Queen Theaterに出向きました。
ラミン追っかけの友人Mさまの影響で、何度かラミンの
歌声を聴くうちに、すっかり魅了されております。
オペラ座の怪人25周年記念コンサートの際には、
これ以上ない、と思えるような魂のこもった歌に、
ただただ衝撃をうけました。
日本でもこのコンサートは、映画館などで上演され、
ラミンファンも増えているとか。
ファントムが当たり役、とすっかり思い込んでいたのですが、
11月の後半から始まったラミンのジャンバルジャン。
もちろん、M様には遠くおよびませんが、
今回で三回目。
こんなにおんなじ演目に通うことは、かってなく、おどろき。
最初見たときは、多分キャストもかわったばかりで、
ちょっとしっくりこなかったけれど、
12月30日に行った時は、もう最高で感動の一言。
物語もわかっているのに、涙が出てくるほど、感動。
やはりラミンの歌には、魂をゆさぶるような魅力があります。
華奢な体つきながら、すっかり彼なりのジャンバルジャンを作り出し、
すっと物語に入れました。
さて、昨日は、めずらしくど真ん中。
3階席ですが、よく見える(^^)
はしっこから見るのに慣れているので、なんだか新鮮。
ちなみに、天井はこんな感じ。
ミュージカルはカーテンコールでも撮影厳禁!
なので、これ以上の写真はなし。
さて、レミゼの話は、あまりにも有名ですが、
実はふわっとしかわかっていなかったことが、判明。
ネットで色々調べ、なんとか理解しました。
ジャンバルジャンの半生のみならず、いろんな人々の人生が交差。
まず、ジャンバルジャンを執拗に追いかけ続ける警部ジャベール。
ジャベールの歌声が叉泣かせます。
最後は、宿敵と思ったジャンバルジャンに命を助けてもらい、
自分の人生にむなしさを感じ、橋から身を投げます。
ジャベールの力強い歌、ブラボーと拍手の嵐。
さて、神父に慈悲をもらい、更正し、名前を変え市長&工場長となった
ジャンバルジャン。
そこで働くフォンテーヌ、、、彼女は後に売春婦に身を落とすのですが、
途中で、歌う”夢破れて”、、。胸をうつ歌ですね。
病気で死ぬ前に、知り合いに預けた子供のコゼットの行く末を案じ、
ジャンバルジャンに託します。
そのコゼットをこき使い、フォンテーヌに多大な仕送りをさせていたのが、
宿屋を営むテナルディエ夫婦。
この夫婦は客から財布を盗むし、、、札付きのワルですが、
重いテーマの中、唯一きわどいジョークで、笑いを誘い、
人気の役どころ。
この夫婦にたくさんの金額を支払い、ジャンバルジャンは
フォンテーヌとの約束通り、コゼットを引き取ります。
その後美しい女性に育ったコゼット、
町で偶然マリウスという青年に会い、
お互い一目ぼれ。
マリウスは弁護士ながら、今の政府に対してたちあがろうと、
秘密結社で活動中。
忽然といなくなったコゼットを探して欲しいと
頼むのが、友人のエポニーヌ。
例のテナルデイア夫婦の娘。
実は、マリウスのことが好きなのですが、
役にたちたいと間を取り持ちます。
最後は若者たちと警察の間の戦いの銃弾に倒れ、
マリウスの腕の中で亡くなります。
このエポニーヌを演じるAlexiaさん。
せつない歌が多いのですが、その歌声が力強い。
圧倒的なその歌唱力に脱帽。
たくさんの人の切ない人生と共に、もう一つのテーマが
貧しい市民の生活をなんとかしたいと、立ち上がる若者たち。
彼らが歌う"Can you hear the people sing?" が、またまた感動もの。
この歌を聴くと、昨年あちこちで起こったいわゆる”アラブの春”
の出来事を思い出します。
この若者達の友情、そして、戦いで仲間が亡くなり、
ただ一人生き残ったマリウスの苦悩の歌、、。
これもジーンとします。
マリウスを演じるCraig君。
最初の頃に比べ、歌も演技もぐーんと成長しました。
昨日も、やはり”ブラボー”の嵐。
が、なんといっても、すごいのがラミンさん。
自分は一体誰なんだ?と自問自答しながら歌う "Who Am I?"
そして、バリケードのところに行き、コゼットのために、
マリウスを守りにきて、歌う "Bring him Home".
押し殺したように、歌う声がまた切ない。
きれいな裏声の高温が、すごい。
拍手がなりやまず、ブラボーも終わらず、次の演技に入るのに、
しばしかかるほど。
最後、コゼットとマリウスの結婚式のさなか、そっといなくなる
ジャンバルジャン。
コゼットとマリウスが駆けつけ、そこで歌う最後の歌。
年老いた役にふさわしい歌声。
泣けます。
3月3日が最終日。
そんなにすぐに終わってしまうの?と残念ですが、
ロンドン在住の方、是非見に行って欲しいミュージカルです。
M様のおかげで、こんな感動の歌声に出会え、感謝。
やはり歌の力って、すごい!
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