2012年7月23日月曜日

ひとりでオペラ"OTELLO"

昨日は、引っ越しと旅行の疲れをかかえたまま、

ひとりでオペラへ。

超人気の演目だったようで、一枚しかとれず

せっかくなので、出かけてきました。

 少し早めに行って、コベントガーデン界隈を散策。




ロイヤルオペラハウスの近くに、こんな素敵なバレリーナの像。




来週のドミンゴのオペラで、とりあえずここに通うのは、

最後、、かなあ。




こちらは、ロイヤルのバレエ学校。

日々鍛錬し、その中から選ばれた者だけが、

舞台に立てる、、のですね。




この界隈は、花にちなんだ通りの名前が多数。




二年前のチェルシーフラワーショーで、見かけたコベントガーデン

フラワーアカデミー。

中で、いろんなお花のレッスンをやっているようです。







最近お花を買っていないので、さみしい、、。




オリンピックまであと5日。

どうよ、、って言う感じのこのキャラ。

キャラクターグッズの売り上げは、いかに?




いつも以上に、賑わうコベントガーデン。













 ちょっと早目でしたが、ロイヤルオペラハウス内へ。




ダイヤモンドジュビリーで、オペラハウスに来られた女王。

いつも公務を軽やかにこなされる、すごい方ですね。

 中のカフェでお茶を飲みながら、今日の演目の予習。

外のテラスの4人席で、ゆったりと。

すると、中国人らしき方が、ここ座っていいですか?と

斜め向かいに。

食べ物を買ってくるあいだ、席をとってね!と頼まれて、

しばらくすると、今度は上品そうなご夫婦が、

ここ座っていい??と。

結局4人席は、満杯。

上品そうなご夫婦、ふと横を見ると、

なにやらピクニック用らしいシャンパン入れを取り出し、

シュワッとふたをあけ、ガラスのシャンパングラスも取り出し、

またまた持参されたナッツをつまみに、酒盛り。

 なるほど。

まあ、バーの飲み物は高めですが、そこまで持ち込みますか、、。

恐れ入りました。

 さて、今日の演目OTELLOは、シェイクスピアの原作に

ヴェルデイが作曲したもの。

いつももらうキャストシートに、新しい試み発見。

演目のお話の導入の部分、ヴェルデイーとシェイクスペアのこと、

衣装のこと、ミラノスカラ座での、初演のこと。

なかなか手短かに、興味深い説明。

今回は、用意万端で、望みました。

 それによると、

主人公のオテロは、戦争の功績をたたえられ、キプロスの総督に指名されます。

そしてヴェニスの美人のデスデモナとも結婚。

しかし、オテロの事を快く思わない旗手のイアーゴの策略により、

妻と副官のカッシーオの仲を疑い、

とんでもない悲劇に、、。

というのが、簡単なあらすじ。

オテロは、アフリカの出身、いわゆる黒人という設定。

演じるのは、Aleksandrs Antonekoさん。

 実は、昨年ドミンゴがオテロの最後の章だけを、

演じる(歌う)のを見た(聞いた)のですが、

今回は、劇を最初から見れて、よかったです。

アントネンコさんの歌、、、素晴らしい。

ブラボーの嵐。

 そして、これ以上いやなや奴はいない、、というイアーゴの役どころを

見事に演じた(歌った)Lucio Galloさん。

インターヴァルで、客席に挨拶。

異例のことながら、大喝采。




今日は、いつもよりもさらに上の席。

ほぼ満席でした。



最後のシーンが、寝室にて、妻を疑った末、殺害。

その後、イアーゴの妻のエミリアに、

全てはイアーゴの陰謀だったと聞かされ、

自分も自害。

本当に悲しい結末。

 でも、オペラでしっかり感情移入できたのは、

今回が初めて。

人間て、小さい疑念から、こんなことになってしまうんだ、、と

ちょっと恐ろしくなったり。

 いづれにしても、初めてオペラっていいなあ、、と思った演目だったかも。




妻のデスデモーナ役の、Anja Harterosさん。

見た目も、声も役柄にぴったり。

歌も演技もとっても素晴らしかったです。







ひどい奴イアーゴを見事に演じきったLucio Galloさん。

素晴らしかったです。







ラトヴィア出身のAleksandrs Antonekkoさん。

見た目もオテロにぴったり。




そして、衣装も素晴らしかったです。

いつものことながら、色彩&質感&デザイン、、抜群です。

指揮者はSir Antonio Pappanoさん。

ノリノリの指揮、素晴らしいパフォーマンス。

 体は、ヘロヘロでしたが、がんばって行ってよかった。

大満足の演目でした。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    今朝も楽しく読ませていただきました。ム-ミンのお国のフィンランドの様子がよくわかりました。でもあちらでもお寿司屋さんがこんなに繁盛しているなんて、、、。びっくりです。
    ロンドンに帰ってきて一人でオペラに行くなんてすごいですね。では私もも今度真似をしてみようかなあと思ってしまいました。
    ロンドンオリンピックのマスコットキャラはどうも私には理解できません。と、言っても中国のオリンピックのときも変でしたけれどね。という事でよい一日をお過ごしください。
    ynparisより

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  2. ynparisさま。ロンドンに夏がついにやってきました。清々しくて、気持ちいい^^ ヘルシンキの青空そのまま持って来た、、感じです。
     ひとりオペラの方、以外に多いです。特に我が家が買う安い席は、、。
    結構話しかけてきて、いいような、うざい、、ような。(笑)

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