2012年7月26日木曜日

ロンドン、暑!!

連日30度ほどの気温が続くロンドン。

すっかりリゾート気分。

最近まで、20度も超えず雨ばっかりだった街とは

思えない。

はっきり言って、”暑い!”です。
















ハイドパークの池では、何やらオリンピックの競技が行なわれるよう。

ボート??

さて、昨晩は本帰国前の最後のオペラ。

っていうかオペラのコンサート

Placido Domingo's Operalia Winners

よく内容はわからず、出かけました。

昨年のドミンゴのイベントは、

主なオペラRigoletto,Otteloなどの最終章を演技し、歌う、、

そんな企画でした。

今回は、ドミンゴが主催する若手のオペラ歌手を発掘する

コンテスト(というのが、私の理解)Operaliaの勝者の歌手が

ドミンゴと一緒に歌うコンサート、、でした。

いつものように、キャストシートを取りに行けば、

今日はない、、とのこと。

では、プログラムを買いましょう、、と思ったら

長蛇の列。

あきらめて、席に座りました。

我が家としては、破格の59ポンド席。

(あまりにも人気で、そこしか取れなかったのですが)




少々遠いのですが、真正面なので、

全体が見渡せて、とってもいい^^

ただ、いつもの席よりも隣とぎちぎちに近い。

なので、体格の良いこちらの方と隣り合わせの場合、

きちんと背中をつけてないと、だんだんと侵入されて、

自分のエリアがなくなり、、ます。




結果は?

とってもよかったです。

前半は見た事がないオペラも多かったのですが、

ドミンゴはあくまで脇役に徹し、

若手をもり立てる、、、意図が強く伝わりました。

そして、指揮者は、

Antonio Pappanoさん。

先日の”オテロ”の指揮者もこのかた。

ロンドン生まれのイタリア人。

ロイヤルの音楽監督でもあります。

こんなに楽しそうに、全身を使って指揮をされる方を見たのは、

初めて。

盛り上げかたも、とっても上手。

指揮を見ているだけで、ダンスを見ているよう。

途中で、自分でもちょこっと歌ったり、、。

ご自身も思いっきり音楽を楽しむ^^というのが

伝わってきます。

機会があれば、是非彼の指揮で、オペラを見ていただきたい、、。

コンサートの途中、何度かスクリーンがおりて来て、

ドミンゴさんが語る、オペラリアというコンテストの意義、

オペラという芸術を先人から受け継ぎ、

されに次世代につなげたい!という意欲が、

ダイレクトに伝わるコメント。

そしてドミンゴさんの功績をたたえるアントニオさんの

インタビュー、さらに若手のオペラ歌手の方々の

ドミンゴさんに対する尊敬のコメント。

オペラが脈々と続く、歴史の片鱗に触れた感じがしました。

ドミンゴさんの語るのを聞いていて、

なんだか、電撃トレードでヤンキーズに行き、

古巣のマリナーズ相手に、堂々とプレーした

イチローと重なりました。

若手が多い中、自分はチームにいるべきではない、、

誰もがびっくりした英断を実に爽やかにやってのけた姿。

最近では、最も驚き感動したニュースでした。








このグレーのヘアの方が、ドミンゴさん。

三大テノールで、一世を風靡。




オーケストラも、いつもよりさらにレベルが高く、

感動。

オープニングは、半年ほど前に見た

ワグナーの”ニュールンベルグのマイスタージンガー”

何かが始まる!っていう感じがする曲ですね。

Pappanoさん指揮のが残念ながら見つからず。

でも、一応こんな感じ、、ということで、下に動画を貼ります。





opera ってやっぱり素晴らしい。

何度も通って、やっとわかった良さ。

一応今回のロンドン滞在では、昨晩が最後のオペラ。

でも、もっと勉強して又訪れたい!

そう、強く感じました。

 オリンピックのオープニングは、いよいよ明日。

ますますあつーいロンドンです。


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