2013年10月13日日曜日

海辺の素敵な美術館

長かった残暑もやっとピリオドを打ったようで、

昨晩はちょっと寒いくらいでした。

今年の冬はなかなか厳しいもようで、

秋は本当に短そうです。

 さて、そんな秋の晴天のもと、昨日は

兵庫県立美術館にでかけました。

現在の神戸市中央区に生まれたという、橋本関雪の生誕130年の

展示を見るために。






安藤忠雄氏の手による、海沿いの公園と共に設計された、

素敵空間です。










くりぬいた空間を額に見立てた、、ということでしょうかね。




高速の湾岸線、クレーン、神戸らしい景観です。




コンクリート打ちっぱなしがいかにも安藤ワールド。




2002年開館だとか。

いい感じに、つたがからんでおります。

 今回のコレクション、文展、帝展への出品作を中心に

約70点あまりの展示。

屏風や掛け軸がメインですが、そのどれもがとても立派な表装で、

圧倒されました。

作品自体も巨大なものが多く、見応えありました。






関雪、じつに12歳の作品。

もうこのレベルだったのね。

静御前をえがいたものだとか。

明石藩の儒者の父の影響から、日本や中国の古典、詩書画に対する

博識であったこともあり、

最初のほうは、漢詩を題材にしたものばかりで、、。



















んんーーー、中国をテーマにした作品が、これでもか、、と並びます。

 そんな中、目に留まったのが、

彼の印のコレクションのコーナー。

実に360個以上の印を使い、

しかも有名な篆刻師を中国から呼び寄せ、

自宅で作業させたとか。

 たしかに、印は大きめで、なかなか素敵なものも多く

印を見て行くだけでも、なかなか楽しめます。

こちらのサイトでは、関雪の曽孫の方が、印について言及。

印に対する思い入れと同時に、それを可能にした財力にも

驚きます。





京都の東山に残る白沙村荘は、居宅に倉庫、画室、その後

持仏堂、茶室、洋館、、と造営し、最終的には

10000㎡あまりの敷地となったとか。

庭には、大小三つの池が配され、

その全てに関雪自身が監修に関わったとか。
 
 最後の方のコレクションは、動物画で、

こちらは、なかなか気に入りました。

中国を志向する南画から、写実的な四条派へと画風が

変化していったようです。




これは、”唐犬図”の右半分で、ボルゾイという洋犬と

赤い牡丹の花が、なんとも綺麗です。

絵のために、実にたくさんの犬を飼育していたとか、、。










とにかく、そのスケールに圧倒された展示でした。

美術館の周りに、もうちょっと色々と楽しいエリアが広がれば

より楽しいのになあ、、とちょっと思いましたが。

 

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