2021年4月14日水曜日

新緑の比叡山を借景に、天気も味方した野点の会。

 昨年の秋、紅葉が美しい晩秋の日に、

初めてお邪魔した室町時代から続く旧家での月釜。

ブログで振り返ると、こちらに。

 ”次回は、桜の頃に野点の会を。”

という、嬉しいご提案をいただいていました。

今年の桜は、あわてんぼうですっかり終わってしまいましたが、

代わりに新緑の爽やかな季節が前倒しでやってきて、

今日を迎えました。

 しかーし、先週からずっとチェックする天気予報は、

激しい雨マーク。

気をもんでいましたが、数日前から天気予報が変わり、

昨夜の激しい雨の後、今日は奇跡のような晴天。

しかも、昨夜の雨で、新緑が一層鮮明に。

野点に絶好な空気感の中、W邸に到着。



木々の新芽も美しく、







松の新芽も、可愛い。







爽やかな空気感の中、

皆さんの到着前に、

Wさまご夫婦とともに、準備が始まりました。




今日のお茶は、あちらの部屋で支度。




玄関におじゃますると、

槍の名手であった祖先を偲び、

ずらっと並ぶ矢の真ん中に、

狩野探雪のお軸。

ちょっと首を傾げたように見える、

可愛らしい鍾馗さん。

ほっこり。




長い間、守ってこられた歴史を感じる

素敵なしつらえ。







さりげなく飾られたお花も花入れも、

凛として、本当に素敵です。




お天気に恵まれ、

ウキウキと準備も進みます。







お庭の立派なツツジ。

満開になったら、もう一度見てみたいわ〜。




秋に可愛い実をつけていた南天は、

今は新芽が真っ盛り。










ガラスでうまく撮せなかったけれど、

ご主人のペン画は、今回のも素敵。

雀さんが可愛く描かれてますね。











皆さん、どんどんご到着。




薄茶も点てられて、










今日は、姉の社中の若い方々も、

参加いただき、

場が一層華やぎます。




このご時世、外でいただくのは、

本当にありがたく、

そして、晴天に感謝。




日差しも強く、暑いくらい。




ご夫婦での参加も、ふた組。







新緑に、着物の色が一層映える気がします。




今日の主菓子は、”やまもと”特製の

銘は、”小五月(こさつき)”。

こちらのお家が、槍の家ということにちなみ、

槍と新緑をイメージした、オリジナルのデザインです。

そして、お味は、

皮がもっちりで餡も美味しくて、

薄茶によく合いました。










着物と帯の色やデザイン、

日本の文化って、本当に素晴らしいなあと

改めて感じます。




比叡山を撮影中のKさんの後ろ姿を、

隠し撮り。

着物の色と、帯の色の組み合わせが、

絶妙。




推しアイドルが一緒のTさま。

本当に可愛いらしくて、

主菓子を食べる姿も、”パシャっ”。




せっかくなので、

皆さんで座りましょうと、

さらにお家から座布団や敷物もお持ちいただき、









お庭の、とっても立派な椿の木が、

さて、樹齢何年だろうという談義でも、

大いに盛り上がり、




みんなで眺めて、

本当に楽しい時間。



















最後は、Wさまから色々お話もいただき、















改めて、たくさんのゲストを受け入れていただいた

ホスピタリティーに、感謝の気持ちでいっぱいに。




最後は、比叡山を背景に記念撮影。

(でも、比叡山がちゃんと入らず、、すいません)。

また、紅葉の頃お邪魔できれば、嬉しいです。


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