊名物記”のイラスト入りの説明と、

実際の名品とともに、間近で見れました。

実は、この彩色図と説明や、注文書のイラストなどが

私てきには、以前から大のお気に入り。

 以前姉に連れられて、訳も分からず行った(薄茶とお菓子がいただけるので)

北山の表千家センターにて見かけた

”利休が楽家初代の長次郎に送った茶碗のイラスト入り注文書”が

表装されたお軸があり、妙に気に入ったのを覚えてます。

かれこれ7年ほど前かも。

 茶道のにわかファンですが、ファン歴も長くなり、

お点前を習うわけでもないのですが、

姉のお供で、お道具はめちゃめちゃ見に行きます。

そして、いつものように、

好きかそうでもないか、の視点(私点?)で楽しむのが専ら。




書いた本人は、こんな立派に展示されるとは、、

ときっとびっくりでしょうが、

魅力ありますわ。

 一階では、お庭を見ながら、

薄茶と田丸屋さんの主菓子をいただきました。

しつらえは、なかなか男性的な感じ。

お花も、大宗匠のお軸と絵も、

素敵でした。(撮影はNGでした)。




茶道資料館のすぐ横は、長谷川等伯や、本阿弥光悦ともゆかりの本法寺。

小説の中でも、何度も登場しました。




絵筆を持って、空を見上げる等伯の像。







そして、そこを抜けると”小川通”。

電線を完全に埋めて、すっきりした通りは、

裏千家と表千家の家元が並びます。







外からでも、すっきりと整った松の木が見えて、

炉開きを控え、準備万端ですね。




そして、お隣は表千家。







趣が異なり、どちらも凛とした佇まい。




道具屋さんもあちこちに。





この日は、三大祭りの一つ、時代祭真っ只中。

川端通りを南に下り、










なんとか混雑の中、五条坂界隈へ。




一昨年は、豪雨の中陶器まつりに行ったあたりを通り、




こちらへ。

いつも月釜でご一緒いただく藤平三穂さんのお父様のアトリエを

記念館に改装されて、年に二回開館されています。




ホッとする字体の看板がお出迎え。







前庭にも、あちこち可愛いオブジェが。








ほっこりがすでに満杯。

 この建物は、陶芸家の藤平伸さんが、東山三条にあった古い油問屋の蔵二棟を

アトリエ兼住まいに改造したもの。

大正時代のステンドグラスが入った吹き抜けの素敵空間です。




 ニット帽のお父様の写真の前で、三穂さんが出迎えてくれました。







今回の展示は、90年代後半から2000年代の晩年の作品だそう。




動物のオブジェも多数。




作業机も素敵。




お道具もずらり。




お軸の字と水墨画。

やはり、どこかほっこり。

伸という名前は、陶芸家であった父親の政一さんと親交のあった

河井寛次郎さんが名付け親だそう。

河井寛次郎記念館も、すぐ近くにあります。




二階からの眺め。









作品のバラエテイーも広く、

とても遊び心に満ちていたような感じがしました。




フクロウのオブジェは、あちこちで発見。











ここにも、ほっこり”フクロウ君”。




月釜で、皆さんが”辰砂(しんしゃ)”の話をされていて、

”伸さん”かと思ったら、

陶磁器の釉薬のことでした。

こんな素敵な色なんですねー。







お父様への思いと、少年のような心を持ち続けた陶芸家”藤平伸”さんの

全てがほっこり詰まった素敵な記念館でした。




河井寛次郎記念館は、この時間はもう閉館。

また次回に。




文化の香りいっぱいの素敵なお出かけとなりました。