2012年5月7日月曜日

La Fille Mal Gardee @ロイヤルオペラハウス

金曜日に行ったバレエの話題。

実は、全く聞いたことがなかったこの演目。

ちょっと調べてみると、なんと1789年にフランスでつくられた

”ジゼル”と並ぶ最古のバレエの一つらしい。

ロイヤルでは、今回が343回目。

Fredrick Ashtonさんの振り付けの演目です。

 日本では、”リーズの結婚”と訳されるようです。

今回のLise役は、Yuhui Choeさん。

ファーストソリストで、笑顔が優しく素敵な方。

いつか主役を踊られる、、と思っていましたが、

やっぱりですね。

その相手役、貧乏な農夫Colas役には、Brian Maloneyさん。

踊りもさることながら、白馬の騎士、王子さま、という感じに

ぴったりのイケメン。

素敵でした。

話は、お金持ちの未亡人Simoneは、

娘のLiseを、ぶどう園の持ち主のThomasの息子

Alainと結婚させようと、画策。

でも、Liseは、かねてからColasとラブラブ。

Alainは、人はいいけど、ちょっと不思議ちゃん。

家にThomasと Alain親子が訪ねてくるけど、

Liseは、気乗りせず。

写真は、カーテンコールのときのみなので、

最初のシーンで出てくる、

鶏さんのコスチュームがありませんが、

この踊りがとってもコミカルで、

ほんわかします。




未亡人Simone役は、男性がやるのが通例。

この日も、もちろん。

途中で、娘のLiseと Colasの恋仲をさこうとすると、

農夫たちが、はぐらかし、二人を守ります。

Simoneは、農夫たちに木靴を持ってこられて、

思わずのせられて、見事なタップダンスを披露。

本当に楽しい演目^^




農夫たちの衣装も、とってもかわいい。

色のコンビネーションも素敵(*^^)

うっとりです。










リボンを巧みに使って、新体操のように踊るダンスが、

本当にすごい。

”リボンの舞”とでも、言いたいくらい。

 リフト、といえば、Simoneさんも、

軽々とリフトされておりました。

まあ、一応女性の役なので、、、。

















ほら、素敵な衣装。うっとり☆




この赤い花をつけているのが、Alain役のMichael Stojkoさん。

もじもじして、不思議ちゃんですが、なんとも憎めない役。

第一幕の最後は、嵐に吹かれて、宙つり。

歌舞伎みたいでした。

 最後のシーン。

結局Lise と  Colasの恋仲が認められ、結婚。

めでたしめでたし、、のエンディングのあと、

誰もいないSimoeie の家に、怪しい忍び寄る陰。

大好きな赤いかさを見つけたAlainが、

傘を見つけて、大喜びで、スキップして帰っていく。

そんな微笑ましい、終わり方。







こんなバレエもあるんだ、、と改めて、

バレエの奥深さに感動。

ほんわか幸せな気分になる、、そんな素敵な演目でした。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    なんだかわたしも感慨深い気持ちになりました。
    かわいい写真の息子さんが一人前の社会人になり日本に長期出張とはなかなかよいですね。行ってらっしゃいと声をかけたい気持ちです。ynparisより

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  2. YNPARISsama.

    そうそう、かわいかったんですよ。 今やパパをも上回る、巨体、、。

    でも、母にとっては、万年三歳児ですね^^

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