そして、昨日は冬に戻ったような寒さ。
それでも、お庭の木々は着実に前に進み、
様々な種類の椿が、続々と満開に。
こちらの白い子達も、今まさに。
大好きな馬酔木もほぼ満開。
可愛いスズランのような花も魅力。
木蓮とヤブツバキ、桜のコーラスのような風景。
この時は青空。
のちに、時雨れる春の天気。
沈丁花も、満開。
家の中に取り込んだ彼岸桜。
蕾がほころんできて、最高に可愛い。
お雛様の短冊の、待合のしつらえ。
”桃色千峰春”。
どっしりとした、どこかエキゾチックなお雛様。
富山の土人形は、姉のチョイスっぽい。
賑やかに席入り。
爽やかなお軸は、”香禅心花開合掌”。
大徳寺了庵和尚 筆。
竹の花入れが、素敵。
芽吹きのリキュウバイと花見ぐるま椿。
カーブした枝がかっこいいです。
さてさて、今日一番の楽しみは、主菓子。
上品な甘みと、ほっくりの舌触り。
桜きんとんは、聚洸さんのもの。
口に入れると、思わず笑みがこぼれます。
姉の帯にも春が。
ワラビとつくし。
春になると、実家の父がつくし取りに連れて行ってくれたのを
毎年この時期思い出して、ほっこりします。
まだまだ湯気が嬉しい時節。
今日の釜は、透木釜。
畠春斎 造。
春らしい茶碗が目白おし。
こちらは、いちご柄。
今日の正客の藤平三穂ちゃん作。
皆さまのお茶碗を持つ手つきが、綺麗です。
こちらは、鴨の親子。
ほっこり。
甘いもののあとに嬉しい、昆布の菓子は、
田丸弥さんのもの。
我々世代は、特にハマる渋い美味しさ。
青磁の素敵な色も魅力。
ポップな柄も素敵な茶碗。
遠目にはプチトマトにも見えたけれど、
やっぱりイチゴ。
いい感じの赤色。
こちらは、お雛様のご一行が電車でお出かけ。
年に一回のお出まし。
年々色に深みが。
いろいろ楽しいお話をしながら、今回初だしの薄器。
桜の皮でできたもので、秋田の角館の物だそう。
使えば使うほど、ツヤが出てくるそうです。
持ってみると、驚くほど軽い。
茶杓は、東大寺のお水取りの際使った松明(たいまつ)で作られたとか。
別当の筒井 寛昭さんによるもの。
銘は”蓮華蔵”だそうです。
今回使うのにぴったりですね。
棚は、玄々斎好みの更好棚。
水指は、四君子祥瑞(しょうずい)。
蓋置きは、会の名前にちなんでメンバーの一人である吉田隆子さん作の
白磁 ダリア透。
今回も、素敵な着物が揃いました。
来月は、いよいよ春真っ盛りですね。
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