2013年5月25日土曜日

庭を楽しむ@chelsea flower show

やっと、最後の章、お庭篇です。

やはり、このショーでキャッチーなのは、

お庭の展示。

中でも、スケールも大きく、もちろんかけたお金も莫大、、

というのが、SHOW GARDEN。

大きなスポンサーがつき、やはりそのスポンサーの威信もかける。

今年は、史上最高の15のSHOW GARDENがエントリー。

そして、どの色のメダルがもらえるか、

ここももちろん、ポイント。





お庭をじっくり見るためには、やはり早起きがマスト。

この日は、開門の8時前には並び、

スムーズに会場へ。

GATE から真っ直ぐ続くEASTERN AVENUEも、

このくらいの人手。

この時間だと、十分に真ん前で見れる。




こちらは、メインスポンサーM&G INVESTMENTSのお庭。

”WINDOWS THROUGH TIME ”

やはり、今年のお庭は、どれも100年という節目を意識したものが

大半。




朝一番は、お水やりやらまだ最後の仕上げの最中。

そして、植栽プランや植栽の名前のパンフレットを

配っているので、すいている時間は

余裕でそれをもらうことができる。

自分のお庭に、、という時に、このパンフレットが

とっても役にたちます。




フランスのシャンパンメーカー、LAURENT-PERRIER GARDENのお庭。

チェルシーの常連。

いつも、洒落た雰囲気が漂います。

このウーリーなパウダリーな葉っぱの植栽は?

関係者がちゃんと教えてくれます。

VERBASCUM  BOMBYCIFERUM

名前むつかしすぎ、、

学名なのでしょう。

パンフレットのおかげで、なんとかわかる。




五月という季節からか、いつもアイリスは人気。

カラースキームは、いつも感心します。

フラワーアレンジのお花の選びの際、多いに勉強になります。




もうずっと前からでしょうが、植栽は自然に見えるものが、

圧倒的に人気。

バラばかり、、、という庭は一つもなし。




こちらは、私の愛読紙、THE TELEGRAPHがスポンサーのお庭。

ゴールドの数も一番だとか。

イギリスの原生林、そしてトラッドなトピアリー、

そこに日本のイメージも加えたお庭だとか。




さし色の芍薬を加えるのは、今年あちこちで見かけました。

私も大好きなお花。

白い草花は、COW PARSLEYだと思われます。

イギリスのあちこちで見かける、とても繁殖力の強い雑草。

でも、この草花は、やはりイギリスの原風景にぴったり。




しっかり、ゴールドメダル飾ってありました。










こちらは、昨年のロンドンオリンピックの際のお庭の流れをくむ

EAST VILLAGE GARDEN

白いお花がなかなかインパクトあります。

名前は?

ZANTEDESCHIA AETHIODICA

カラーリリーの一種のようです。










さて、この大きなお花は?

100周年を記念して、RHS と、コンテンポラリーアーティスト

MARK QUINNがコラボ。

このキャッチーな色&柄のお花の彫刻をデイスプレー。

将来の園芸家をサポートする、チャリティーの一環で、

SOTHEBY'Sにより、オークションにかけられます。

園芸大国のイギリスといえども、

将来に、常に危機感ありです。




個人的には、このカラフルな色の洪水、

好きです。




さて、大きなSHOW GARDEN から、

ARTISAN GARDENSへ移動。

少し規模の小さいお庭のカテゴリーです。




カラフルなのは、インドのWATERAIDというチャリティーから

インスパイアされたもの。

カラフルな植栽が新鮮。




こちらは、LE JARDIN DE YORKSHIRE。

2014年に開かれるツールドフランスが通る、

ヨークシャー州をイメージ。





こちらは、こどものチャリティーNSPCCのお庭。

シンプルに子供のツリーハウス、ベアパーティー、

カラフルな植栽。

園芸の文化が、次世代に受け継がれます様、、というメッセージと共に。



















こちらは、チェルシーではすっかり常連となった

日本代表、石原和幸さんのお庭 ” TOKONOMA GARDEN  ”




ベストガーデンにも選ばれました。




晴れやかな表情で、パチり☆




細部まで綺麗に作り込まれた丁寧な仕事、

いつもこのお庭の前は、たくさんの人が集まり、

大人気です。










こちらは、陶器の街で有名な、STOKE-ON-TRENTのお庭。




こちらのお庭は、THE WASTELAND。

今までのSHOW GARDENでは使わなかったコンクリート、

工事の廃材なども利用。





ピクニックエリアは、バンドの演奏も。

お昼近くになると、座るところもなくなります。




お庭の中に、関係者が集まり談笑。

人がいると、お庭が一層引き立ちます。






こちらは、いつもすてきなルーフガーデンを展示する

RBC BLUE WATER ROOF GARDEN。




多肉植物をうまく使った壁面ガーデン。

うっとりです。




今年は、節目の年ということで、メッセージを込めることに

重きを置いたお庭が多かったよう。

来年は、いろんな呪縛から解き放たれた斬新なお庭が登場、、

な予感です。



無事、今年のチェルシーのご報告、終わりました。

おつかれさまでした。

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