2019年7月5日金曜日

初夏の味わい、苦楽園の”くまがい”へ。

もう四日も経ってしまいましたが、やっぱり記録に残しておきたい。

ということで、月曜日に行った”くまがい”のことを少し書きます。

 季節ごとに訪れる”くまがい”は、瓢亭で12年修行されたご主人が

毎回その季節の極上の素材を、素敵な器と共に楽しめる素敵なお店。

こじんまりとした店内は、すっきりとした佇まいで、

季節の花が、凛と飾られてます。




食事の最後に出される薄茶用に用意されている釜の後ろには、

ツユクサ。

季節のお花は、お庭に植えたり、知り合いのお庭から、、と

工夫されて用意されているとか。



店内のペットではなく、

後で食する鮎。

ちょっと残酷物語ですが、瓢亭などに出入りの担ぎの魚屋さんが

極上の魚を持ってこられるとのこと。




器好きのご主人は、かなりのコレクションをお持ち。

お猪口もコレクションも、たくさん。

この日も、常連と思われる実家の母と同じくらいの年齢のご婦人がお二人。

お酒を嗜みながら、ゆっくりとお食事を楽しんでいらっしゃいました。




最初のお皿の柄は、祇園祭。

鮎がカラッと揚げられて、蓼も一緒に美味しく。

新生姜の煮物も初めての味。




酢味噌の上には、なんと初物のイチジク。

上に乗っているのは、はて、、、、失念。

とにかく、初めていただく最高の美味しい一品。




食べる直前に骨切りされた鱧。

こちらも、今年初。

鱧の身も、出汁も極上。

最後まで楽しめました。




実は、魚があんまり得意ではないのですが、

美味しい刺身は大好き。

ウニも最高に新鮮。




この時期あちこちの神社で見かける茅の輪くぐり。

梶の葉っぱで飾られたこちらも、

茅の輪くぐりに見立てた、ご主人の趣向。

今年後半も、穏やかに過ごせそうです。




器も素敵。

じゅんさいのぬるっとした舌感も夏を感じます。




上品な揚げ物は、黒山椒仕立てで。




締めは、超上品な天丼。

モチモチのご飯と衣が軽いエビ天とうまーく絡みます。




涼しげな器に、ブラマンジェと果物。




きな粉も嬉しいわらび餅。




平茶碗に薄茶。

目からも舌からも初夏を堪能。

 さあ、次回は秋を味わいに来るとしましょう。


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