2013年2月11日月曜日

にぎやかに”子孫”へ。

金曜日の夜遅く、息子がロンドンから到着。

昨日は、実家の母の80歳の祝いと、

男性陣は、ゴルフへ。

美味しいすき焼きで、盛り上がります。

息子さん、最近”接待太り”を克服、

10キロほど減量したのですが、

さて、東京二ヶ月間の出張の間、

美味しいものの誘惑と、どう立ち向かうか、

難問です。

 でもまあ、せっかくなので、日本の美味しいものを

食べないと、、。

ということで、京都の姉の家族と甲陽園で合流。

お気に入りの”子孫”へ。





床の花は、梅に椿。

お軸は、さて何と書いているのやら。

 二月9日は、”初午(はつうま)”

二月に入って、最初の午の日。

とっても気のいい日のようです。

江戸時代は、この日が寺子屋の始まる日。

入学式のようなものでしょうか。





白子の豆腐に、菜の花。

白子がはいっても、しつこくなく、

春を感じる上品なお味。

おしるしの酒は、”時知らず”。

食前酒にぴったりの、口当たりのいい味。





お皿の下には、絵馬?でしょうか。





お造りのお皿は、黒織部。

織部は大好きな焼き物ですが、黒いのは初めて見ました。

素敵です。

お造りのわさびの下に敷いてある海草のようなものは、

茶人である姉いわく、

とっても貴重なものらしく、

”水前寺海苔”というらしい。

その値段も、ひえーーというレベルとか。

一同、心して、いただきました。

そして、お造りに添えられた一見、フキのようなお野菜。

こちらも、貴重な”芽甘草(めかんぞう)”。

一同、もう一度心して、こちらもしっかりといただきました。

和の知識に明るい人と行くと、色々と勉強に。

姉は、こういう博識と、ずっこけが

妙にうまくミックスした愛すべきキャラ^^です。(笑)




目にも鮮やかな八寸。

かわいい入れ物の中は、ナマコのおろし合え。

”初午”にちなんで、お稲荷さんもあります。




椀ものは、目にも鮮やか。

蓋の柄も、梅。




箸休めは、蟹が入った酢のお味が上品な煮こごり。

吉野葛が、上品なとろみです。




こちらの椀ものも、とっても美味しく、、。

あー、でも中身がなんだっけ?

酒が進み、記憶がおぼろげ。




梅風味の、鯛茶漬け。

すっぱさが、いい!

香の物も、丁寧に作られたいいお味です。




締めは、いつものおじゃこご飯。




ワインのゼリーで、さっぱりと。




こちらは、ゆずの皮を使った和菓子。

香りもごちそう。




お薄をいただき、今日もカンペキなおもてなし。

息子も、久々の日本の味のレベルに感動。

 寒いながらも、春の足音が聞こえるような青空。

家族が集まり、たわいない話題で盛り上がり、美味しい食事をいただく。

息子の日本滞在は、いい感じでスタートしました。

2 件のコメント:

  1. チアキさん、毎回ご紹介してくださるのは本当にありがたいのですが、私の喉をつばがごくんと通るのが聞こえるでしょうか。確かに全てが100点満点ですね~。次回にまた行かれたときはご紹介してください。目だけでの保養にすることに訓練しておきます。ynparisより

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  2. はーい。
    次回も、しつこくご報告させていただきまーす。

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