2013年10月8日火曜日

芸術の秋 突入

10月に入っても、ずうううっと夏服です。

先日も、そろそろ衣替え?と思ったけど、

結局まだ夏服ほぼ全員現役。

 さて、先日は前を素通りした”プーシキン美術館展”

行ってきました。

ヨーロッパに居た頃、数知れず美術館も行き、

どうかなあ?と思って行ったのですが、

結果は、すごーく良かったです。

 恥ずかしながら、ロシアの美術館といえば、

エルミタージュしか知らなかった私。

プーシキンは昨年100周年を迎えた、

モスクワ大学の教授が美術を学ぶ学生たちの研鑽のために

設立された美術館だとか。

というと、五月にロンドンに行った際訪れた

コートードール美術館がロンドン大学に所属するのに、

ちょっと似た感じでしょうか。

あの時に、印象派はもうこれ以上ない、、というくらい見たのですが、

今回の展示はそれとはまた違った良さが満載。

 フランス美術の300年の歴史を、順を追って

しかも、エカテリーナ二世を始め、蒐集家のエピソードを交え、

実にわかりやすく解説。

66点に凝縮されるので、集中しやすく、

しかも、そのレベルは秀逸です。

 おススメは、やはり音声ガイド。

500円別途かかりますが、今回は美術館好きでも知られる

俳優の水谷 豊さんの音声が案内。

いいテンポで回れます。




入り口の絵画たちにも、そそられまーす。




日本での開催は当初予定したよりも、震災の影響で

随分遅れたようです。

愛知、横浜、に次いで、神戸は三カ所め。

平日なので、並ばず入れました。

 もちろん、中は記念撮影ポイント以外はカメラNG。

ですので、思わずカタログを購入しました。

 


表紙は、ルノワールの”ジャンヌ・サマリーの肖像画”。

背景の柔らかいピンクが、いかにもフランスらしい。




最初は、17−18世紀。

古典主義から始まります。

古典作品を模範とし、画家の関心は、もっぱら人物の表現に重きがおかれ、

風景画は、一段低く見られていたようです。




そんな中、これはお気に入りの一枚。

サンテールの”蝋燭の前の少女”。

なんともいえず、美しい。

フェルメールの絵画を思い出しました。

 そして、時代はロココへ。




このルモワーヌの”素描の寓意”。

タイトルを読んでも、今一歩理解できないのですが、

この童子たちの目の超怖い事、、。




このブーシュの”ユピテルとカリスト”、いかにもロココ。

上流階級のサロン文化の象徴っていう感じ??

 さて、時代は19世紀前半。

フランス革命を経て、産業革命により、

市民階級の台頭。

自分たちの生活に根ざしたテーマを描く、自然主義が現れる中、

真逆の新古典主義やロマン主義も台頭。




こちらは、ドミニカ・アングルの”聖杯の前の聖母”。

新古典主義の旗手として、地位を確立。

でも、このマリアさま、なんだか私には

女優のようなしたたかさが妙に人間くさくて、

お気に入りです。






こちらは、ロマン主義の旗手であるドラクロアの”難破して”。

が、私にはロマン主義って??、今一歩理解できず。





農民画を数多く手がけた、ミレーの”薪を集める女たち”。

なぜか、彼は労働する農民に惹かれたもよう。

 さて、時代は19世紀後半。

いよいよ、よく聞く作家たちが目白押し。




印象派の代表のひとり、クロード・モネの”陽だまりのライラック”。

いいなあ。

ライラックも大好きだし、やはりモネのタッチは素敵。

この時代、神話や宗教の主題から、自然や日常のモテイーフへ。

アトリエ製作から、チューブ入り絵の具の普及により、

屋外の製作が可能に。

なるほど。




ルノワールの”セーヌの水浴”。

セーヌ川で、泳ぎを楽しんだんですね^^




ドガの作品は、半分以上が踊り子。

この作品は、左にある螺旋階段の存在が、

私にはとっても新鮮。




こちらは、生涯キャフェやホールにいりびたり、

踊り子や歌手たちをモチーフに数多くの作品を書いた

ロートレックの作品。

三年前、彼の故郷のアルビの街を訪ねましたが、

キリスト教の異端の街として、大変な迫害をうけ、

その象徴として、とてもてても高い塔のある教会が

まちの真ん中にどーんとありました。

なんとも物悲しい街の様子は、ロートレック自身の生涯と

重なるような思いがしたことを、ふと思い出しました。




ポール・セザンヌといえば、”水浴”。




同じくセザンヌで、”パイプをくわえた男”。




こちらの独特のタッチは、ゴッホ。

神経症の治療のため、入院したアルルの病院でお世話になった

若いインターンの医師レーの肖像。

お礼にあげた一枚だったようですが、もらった本人は

全く気に入らず、安くで売り渡したとか。

なんとも、もったいない、、。




タヒチに渡り、製作をしたゴーギャン。

 そして、時代は20世紀。




マテイスといえば、やはり静物画。




こちらは、キュビスム時代に入ったピカソの”扇子を持つ女”

ピカソ作品はこれ以外にも、二点。




マリーローランサンに




マルク・シャガールまで。

 超盛りだくさんで、大満足。





次はターナーだとか。




出口を出ると、旧居留地の素敵エリアへ。

今月は、まだまだ美術館訪問の予定が目白押し。

いよいよ、芸術の秋ですね。


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