2018年2月14日水曜日

2月の月釜 主菓子は想いがさね❤️

早いもので、今年二度目の月釜。

寒いながらも、日差しが眩しい今日の京都。




お庭に差す光も、明らかに先月より強く。

椿も、続々と開花。




つくばいの氷は、なかなか溶けないけれど、




下庭の蝋梅は満開。




梅の蕾も、ぷっくりと。




待合のしつらえは、甘い水仙が春の香り。




”彩凰舞丹雪”とあります。

雪の舞う中、鳳凰も舞う??という感じかなあ。

建仁寺益州和尚の筆。




根来塗りの桶に入った水仙は、




足元を唐子たちが、仲良く支えてはります。




中待合では、火鉢で暖をとって頂く準備。







今日は、”一粒万倍日”(いちりゅうまんばいび)。

暦の上でも、運の良い日だそう。




先月の月釜。

花びら餅が美味しかったわ〜。

(食の記憶は、強し)。




ちょっと暖かな日差しのもと、手と口を清めて

席入り。



床のしつらえ。




お軸は、徳禅寺の了庵和尚の筆による ”白牛雪山飽美味”。

意味は、各自想像してみました(笑)。

何が美味しいのかは、不明です。




お花は、ちょっと蕾が膨らんだ山茱萸(サンシュユ)と

ぷっくり蕾の椿は、”鶴亀椿”。

めでたいことこの上なし!な名前。

花入れは、河井寛次郎造の”草花紋”。

この時期にピッタリな色合いです。




そばの出前のような、段々で運ばれてきた主菓子。




下の段から数を勘定して、黒文字を差し込んで、

次の人に回します。



開けてわーっとなったのは、




こちらだったから❤️。

今日は、セントバレンタインデー。





ハロウインもクリスマスも、バレンタインもしっかり乗っかります。

鶴屋吉信製の”想いがさね”。

ちなみに、中はチョコではなくしっかりアンコでした。




いろんな茶碗が登場した中、




私のは、三つ葉のクローバー。

春ですねー。







いろんな質問も飛び交い、和やかな時間。




お干菓子は、まめや萬久のチョコと抹茶のお豆と、

夏みかんのゼリー。




この時期しか使えない梅のお茶碗は、清水六兵衛造。




この時期嬉しい筒型の茶碗は、

ほんのりハートの柄。




香合は、犬かなと思ったら牛でした。

梅の時期は、牛だそうです。




薄茶用の茶入れは、薄器と呼ぶそうで、

こちらは、坂下秀二郎造の”金輪寺”。




晒しに乗せて拝見するお道具もあるそうで、




水注ぎに使う梅の柄のお道具も、

回ってきました。

 拝見したお道具は、おつめの方が正客に返して、







正客が両方を抱えて、

亭主に戻して、



総礼して、お開き。




丸い円卓が、今日の一番のお気に入りです。

卓は、じょくと呼びます。

”じょく”なんですねー。




今日ご一緒の皆様。




姉の帯は、”伊勢海老”ですわ〜。

 三穂さんの帯が、特に今回目を引いたので、

撮影させていただきました。




染織家の”三浦景生”さんによるもの。

惹きつけられる色合いと柄です。

 まだまだ未知の魅力がいっぱいの茶道の世界。

三月が待ちどおしいです。

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