水曜日の夕方イギリスに戻り、雑務を順調にこなしていたら、
昨日の午後から、突然のめまい。
今朝は、無事復帰してほっ。
筋肉痛と同様時差ぼけも、年齢とともに遅れてやってくる模様。
同年代の方々、お気をつけて。
三週間ぶりに戻ると、ビデオ(私語?)の超早送りのように、
庭や裏の公園の緑が、まばゆいばかりの新緑。
我が家の前庭にある樹齢100年はいっていると思われる OAK TREE も新緑が美しい。
見えにくいですが、りすさんが張り付いております。
裏の公園の数ある OAK TREE の中でも、一番のお気に入りの木も
この通り。
たしか日本に行く前は、ほぼ裸でした。
TAKUちゃんも、無事お留守番をクリアし、元気そのもの。
一安心です。
ところで、昨日はロンドンに100万人が訪れ、世界中で10億人の人が
テレビで釘付けになったイベントといえば、
Royal Wedding ♪
私も、もちろん朝からBBCに張り付いておりました。
まずなんといっても注目は、KATEさんのドレス。
TOP SECRET で、最後までリークすることなく、
やっとお目見えしたのは、Alexander McQueen by Sarah Burton ! のドレス。
あまりの美しさに、見とれてしまったのは、私だけではないはず。
Alexander McQueen といえば、長年の子育て友、美大卒業でセンス抜群の友人が
ずっと前から注目しておりました。
昨年ご来英の折には、
McQueen の自殺のあとすぐだったので、オリジナルのお洋服を
大人買い。
アテンドできて、とても楽しかったです。
ラインがとても綺麗で、なかなか買えないけど、好きなブランド。
今回の洋服も、そのラインの素敵さも健在。
刺繍やベール、すその長さも絶妙でした。
BRIDESMAID のKATE妃の妹のドレスも、やはりMcQueen.
こちらもシンプルながら、以外に存在感があり、素敵。
一緒に歩いたFLOWER GIRLS とのツーショットも
ほほえましかったですね。
今ネット上でも、人気急上昇!
お母様をはじめ、美人一家です。
でも、私の最大の関心事は、やはりお花。
まずブーケですが、
最初、”あれ、小さい?” と思ってしまいました。
ダイアナ妃のは、下にながーく垂れる豪華なもの。
でも、すぐに彼女にぴったり、と感じました。
あとで調べてみると、王室の伝統にのっとったブーケで、すべてWIRINGされたもの
とわかりました。
コンスタンス、スプライでお花を習った際に、聞いていたことが色々思い出されます。
ビクトリア女王以降、ブーケには必ずマートルという木が添えられます。
これは、夫のアルバート公のおばあさまのドイツのお家を訪問した際に贈られ、
その枝が挿し木され、今もワイト島オズボーンハウスに咲いております。
今回もその木が使われたとか。
私もお庭に植えておりますが、Herb of Love とも呼ばれ、
とってもいい香りがします。
ビクトリア女王の結婚生活がとても幸せだったので、
代々ロイヤルファミリーの結婚の際のブーケには、
必ずこのマートルが添えられます。
が、このところのゴシップやら離婚、ロイヤルファミリーの結婚は
はっきり言って、散々。
今回の若いお二人には、是非是非幸せになってほしいと
神様にお願いせずにはいられません。
ブーケと並んで私がとってもいいなあと思ったのは、
Westminster Abbey に並んだ木々の数々。
これらは、すべてチャールズ皇太子の Gloucestershire のお庭から
運び込まれたもの。
6Mを超える Englishfield Maple が6本と、二本の Hornbeam Tree.
それに会場を飾ったほぼすべてのお花が、Windsor Great Park から運ばれた
今の季節のお花、
アザレア、石楠花、ユーホルビア、ライラック、ふじ、ぶなの木。
今咲いているもの、イギリスのもの、イギリスのカントリーサイド、、
というテーマに沿ったものを選んだようです。
お庭から持ってくるって、簡単で安上がりのようにも思えますが、
実はとてもやっかいです。
切花用に加工されたものと違い、水揚げや日持ち、、、
考えただけで、大変な作業。
豊富な知識と経験が必要です。
その裏方の努力の甲斐もあり、式はまるで、お庭で??と思うほど
新緑が映えて、うっとりしました。
ABBEYはながーい歴史を持った重厚なインテリアなので、
重苦しくなりがちなところを、木々や庭の花が、
フレッシュな風を送っておりました。
しばらくは、結婚式の会場装花に、木が流行ったりして?
そして、もうひとつの昨日の注目は、このFLOWER GIRL!
有名なバルコニーのキッスの際に、耳を押さえる若干三才の女の子。
このスリーショットが某大衆紙の今朝の表紙を飾っているようです。
うちの夫が、”この子、えらい老けてるやん。” と式の最初から、
注目しておりました(笑)。
それにしても、式の最初から最後までが、まるで映画のように美しく、
新しいプリンセスの清楚できりっとした美しさもさることながら、
裏方の演出もさすが!
最後には、ウイリアム王子がお父さんのアストンマーチンのオープンカーで
新婦をのせて、サプライズラン! (ナンバープレートは、”JUST WED")
久々に感動しました。
英国では、まだまだダイアナ人気は根強く、若くして母を失い、
母の棺の後を気丈に歩く、若い二人の兄弟の成長と幸せを
みんな切に願っておりました。
昨日の英国あげての盛り上がりも、理解できますね。
偶然ながら、今回の日本行きのフライトで、”King's Speech"
" young Victoria " と、二本の王室ものの映画を見ました。
もし、まだの方は、是非是非見てください。
お勧めです。
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