2013年5月24日金曜日

100年の歩み、チェルシーフラワーショー♪ Great Pavilion篇

今朝は、昨日にも増して寒ーい。

一応要るかも?と持って来たスプリングコート、

毎日”着た切り雀”、、です。

 さて、今日は娘と用事&お買い物に出かけ、

何度も雨にあたりながら、ホテルに戻り、

昨日行ったフラワショーをあらためて、整理。




 今回のチェルシーは何がスペシャルか?

100年目という節目というのが、もちろん一番。

1913年の5月20日から22日の三日間イベントとして始まった

フラワーショー。

出展者は、244で、半分がナーサリー、いわゆる苗屋さん、

三分の一が園芸にかかわる資材屋、残りがアマチュアの園芸家、、などなど。

主催者であるRHS(王立園芸協会)自体は、200年以上の歴史。

第一次世界大戦で中止となった1917年−1918年。

第二次世界大戦による中止は、1939年ー1946年。

その後、戦後最初となったフラワーショーでは、

初めてフラワーアレンジの展示が入り、

イベント自体は大成功だったとか。

昔の写真を見ると、ギャラリーのお洒落なこと。

紳士淑女のイベントだったんですね。

 さて、お庭のコンテストがメインとは思いながらも、

やはりもう一つのメインが、会場の真ん中にどかーんと存在する

Great Pavilion。

最初は、小さいテントの集まりだったのが、

巨大なテントとなり、

2000年に、現在のモダンな巨大プレハブのような建物になるまでは、

ギネスの世界一巨大なテントとして、登録されていたとか。

お役目を終えたテントが、バッグやエプロンで売り出された、、

というのも、いかにもイギリスらしい。

 さて、そのGreat Pavilionの中には、

100年前から常に出展する三つのナーサリーを始め、

100あまりの苗屋さんが、丹精をこめた苗を

まさにこの時期に照準を合わせ、咲かせて、展示。

圧巻です。

 今年は、その他にも今後の園芸の課題&環境に配慮した

いろんな団体の展示もあり。




こちらは、SPARSHOLT/ハンプシャーカレッジの展示。

”アリスの不思議な旅”でおなじみ、

THE MAD HATTER'S TEA PARTYというタイトルのもと、

お庭で育てたハーブなので、お茶を楽しもう!という感じの展示。




ハーブを育てるのも好き、香りも好き、

そしてブーケに使うのも大好き。

なので、ここの展示、はまりました。







ハーブが大きいカップに、、、。

かわいい♡




展示者に与えられる、ゴールド/シルバーギルド/シルバー/ブロンズ

四つのカテゴリーの評価。

どの展示者も、一番綺麗な色を目指し、

ひたすら努力です。











あちこちで見かけた、いわゆるウオールガーデン。

壁面をグリーンで飾る、、トレンドですね。




ショーの間、連日BBCで特集が組まれます。

いつもどこかで、カメラクルー活躍。




バラの苗屋さんも、いくつか。

こちらのバラは、小ぶりですが、とっても上品。







フローリストの展示もあり。

今回一番気に入ったのがこれ。

INTERFLORAが90周年を祝した展示。

色がビビッドで、それでいて、

なんか素敵♡




これだけ色を使っているのに、バランスが良い。




どこかノスタルジックで、懐かしい色合い。







近づくと、その作り込みが、すごい。




こちらは、食虫植物の展示。

キモ可愛い??

クオリティーは秀逸。

こちらも、ゴールドですね。




ここ英国でも、日本でも今や大人気のヒューケラ。

バラエテイー豊かなカラーリーフ、控えめな花が

お庭に上品に、アクセントを添えてくれますね。




こちらは、過去にベストプラントに選ばれたものの展示。

時代と共に、やはり流行があります。






プラントの展示のみならず、それを生かすための、

ハードの方も、工夫満タンです。












このアマリリスの展示は、かなり話題に。

下から見上げれば、アマリリスの色の洪水に圧倒。







こちら、BBCの中継中。




ずらっと並んだアリウムが見事。




クレマチスにうっとり。











今の季節、芍薬最高。

お庭の植栽にも、あちこちで見かけました。

色もかたちも、葉っぱも、、、全部好き☆




こちらは、人気のスーパーマーケットWAITROSEの展示。

よく見れば、イギリスの地図。




野菜が、行儀良く並び。

あの白いキャベツ、固いのよねえ。







トマト、いちご。




アスパラガス♪

 さて、こちらは、過去のゴールドアワードを展示。

66回くらいとったかなあ?とおっしゃてました。







やはり、100周年ならではの展示、あちこちに。













今回は、特に、”次世代にこの園芸の歴史を確実に渡す、、”

という使命が、あちこちにアピールされておりました。
















なぜか、昔の箱に惹かれる、、。




英国の初夏を彩る”ペラゴニウム”。

日本では、ちょっと暑苦しいかも。







圧巻のルピナス。

イギリスっぽいお花。







今年も、タイの展示は、ひたすらゴージャス。







ちょっとありがたい感じもします。







通常であ、時期の終わったチューリップも、

この時期に照準を、ばっちりと合わせました。




最もイギリスらしいと思う花、ジギタリス。

ピーターラビットの本の挿絵でも、おなじみ。




このてんとう虫の柄のポピー、

昨年のベストショーガーデンでも、いいアクセントで使っておりました。




このバラは??




Albrightonまで行ったけれど、まだ咲かず

ほぼ出会えなかったDavid Austinのバラたち。

ここにたくさん咲いておりました。







こちらも、ゴールド。










甘い香りがあちこちに。







私の一番のお気に入りは、こちら。

白に少し入ったピンクが、上品。







アーチも見事。

 ということで、これでGreat Pavilionのほんの一部。

明日は、お庭のお気に入りについてまとめる予定。

ふーーー。

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