2019年7月28日日曜日

東北三県〜蔵王温泉&松島

東北の旅、最後は松島へ。

前日から滞在の瀬見温泉。

すぐ近くにこの界隈で最古の温泉宿が、

ジブリな風格。









兄頼朝に追われた義経*弁慶が滞在した温泉だとか。










前日からの雨もすっかり去って、綺麗な晴れ。




鮎を育む川を見ながら、











ちょっとバスクを思い出す空気感の中、




天童市を通り、










雪の壁でも有名な、蔵王エコーラインへ。




頂上近くは、ガスってます。








なかなかのカーブを楽しみました。










向こうのほうに、海が。




松島の絶景を見下ろす’西行戻しの松公園”。

西行法師が諸国行脚の折、松の大木の下で出会った童子と禅問答して敗れ、

松島行きを諦めたという場所だとか。

ちなみに、松尾芭蕉の”奥の細道”の旅は、”西行没後500年”の巡礼の旅だったらしい。




この丘から眺める松島は、とても綺麗で

ガラス張りの素敵なカフェで、イチジクパフェをいただきました。










桜の季節は、特に綺麗で混むようです。














芭蕉の奥の細道で、松島は全国的に有名になったとか。

インターネットがない時代にも、ちゃんと広まっていくんだね。

 海岸の方に降りて、さらに観光。






















日本三景は、こんな昔からだったのに驚き。

























カモメも、すっかり観光客に慣れてます。




日本には、まだまだ行っていない素敵な場所があるなあって実感。


2019年7月26日金曜日

東北三県〜平泉編

二日目は、レンタカーで平泉へ。

2011年六月に世界遺産に登録された平泉は、

仏教、そのなかでも特に浄土思想の考え方に基づいて創られた寺院・庭園及び遺跡が、

良好に保存されているところが評価されたとのこと。

 霧雨の中、早めの時間に到着。

スムーズに一番近い駐車場に停められました。




綺麗な蓮に心惹かれて、中へ。




何気なく説明を写メして、後で改めて読んだら、、。

なんと切ない蓮のストーリー。

でも、きっと癒しの蓮ですね。




しっとりとした霧雨がぴったりの中尊寺。







混んでいると聞いていたのですが、朝早めに行ったので、

ゆったりと歩きました。




木々の根っこに、歴史を感じます。







苔とシダ好きには、たまらないしっとりした佇まい。




奥州藤原氏が滅亡してから500年後、

1689年に平泉を訪れた芭蕉は、藤原三代の映画の儚さと、

義経の最期を偲び、こちらで句をよんだとか。

”夏草や 兵どもが 夢の跡”。







こちらは、金色堂について読んだ句。




とにかく、青紅葉が綺麗でうっとり。

金色堂は、撮影禁止のため、写真はなし。

1124年の造立で、現存する唯一の創建遺構。

当時の最先端の工芸技術を駆使した贅沢な細工にびっくり。
















こちらにも根っこが。

水彩画のよう。







なんとも風情のある能楽堂。







能楽堂の奥の食堂にて、

お蕎麦をいただきました。

自然薯は近くで採れたものだとか。









ここで、お能を見たらきっと荘厳で素敵ですね。
















次は、毛越寺(もうつうじ)へ。







藤原氏二代目の基衡が建立し、三代の秀衡が宇治の平等院鳳凰堂にならって

無量光院を建てました。

しかし、のちに火災で焼失。




境内に広がる大泉が池は、浄土庭園の素晴らしさを現在に伝えているとか。




石の並びにも、もちろん意味があるようです。






この後、瀬見温泉へ移動。



途中の川には、鮎釣りの人がたくさん。

温泉が効いたのか、この日は超爆睡。