2011年12月29日木曜日

ノスタルジック ジャーニー to Kent

今日は、1992年から4年間住んでいた、

ケント州の Juckie&John  のお宅に、

久しぶりに遊びに行きました。

 しかしながら、その前にどうしても確認するべく事項が、、。

というのも、FIGAROの今年8月号のロンドン特集の中で、

”ロンドンから行く田舎町”として、以前住んでいた村から

ほど近いWhitstableが、紹介され、

軽い衝撃を受けたから。

1992年当時、我が家から一番近い銀行が

このWhitstableにあり、ここに行くたびに、

なんだか、気分が下がる、、そんな場所でした。

当時イギリスはどっ不況の真っ只中。

通りを走る車はぼろぼろ。

よく見かけたのは、針金ハンガーを逆さにさして、

車のアンテナ代わりにしていた光景。

通りのお店といえば、いけてない荒物屋。

場末のレストラン。

とにかく、がっかりな場所でした。

たしかに、近頃ホテルやレストランも増え、海辺のリゾートとして、

人気がある!という話も聞いていました。

しかしながら、ここで4年過ごし、海辺の風にさらされて、

惨めな気持ちになっていた場所、、。

海辺のリゾートはありえん!

 ということで、確認かくにん。




おーー海が見えていた。

ケント州に入った頃から、雲行きもあやしい?




雑貨屋さん?




ホテル?




こちらは、創業1856年老舗のオイスターバー。

とても美味しいらしいのですが、なぜか一度も行ったことがなし。

 以前からオイスターの町として、有名でしたが、90年代後半から

再開発が進んだもよう。

我々が、引っ越した後、賑わい始めたようです。

通リには、信じられないけれど、観光客の姿多々。

一応噂は本当のようです。







 たしかに、以前よりこぎれいになり、お店も増え、

そして旅行者もたくさん。

びっくりです。

(今写真を確認すると、その息吹は感じられませんが)

 さて、海辺に出てきました。




この海を見て、何度”さみしい!”と心で叫んだことか。

近くの小さいカフェで、その当時遊びに来た姉が、

”もう外でお茶を飲むのはやめよう!”と言ったのを思い出します。

日本から英国に関する雑誌をいろいろ持って来て、

afternoon tea をはじめ、期待に胸ふくらませて

やってきたイギリス。

その期待に対して、最後のとどめをさしたのが、このお店でした。

ありえないほど、まずかったような、、。

でも、そのカフェはまだ健在でした。

味がよくなったかどうか、確認する勇気なし。




海辺の通りを走り、




四年間住んだ村に入ります。







以前住んでいた家もちら見し、感慨深い。

懐かしい、というよりは、よくがんばった、、という感じ。

 さて、ここから友人宅へ。



懐かしい家に到着。




素敵なチューダー調のおうち。

広大なお庭は、約3&ハーフエーカー。

我が家の子供達も、この森のような庭で、よく遊びました。

友人や家族がイギリスに来れば、必ずといっていいほど、

このおうちにお邪魔させていただき、イギリスのカントリーライフを

満喫した場所。

 いつも、おうちの中は、整然と片付き、世代を超えて受け継がれた

アンテイークも趣味よく飾ってありました。




いつもみんなが集うキッチンダイニング。

久しぶりにいくと、とってもモダンに改装されていて、びっくり。

ホームメードのスコーンとロールケーキが用意されていたのですが、

おしゃべりに夢中で、気がつけば、こんな写真しかとれず、、。




今日は、次男のピーターのお子チャマと奥様も来ていて、




うちのわんこさんに、興味深々。

わんこさんは、ちょとびびっておりましたが。

ジョンとジャーッキーにとっては、三人目の孫。

時の流れを感じますね。




しばしの再会を楽しみ、おうちを後に。

春先には、庭のあちこちに、巨大な天然のシャクナゲが咲きほこり、

見事です。

叉、みに来なきゃね。

 帰り道、ふと空を見ると。




すごい雲。 まるで、ターナーの絵画のよう。

以前のブログで書きましたが、この地で4年間なんとかがんばったおかげで、

少々のことではへこまず、たくましくなりました。

強面のイギリス人おばチャマも平気。

本当に、この地で育てられました。




車を走らせるうちに、雲は後ろへ後ろへ。




やがて、きれいな夕方の空。

三日月が妙にきれいに見えました。

2 件のコメント:

  1. わたしもなつかしく拝見しました。

    おうちの間取りまで鮮明におもいだせるよ。

    お友達の邸宅もプールサイドでお茶させて

    いただいた午後の光が印象的で、どちらも

    大切な思い出です。

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  2. えりさま

    なかなか普通は足を伸ばすことがないエリア。

    こんなレアな話が、共用できる友人は、とっても貴重です。

    あのエリアが雑誌で取り上げる日が来るとは、

    なんとも感慨深い、、、。

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