2013年6月8日土曜日

自然が育む和バラ

連日晴天の続くなか、かねてから楽しみにしていた

バラ園を目指し、主人の運転で滋賀県守山市へ。

 日本に本帰国し、まず一番楽しみにしていたのは、

花の生産者さんに会い、花が育つ姿を見に行く事。

イギリスでは、花のほとんどがオランダからの輸入。

生産者の息吹がなかなか感じられないのが、

少し残念でした。

 日本ならではの花、とりわけ和バラ、、という存在を知ってから、

どうしても、その生産者に会いたくて、

今日は守山市まで出かけました。

農園に着いたのですが、

まず最初にお邪魔したのは、

國枝バラ園の方でした。

同じ敷地内にあるのですが、

こちらはお兄様の國枝 武夫さんのバラ園で、主にオランダLex社の品種のバラを生産。

私が普段レッスンで用いるバラがずらっと並びます。




白バラ代表の、アヴァランチエ。




壮観です。

切り花用のバラが育つ様子、初めて間近で見て感動です。

とっても元気なバラです。





こちらは、ピーチアヴァランチェ。




でも、今日の目的はこちら

弟の國枝 啓司さんが育てられている和バラに会うため。

先ほどのバラとは育て方も異なり、

コンセプトも違います。

見た目も、少し小ぶり。

和バラの名にふさわしい、一見繊細ですが、

芯の強さを感じます。

日本女性みたいですよ、、という説明。




ひとつひとつの品種を丁寧に説明してくださり、

名前の由来、香り。

とても贅沢な時間。

花びらが140枚ですよ、、とか。

実際に数えられたとか。

とにかく、和バラに対する愛情の深いこと。

カメラを回すよりも、その話にじっと聞き入り、

意外に写真が少ないです。

人間、二つの物事に集中は無理だと、確認。




枝がたおやか、風に揺れるような姿。

色もいい。

普段買うバラは、枝が真っ直ぐで、直立。

ここのは、ブーケにも葉っぱ、茎、

まるごと綺麗で、全部楽しめる。

今は植え替えの時期で、お花はそんなに多くないのですが、

ふかふかの土を見ていると、

バラも幸せそうです。




その名前も、ひより、ひな、かおりかざり、しずく、ほのか、いおり、てまり、

つきよみ、りくほたる、葵、千、美咲、結、友禅、綾、、、、。

並べるだけで、癒される。







土には、籾殻を始め、自然の堆肥がたくさん。

見た目にも、ふかふか。

いいクッションの上に、新しい苗も居心地良さげ。










今日の温室の中、かなり灼熱です。

気がつけば、二時間ほど経ってました。

和バラの香り、、時間を忘れます。




作業場に飾ってあったバラ、美咲でしょうか。




素敵な笑顔。

育種家である、啓司さん。

そのお父様の元、その和バラブランドの確立に取り組む

プロデューサーである息子さんの健一さん。

素敵な親子がタッグを組む、ローズファームケイジ。

この秋には、新種も登場、、とか。

やっぱり、日本の生産者ってすごい!と確信しました。





こんなにいろんな色があるのですが、

一緒にしても、全く違和感なし。

同じ環境で育ち、お互いいいハーモニー。







素敵に束ねて、ブーケに。




レッスンに、ぜひぜひ使って、和バラの魅力を

皆様に知って頂きたい、、

新種も豊富に出回る秋口が、

今から楽しみです。

 家に持ち帰った和バラ、

明日もう一度カメラに撮ってみます。

 行き帰りの運転、二時間半ほど車にてわんこさんと待機、、

主人にも感謝です。おつかれさまでした。

 バラに夢中だった一日、気がつけば、体中塩っぽい。

顔は、、、思いっきり、日焼け。

まあ、よし(^^;) 。

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