2018年4月12日木曜日

4月の月釜 〜桜花祭

昨日の京都は、どんよりの空。

寒くもなく、暑くもなく、春らしい強めの風が舞います。



下のお庭の桃が満開。

いろんな種類の椿も、まだまだ咲き続け、




馬酔木の新芽が綺麗なあと見ていたら、





瓦の上に咲く、ど根性スミレ発見。

力強いです。




双葉葵もどんどん増殖中。




利休梅が、ハラハラと桜吹雪のように舞ってます。




待合は、




磯田又一郎筆の、”舞妓”はん。




都わすれに双葉葵。




63回目の端午の節句の飾り。

風格あります。

右の箱の中には、鎧やらのセットも内蔵。





こちらには、シャガの花発見。




こられた方々がしばし休まれる中待合。




先月出てきた吉野山のお茶碗、素敵でした。

今日も登場するかなあ。




さてさて、今日の姉は新緑色の着物。

あちこちの山々が、新緑と山桜のほんのりピンクで、

素敵に色づいてますね。




先月は、釣り釜でしたね。




今日は、ベルギーとドイツからのゲストが来られ、

間に入って、通訳頑張りました。




淡交社の”なごみ”の月刊誌を読んで、予習。

V6の長野くん、毎月登場です。

茶道と懐石を勉強中だとか。

お点前の姿、さすがにかっこよかったですわ〜。

 さて、今日の目玉はこちら。




利休好み、旅箪笥。

なんて洒落た趣向。

利休のデザインは、どれもシンプルながらエッジが効いていて、

一度お会いしたいものです。

そんな大それたことが言えるのも、素人の強み。

 さて、英語でなんと説明するか?

”just like a picnic hamper!"

とか、言ったかも。





そして、こちらがスペシャルな理由がもう一つ。

いつもご一緒いただく、藤平三穂さんの棗と、

お父様の藤平伸さんの建水が仲良く入っている、、というポイント。

建水って、なんて説明するか?

"waste water bowl" かな。

だいたい、けんすいというのも、最近知ったのに(汗)。




釜もスペシャル。

透木(すきぎ)釜、、というものらしい。(畠春斎造)

釜の下に敷く板も、このためだけとか。

櫻井翔くんの餃子のコマーシャルの、羽根つき餃子を思い出した私。

(すいません)。




さてさて、いろいろ訳していて、まさかの主菓子撮り忘れ。

柳桜という銘のきんとんで、

やわらくて、とっても美味しゅうございました。




お干菓子は、2種。

こちらは、銘が”おおきに”。

だそうです。




桜にちなんだお菓子も、美味しくいただきました。




お軸は、

”香禅心花間合掌”。

徳禅寺了庵和尚筆。

意味は、想像してください(笑)。




床の花は、花筏(はないかだ)と玉手箱椿。

葉っぱの上に小さいはなが咲く、花筏。

英語でなんとか説明。

玉手箱椿は、”浦島太郎”から説明して、

わけわからなくなり、なんとなく納得していただき終了。




お香合は、ひょうたんの形に桜。

ひょうたんをgoogle検索。





三穂さんの棗は、繊細なテーストが素敵。

ベネチアんビーズがずらっと並びます。

一旦おひらきとなり、皆様それぞれの気になるものを更に鑑賞。





藤平伸さんのコレクターの紳士は、

父娘コラボの旅箪笥に、しばし感動。




こちらの帯も伸さんのデザイン。





ドイツ人のMさまも、ピーコックの淡いピンクの着物が、

とってもお似合いでした。










皆様、お疲れ様でした。

 神戸に戻ると、夜はロンドン時代の主人の仕事仲間がやってきて、

夜も英語三昧。

頭使いました〜。

 私もお疲れ様。


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