お花のレッスンに来て頂いた方が、無事出産されたと聞き、
お義母さまのところに、用事に出向いた際に、
ブーケをお持ちしたのですが、
お礼のメッセージが
出産後数日にも関わらず、メールで来ました。
シンプルなブーケとなりましたが、
お花と共に、気持ちが伝わったようで、
うれしいです。
ロンドンでお花を勉強していたころ、
だんだんとレベルが上がるにつれ、
お花が全く楽しめなくなり、
形や、こなす事に、終始して
辛かったことがあります。
そんな頃、ふとお花の本に探しに寄った本屋に
平積みになっていた一冊の本が、
もやもやした気持ちを、一掃してくれました。
著者は、当時は無名同然だった、フローリスト&写真家のSally Page。
本の名前は、”The Flower Shop"。
どのページにも、ほっこりしたり、
微笑んだり、しんみりしたり、、、のエピソードが。
立ち読みで夢中で読み進めるうちに、
とまらなくなりました。
全てのページにあふれる、自然で素敵なエピソードに、
心があったかくなりました。
この本は、イギリスのカントリーサイドにある、
とある花屋さんを訪れる、人々とのふれあいが、
一月、二月、、という季節のうつろいと共に、
あたたかく書かれています。
あの頃、一番大事なものを
忘れかけていた私に、
やさしく語りかけてくれた
バイブルのような一冊。
パリ風のほうが素敵?
イギリスは古い?
やっぱり、モダンなものがいい?
色々な迷いがあるたびに、めくるのがこの本。
その後、出された本を買い集め、
熱烈ラブメールを送り、
自宅でのワークショップやら、
交流も始まり、
そのきさくな人となりにも、
魅了されました。
今朝いただいたお礼のメールで、
ふと思い出した次第。
明日のレッスン用の花が玄関に揃いました。
春、、ということで、やはりこの季節ならではの
アネモネ、チューリップ、それに、大好きなハーブなどを
チョイス。
かわいいバスケットにアレンジする予定。
ブーケでもアレンジでも、
作るまでは、どういう出来上がりか
不安ではあります。
でも、お花が好きで、その生き生きした姿に
癒されます。
悲しいとき、嬉しいとき、ちょっと落ち込んだとき、、
そんなときにお花がそっと寄り添う、、。
そんな気持ちを大切に、
これからもお花に関わって行きたい、、と思うのです。
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