2011年10月14日金曜日

オペラ ”ファウスト” @ロイヤルオペラハウス

 10月も半ばとなり、今月末には冬時間のロンドン。

でも、なんだか気温も下がらず、夏よりもマイルドな天気です。

そんな中、三日前になりますが、オペラを見に行きました。

今回の演目は”ファウスト”。

ゲーテだから、ドイツ物? という感じしかもたず、会場へ。

あとで調べれば、ゲーテの戯曲”FAUST”の一部をGOUNODさんが、

オペラに仕上げたものらしい。(ちなみに、フランス語のオペラでした。)

だいたい、ファウストが何かも知らないし。

ゲーテは、”若きウエルテルの悩み”を、学生時代に途中で読むのをあきらめたのに、

なぜか、息子の日本語のクラスで、日本語不得意の息子さんに代わり、

私が宿題をやることになり、きっちりと読破。

でも、ファウストに関しては、ノーアイデア。

ゲーテが生涯をかけ、60年あまりをかけて書き上げたものとか。

ゲーテって、長生きだったんですね。

 オペラのファウストは、老学者のファウストが自分の学問に限界を感じ、

自殺をしようとしたら、悪魔が現れ、魂を売ってくれたら、

望みをかなえようと誘います。 

迷っているファウストの前に、美しい村娘のマルガリータの

幻影が現れる。 その姿に魅了され、悪魔の指示通り、薬を飲み若返る。

マルガリータの兄は、戦争に出征、妹の行く末を案じながら。

一方ファウストは、マルガリータに愛を告白、二人はやがて恋に落ちる。

マルガリータはファウストの子を身ごもるが、戦争から帰った兄は、激怒、

ファウストと決闘する。

悪魔の助けで、ファウストは兄を殺すことに。

マルガリータは、ショックのあまり子供を殺し、その罪で牢屋へ。

ファウストはマルガリータに会いに行き、彼女を牢屋から悪魔の力を借りて出すのですが

彼女はショックのあまり、精神を病み、やがて、、、天に召される。

 というような内容。(思いっきり、はしょって書きました。)

全部で五幕あるのですが、まず最初の110分で第一幕から第三幕まで。

長い、、、。休憩を30分はさみ、さらに75分。

ただ、とても舞台が豪華で、音楽もいい。




そして、なんといってもファウスト役のGRIGOLOさんの声が抜群。

まだ若いイタリア人の方のようですが、その声量に圧倒されます。

ちょっと BACK TO THE  FUTURE ONE  の頃の、マイケル J フォックスさんに

似た感じ。




右端の方です。

ブラボーーーと皆様叫んでおりました。

悪魔役のPAPEさんの演技と低い素敵な声、こちらも楽しめました。




第五幕で、女装された際は、ちょっとびっくりでしたが、、、。

そして、ファウストが魂を売ってまで、若返りたいと思わせた美しいマルガリータ。

MALIN BYSTROM さん。




オペラにはめずらしく、華奢な方。 写真ぼけぼけですが、、。

イメージもぴったり。

体型に反して、声もよかったですよ。

オペラは声量がいるため、やはり女性の方々は、

なかなか立派な体格の方が多い。

去年ロミオとジュリエットを見に行った際も、

ジュリエット役の方が、なかなかふくよかで、

主人は、幕の後半まで、”ジュリエットはいつ出てくるの?”(笑)

とか言ってましたっけ。

 びっくりしたのは、第五幕のバレリーナが踊るシーン。




バレリーナの方ではなく、多分俳優の方でしょう。

やはり体型がちょっとふくよか。

そして裸足。

メークもこわーいイメージのもので、踊りもけっして、けっして(しつこいですが)

子供には見せられない。

こういう演出が要るのか?素人ながら、とっても疑問。

せっかく歌も舞台もよかったので、なんだか後味がよろしくありません。

皆様どう思われたのでしょうね。

 どちらにしても、オペラは結構長丁場。

7時に始まり、終わったのが10時35分。

二週間前からちょっと腰痛な私、、、結構きつかったです。

 オペラはまだまだよくわからないけど、とりあえず一通り見る予定。

やはり、少し予習していってから見たほうが、よさそうです。


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