2011年11月19日土曜日

念願の Pedestal Arrangement @Jane Packer

今日のカリキュラムは、Pedestal Arrangement 。

日本語では、なんというのでしょうか?

台座のようなものにのったアレンジ?

ホテルや教会などで飾る、とにかく大きいアレンジです。

今回のコースで、とても楽しみにしていたアレンジの一つ。

 まず午前中は、コンテンポラリーなデザイン。

モダンで、特にこれと決まった形の決まりはなし。

基本的に、クラシカルよりは工夫しだいでは、少ないお花でアレンジ可能!
 



snapdragon を高い位置に、同じ高さにいれて、(以外にむつかしい)




Aspidistra  (はらん) をワイヤーで丸くしたり、 Aralia (やつで)の葉っぱを使い、

アレンジを作ります。

お花の種類は2-3種類。

最後にあじさいをいれて完成。




まずコンテンポラリーのペデスタル完成。

いやあ、とっても勉強になりました。

そして、大きい割りに花代は抑え目。

葉っぱ使いがポイント。




 午後は、これの何倍ものお花を使用。




色はJane Packer のテーストである、モノクロマティック!

とにかく同系色で、まとめます。




形は、クラシカルなので、三角を目指しますが、

そこはJane Packerスタイルなので、グルーピングの要素をいれて、、、。




もちろん横の流れもチェック。

 今日は、特に集中力が必要で、真剣にやっていたら、

エジプト人のE様が、”Chiaki , why you look so unhappy ? "

とか色々聞いてきます。

とにかく、彼女はおしゃべり好き。

私は、たわいない話題をあれこれしゃべる余裕はない、、ので、

”集中してるだけ!”とかわします。

 一番習いたかったレッスンの一つ。

必死で聞いて、一生懸命入れていきます。

E様の相手をする余裕なし。

 さて、格闘の結果、なんとか形になりました。




あー達成感(^^)

でも、これで完成ではありません。

ちゃんとコンテーナーにいれて、完成。




おーー豪華!




 今日は、主人が学校の前まで迎えにきてくれて、助かりました。

とにかく大きいアレンジ。

この形のまま、家にお持ち帰り。

玄関に飾ったら、アレンジが随分窮屈そうでした。(笑)

 さて、明日はJane のお葬式。

昨日は、アレンジの為のお花が続々と届いておりました。













Jane の大好きだった白い花がとにかくいっぱい。

地下の作業場では、たくさんのフローリストがJaneのために、

アレンジを作っておりました。

 こちらの新聞のguardian のコラム に、Janeの半生を紹介した記事が

載っておりました。

その中の印象的な一節が、、。

 1981年、Janeが22才の時、セントラルロンドンに花屋をオープンさせます。

が、連日のハードワーク、

ある日、早朝のマーケットの仕入れを終え、店に帰り、椅子に座った途端、

目から涙があふれて、止まりません。

もう疲れきって、気力も残っていない、、。

そんな時、仕入れた花の箱を開け、その花の香りが部屋中を広がり、、、

ふっとわれに返ります。

”花が好きでこの仕事を始めたんだ、、と”

でも、その後三年間は休みも儲けもなく、ただひたすら働く日々が続きました。

まだ、フローリストが”little old ladies" だった時代。

でも、彼女は花にファッションとしての可能性を見いだし、

とにかく自分らしいスタイルを生み出していきます。

そのひたむきな思いが、今のJane Packerブランドを生み出していった、、、と。

 明日のお葬式のアレンジ、きっと天国のJaneが微笑むような、

素敵なアレンジに違いない、、と思います。

     With Heartfelt Sympathy

1 件のコメント:

  1. 前半戦終了お疲れ様でした。毎夕、持ち帰りの花を見るのが楽しみです。 今のところ、個人的には、most pretty (ペギーのブーケ) most elegant (ライムのガーランド) most beautiful (バレイ用ブーケ) most posh (ヴァンダ オーキッド) My favalite (黄色のランチボックス) です。後半戦も、頑張ってください。 Yasu

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